株価指数先物【寄り前】 +1σまでの調整を経て押し目狙いのロング対応

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先物

大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 62510 -150 (-0.23%)
TOPIX先物 3880.0 +11.0 (+0.28%)
シカゴ日経平均先物 62500 -160
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 12日の米国市場は、NYダウが上昇した一方で、 S&P500、ナスダックは下落。4月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.8%上昇と市場予想(3.7%程度)を上回った。インフレが再び加速しているとして、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに慎重になるとの見方から売りが先行した。

 イラン情勢を巡る不透明感が根強いなか、イラン議会の報道官が再び攻撃を受ければウラン濃縮を進める可能性に言及。WTI原油先物相場が1バレル=102ドル台に上昇したことで、半導体やAI(人工知能)関連株に利益確定の売りが出て、フィラデルフィア半導体株(SOX)指数の下落率は3%を超えた。ただ、ディフェンシブ株の一角に買いが入ったことで、NYダウはプラス圏を回復。

 NYダウ構成銘柄ではユナイテッドヘルス・グループ、ウォルマート、アムジェン、コカ・コーラ、JPモルガン・チェースが買われた。半面、セールスフォース、IBM、キャタピラー、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムが軟調。

 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比160円安の6万2500円だった。12日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比40円安の6万2620円で始まった。直後につけた6万2740円を高値に軟化し、6万2340円まで売られた。米国市場の取引開始後に6万2660円と日中比変わらずの水準まで戻したがロングは強まらず、反対に中盤にかけて6万1800円まで下落幅を広げる場面もみられた。終盤にかけてショートカバーが入る形で下げ幅を縮め、6万2510円でナイトセッションの取引を終えた。
 
 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売りが先行することになろう。米国市場では半導体やAI関連株に利益確定の売りが出ており、東京市場でもソフトバンクグループ<9984>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]などが日経平均株価の重荷になりそうだ。特にソフトバンクグループは引け後に決算発表を控えていることもあり、同社の値動きに先物市場も振らされやすくなりそうである。

 一方、トランプ大統領は14日から2日間、中国の習近平国家主席と北京で会談する予定である。イラン情勢が首脳会談の議題の1つになる見通しであり、積極的な売買は手控えられすいとみられ、下へのバイアスが強まる相場展開にはならないだろう。日経225先物はナイトセッションで6万1800円まで売られたが、ボリンジャーバンドの+1σ(6万1600円)に接近してきた。短期的にショートが強まる局面では、押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。そのため、オプション権利行使価格の6万1500円から6万3500円のレンジを想定する。

 12日の米VIX指数は17.99(11日は18.38)に低下した。一時19.10まで切り上がり、25日移動平均線(18.33)、200日線(18.37)を上回る場面もみられた。ただ、その後は下げに転じており、両線を下回って終える形だった。25日線が下向きで推移していることで、同線が抵抗線として機能するかを見極めたいところであろう。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で16.19倍(11日は16.24倍)に低下した。後場終盤にかけて16.16倍まで下げる場面もみられ、+1σ(16.13倍)水準まで下げてきた。米ハイテク株安の流れからNTショートに振れやすいだろうが、+1σ割れから16.00倍に接近するようだと、いったんはリバランスによりNTロングを組成する動きが入りそうだ。







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