富田隆弥の【CHART CLUB】 スピード調整、5月中旬に買い場探し

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コラム

「スピード調整、5月中旬に買い場探し」

◆日経平均株価は4月27日に6万0537円と終値ベースで史上最高値を更新し、取引時間中の最高値を6万0903円まで伸ばした。3月末の5万1063円から4週間で18.5%高、上昇幅が9474円に及ぶ急騰となった。

◆ただ、27日の騰落銘柄数(東証プライム)は値上がり684に対し値下がりが838と上回り、年初来安値銘柄も223を数えた。ひと握りの値がさハイテク株が日経平均株価を押し上げており、TOPIX(東証株価指数)は3700ポイント台での小動きが続く。この日のNT倍率は16.2倍と過去最高水準に達している。

◆だが、こうした二極化相場も大型連休を控えて一服感が生じている。27日に急騰したキーエンス <6861> [東証P]やファナック <6954> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、フジクラ <5803> [東証P]などがスピード調整をみせ、日経平均株価も4月30日時点で続落し、2営業日の下げ幅は1253円に達している。

◆テクニカル指標が警戒信号を灯していただけに、ここでの調整は自然な動きといえるが、過熱感の解消にはしばらく時間を要する可能性もある。また、5月前半は機関投資家による益出しの売りが出やすい時期だ。中旬にかけて3月期決算の発表が本格化するため、中東情勢が企業業績に与える影響を見極めたいところでもある。

◆もっとも、日経平均株価には6~7月の夏相場に上昇しやすいアノマリー(経験則)がある。それを踏まえると、5月中旬にかけての調整局面は、押し目買いを探るタイミングとなりそうだ。

(4月30日 記、次回更新は5月16日を予定。5月9日は休載させていただきます)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ




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