話題株ピックアップ【夕刊】(2):五洋建、ハウス食G、住友ベ

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■五洋建設 <1893>  2,066円   +236 円 (+12.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率10位
 五洋建設<1893>が大幅反発。前週末8日の取引終了後に発表した27年3月期連結業績予想で、売上高8180億円(前期比3.0%増)、営業利益590億円(同6.7%増)、純利益350億円(同0.9%増)と過去最高業績の更新を見込み、年間配当予想を前期比4円増の52円としたことが好感された。資材価格の上昇などが利益を圧迫するものの、大型港湾工事や物流施設、防衛関連などの豊富な手持ち工事の進捗により国内事業は横ばいを予想。一方、海外事業は前期に受注した大型工事の本格化やシンガポールの大型病院工事の進捗、利益重視のマネジメント徹底などで黒字転換を見込んでおり、業績を牽引する。なお、26年3月期決算は、売上高7943億600万円(前の期比9.2%増)、営業利益553億400万円(同2.5倍)、純利益346億9200万円(同2.8倍)だった。同時に、上限を360万株(自己株式を除く発行済み株数の1.32%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は5月11日から7月31日までで、株主還元の充実及び資本効率の向上を図ることが目的としている。

■ハウス食品グループ本社 <2810>  3,337円   +377.5 円 (+12.8%)  本日終値
 ハウス食品グループ本社<2810>が後場急伸。午後2時30分ごろに発表した27年3月期連結業績予想で、売上高3225億円(前期比1.7%増)、営業利益185億円(同1.4%増)、純利益170億円(同2.3倍)を見込み、年間配当予想を前期比30円増の100円としたことが好感された。主力の香辛・調味加工食品事業は家庭用を牽引役に増収を予想する一方、減価償却負担の増加による減益を見込むが、中国カレー事業の持続的成長や米国大豆事業の損益構造改革加速で海外食品事業は増益を予想。健康食品事業や外食事業も増収増益を見込む。なお、26年3月期決算は、売上高3169億7700万円(前の期比0.5%増)、営業利益182億4600万円(同8.8%減)、純利益73億6000万円(同41.1%減)だった。同時に自社株買いと自社株の消却も発表しており、これも好材料視された。自社株買いは上限を1200万株(自己株式を除く発行済み株数の13.16%)、または260億円としており、取得期間は5月12日から来年4月23日まで。取得した自社株は全株式を消却する予定。また、5月29日付で自社株640万株(消却前発行済み株数の6.50%)を消却するとしている。

■住友ベークライト <4203>  6,236円   +690 円 (+12.4%)  本日終値
 住友ベークライト<4203>は後場急騰し、上場来高値を更新した。きょう午前11時30分ごろ、26年3月期の連結決算を発表した。売上高は前回予想の3165億円から3198億6700万円(前の期比5.0%増)、最終利益は255億円から280億1400万円(同45.3%増)に上振れして着地しており、好感した買いが集まった。主力の半導体関連材料セグメントはAI関連用途の需要拡大や中国の旺盛な半導体需要の継続などを背景に大幅な増収増益を達成した。あわせて27年3月期の通期業績予想を開示。売上高予想は3370億円(前期比5.4%増)、最終利益予想は285億円(同1.7%増)とした。AIサーバー需要拡大を中心に伸長する半導体関連材料セグメントをはじめ各事業で増収増益を見込む。年間配当予想は中間・期末各60円の合計120円(前期実績は110円)とした。 

■フィード・ワン <2060>  1,220円   +128 円 (+11.7%)  本日終値
 フィード・ワン<2060>が切り返し急。同社は前週末8日の取引終了後、26年3月期の連結決算発表にあわせ、27年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比9.1%増の3170億円、経常利益は同2.2%増の88億円を見込む。前期に続き過去最高益の更新を計画するほか、年間配当予想は同6円50銭増配の52円としており、評価されたようだ。今期は輸入原料価格の上昇懸念があるなかで価格改定効果を見込むほか、無魚粉飼料の拡大により競争優位性を高める計画。前期の売上高は前の期比1.8%減の2906億7500万円、経常利益は同26.9%増の86億1200万円だった。

