JX金属は急落、今期業績予想の物足りなさが意識されCB発行で潜在的な希薄化懸念も◇
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JX金属<5016.T>は急落している。同社は11日の取引終了後、26年3月期の連結決算発表にあわせ、27年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比5.1%増の9300億円、最終利益は同8.9%増の1140億円を見込む。前期の年間配当を従来予想から4円増額したうえで、今期の年間配当は前期比11円減配の20円を計画する。あわせて自社株TOB(公開買い付け)の実施を開示。ENEOSホールディングス<5020.T>が保有する株式の一部を売却する方向で、これに関連してJX金属はユーロ円建ての転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行による資金調達の実施も公表した。金利上昇が見込まれるなかでゼロクーポン/オーバー・パー発行による資金調達コストの最小化を図ったものの、株式市場ではCB発行による潜在的な1株利益の希薄化懸念が膨らんだもよう。今期の業績予想は保守的で物足りないとの受け止めも多く、売りを浴びる格好となった。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS