株価指数先物【寄り前】 半導体やAI関連株にらみの相場展開

投稿:

先物

大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 62890 +490 (+0.78%)
TOPIX先物 3874.0 +32.0 (+0.83%)
シカゴ日経平均先物 62935 +535
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 11日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。トランプ米大統領は、戦闘終結に向けた米側の提案に対するイランの回答について「まったく受け入れられない」とSNSに投稿するなど、協議を巡る先行き不透明感が相場の重荷になった。ただし、AIの進化で半導体メモリーの使用が膨らむとの見方からマイクロン・テクノロジーが急伸するなど、半導体やAI関連株への買いが続き、相場全体の支えになった。S&P500指数、ナスダック指数は最高値を更新したほか、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は2%を超える上昇で初めて1万2000台に乗せた。

 NYダウ構成銘柄ではキャタピラー、ハネウェル・インターナショナル、シスコシステムズ、エヌビディア、シェブロンが買われた。半面、ナイキ、ウォルト・ディズニー、IBM、セールスフォース、ウォルマートが軟調。

 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比535円高の6万2935円だった。11日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比260円高の6万2660円で始まった。直後につけた6万2480円を安値に、その後は6万2550円~6万2750円辺りでの保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にレンジを上抜ける形で6万2900円台を回復した。終盤にかけて6万2950円まで買われた後は6万2800円~6万2950円でのレンジ推移が続き、6万2890円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行することになろう。ただし、米国とイランの戦闘終結に向けた交渉の進展を見極めたいところである。トランプ大統領は14日から2日間、中国の習近平国家主席と北京で会談する予定である。イラン情勢が首脳会談の議題の1つになる見通しであるため、積極的な売買は手控えられすいだろう。

 また、ナイトセッションでリバウンドをみせたものの、前日に6万3810円から6万2360円までの下落に対する自律反発の範囲である。6万3000円台を早い段階で回復する動きをみせないと、短期的に戻り待ち狙いのショートを誘う可能性はありそうだ。米中首脳会談を控え、下へのバイアスが強まる展開は考えにくいが、ロングポジションをニュートラルに近づけることで上値を抑えられる可能性はありそうだ。

 引き続き、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]など、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株にらみの相場展開になろう。昨日はこの3銘柄で日経平均株価を600円超押し下げる形だったことで、先物市場でのショートに向かわせていた。米国市場の流れを受けて買いが先行することになろうが、買い一巡後の動向に敏感に反応しそうである。

 日経225先物は上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(6万1390円)と+2σ(6万4330円)とのレンジを継続。オプション権利行使価格の6万2500円から6万3500円でのレンジを想定する。

 11日の米VIX指数は18.38(8日は17.19)に上昇した。ボトム圏での推移ではあるが、200日移動平均線(18.37)を捉えてきた。同線が抵抗線として機能するかを見極めたいところであり、200日線を上抜けてくるようだと、25日線(18.64)突破も意識されてくるため、やや神経質にさせそうだ。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で16.24倍(8日は16.39倍)に低下した。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株に資金が向かうなかで、朝方には16.57倍まで上昇する場面もみられたが、その後はリバランスの動きになった。+1σ(16.09倍)まで低下してくるとNTロングを組成するタイミングになろう。

株探ニュース

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。