■プレミアグループ <7199>  2,052円   +208 円 (+11.3%)  本日終値
 プレミアグループ<7199>が後場に上げ幅を急拡大。年初来高値を更新し、2000円台に乗せた。11日、26年3月期の連結決算発表にあわせ、27年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比15.8%増の510億円、最終利益は同13.7%増の69億円を見込む。2ケタの増収増益で過去最高益を連続で更新する見通し。年間配当予想は同10円増配の64円としており、好感されたようだ。サービスブランドの「カープレミア」の認知拡大や有料会員組織の「カープレミアクラブ」を拡大するなどして、業績の向上を目指す。あわせて30年3月期に売上高840億円、最終利益140億円に伸ばす中期経営計画も公表した。26年3月期の売上高は前の期比21.0%増の440億4200万円、最終利益は同30.5%増の60億6900万円だった。

■アトム <7412>  672円   +68 円 (+11.3%)  本日終値
 8日に決算を発表。「今期最終は黒字浮上へ」が好感された。
 アトム <7412> [東証S] が5月8日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期の最終損益(非連結)は15億円の赤字(前の期は5.3億円の黒字)に転落したが、27年3月期は100万円の黒字に浮上する見通しとなった。

■ジンズホールディングス <3046>  7,250円   +710 円 (+10.9%)  本日終値
 ジンズホールディングス<3046>が急反騰し年初来高値を更新。前週末8日の取引終了後に発表した4月度の月次売上状況(速報)で、国内アイウェアショップの既存店売上高が前年同月比10.5%増と39カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。継続的な販促や店舗における接客強化施策により、顧客1人当たりの購買価格が向上したことに加えて、季節商材が売り上げを牽引した。また、インバウンド需要の取り込みも売り上げ増加につながった。なお、全店売上高は同18.2%増だった。

■コナミグループ <9766>  21,090円   +1,960 円 (+10.3%)  本日終値
 コナミグループ<9766>が4連騰。前週末8日の取引終了後に発表した27年3月期連結業績予想で、売上高5050億円(前期比2.3%増)、営業利益1430億円(同5.2%増)、純利益1010億円(同1.0%増)と4期連続で過去最高業績を見込むほか、年間配当予想を前期比2円50銭増の224円としたことが好感された。家庭用ゲーム機向けタイトルを中心とする主力のデジタルエンタテインメント事業で、「メタルギア」シリーズの集大成となるコレクションの第2弾「METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2」の発売を予定しているほか、「SILENT HILL」シリーズの最新作や「Castlevania」シリーズの最新作も発売に向け制作中。また、6月に開催予定のワールドカップ効果で4月に累計10億ダウンロードを突破した「eFootball」の貢献も期待されている。26年3月期決算は、売上高4936億7700万円(前の期比17.1%増)、営業利益1358億9100万円(同33.3%増)、純利益1000億1300万円(同33.9%増)だった。デジタルエンタテインメント事業で「メタルギア」「SILENT HILL」など各シリーズのリピート販売などが好調に推移した。

■イエローハット <9882>  1,650円   +153 円 (+10.2%)  本日終値
 イエローハット<9882>が急反発。同社は前週末8日の取引終了後、26年3月期の連結決算発表にあわせ、取得総数600万株(自己株式を除く発行済み株式総数の7.0%)、取得総額75億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。株式の需給インパクトを意識した買いが入ったようだ。取得期間は5月18日から来年2月26日まで。取得した全株式を来年3月23日に消却する予定。また、同社は26年3月期の期末配当について、直近の予想から4円増額して33円(年間62円)としたうえで、27年3月期の年間配当予想は前期比6円増配の68円とした。26年3月期の決算は売上高は前の期比11.2%増の1712億8000万円、経常利益は同1.5%減の165億8200万円だった。経常利益は増益予想から一転、減益で着地した。27年3月期は売上高が前期比2.8%増の1760億円、経常利益が同4.9%増の174億円と予想。このほか、同社は配当性向100%の配当実施などを求めるストラテジックキャピタル(東京都港区)側の株主提案に対し、全ての議案に反対すると発表した。

■山口FG <8418>  2,899円   +259 円 (+9.8%)  本日終値
 山口フィナンシャルグループ<8418>が大幅反発し、上場来高値を更新した。同社は前週末8日の取引終了後、26年3月期の連結決算発表にあわせ、27年3月期の純利益が前期比36.3%増の450億円になる見通しを示した。過去最高益の更新を計画する。また今期の年間配当予想は同32円増配の96円としたほか、自社株買いの実施も発表しており、ポジティブ視されたようだ。自社株の取得総数は500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.42%)、取得総額100億円を上限とする。取得期間は5月11日から10月30日。26年3月期の連結決算は純利益が前の期比6.6%減の330億800万円。有価証券関係損益が減少した一方で貸出金利益が拡大。最終減益となったものの、計画に対して上振れして着地した。

株探ニュース

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