<動意株・1日>(大引け)=キーエンス、スピー、アストマクスなど
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キーエンス<6861.T>=急反発で大勢2段上げの様相。前日はマド開け急騰後の一服局面にあったが、押し目ではすかさず買いが流入し、マドを開けたままの状態で大勢2段上げを意識させる展開に。FA用各種センサーや測定器・制御機器などの開発・製造を手掛け、世界的にも屈指の競争力を有している。北米や中南米、中国を含むアジア地域でセンサーの販売が絶好調に推移し業績を押し上げ、26年3月期はトップライン、営業利益ともに過去最高更新を継続、27年3月期も会社側未開示ながら大幅な増収増益が有望視されている。同社もまた世界的に増勢一途のAI関連投資需要の恩恵を享受しており、AIデータセンター及び周辺の電力インフラ機器向けセンサー関連が好調なほか、ハードウェア以外でも、生産現場で取得される各種データを統合してリアルタイムで分析・活用するデータ分析プラットフォームなどで顧客ニーズを取り込んでいる。配当利回りは1%未満と低いが、同社の株主総会において自己株取得に関し定款に追加することを付議する見通しも示されていることから、株主還元に前向きなスタンスが新たな評価ポイントとして意識されている面もあるようだ。 Speee<4499.T>=後場急動意。子会社のDatachainがきょう午前11時30分ごろ、Swift(スイフト)システムと連携したステーブルコインによる送金システムに関する特許登録が完了したと発表しており、材料視した買いが集まっている。今回の特許取得により、既存の国際銀行間通信網であるスイフトのAPIフレームワークを活用し、銀行を経由したステーブルコイン送金を実現するシステムの構成及び処理方法に関する技術が保護対象となった。なお、同社は国際出願及び主要国での特許出願も並行して進めている。 アストマックス<7162.T>=物色人気にストップ高。同社は4月30日の取引終了後、これまで未定としていた26年3月期の連結業績について、速報値を発表。売上高は前の期比22.2%増の252億5800万円、最終損益は19億5600万円の黒字(前の期は1億4600万円の赤字)となった。未定としていた期末一括配当は前の期比1円増配の8円とする。黒字転換とともに過去最高益を更新する形となり、好感されたようだ。イラン情勢の緊迫化に伴い、原油や天然ガスが急騰したのを背景に電力価格が急上昇し、電力取引関連事業のヘッジポジションで大幅な収益計上をすることになり、損益を押し上げた。 ファンデリー<3137.T>=投資マネー集中。一時26%超の急騰で290円台目前まで駆け上がった。個人投資家資金を呼び込み、低位株ならではの人気を博している。同社は栄養士が考案した健康食品の冷凍弁当を宅配する事業を展開しているが足もとの業績は回復色が鮮明。4月30日取引終了後に発表した27年3月期の業績予想は、売上高が前期比15%増の30億2700万円、営業利益は同43%増の1億8700万円を見込んでいる。更に、決算と併せて株主優待制度の拡充を発表した。保有株数に応じて贈呈する食事クーポンの金額を5000~2万円と、従来の3000~1万5000円から増額する。これを受けて株価が強く刺激される格好となった。 グローバルセキュリティエキスパート<4417.T>=大底圏もみ合いから急速に上放れる。中堅・中小企業を主要顧客にサイバーセキュリティー教育や関連サービスを手掛けるが、システムの脆弱な中小企業向けのセキュリティー市場は開拓余地が大きく、同社の収益の伸びしろは大きいとみられる。そうしたなか、4月30日取引終了後に発表した27年3月期の業績予想は、売上高が前期比25%増の137億7800万円、営業利益が同31%増の29億3900万円と大幅な伸びを見込み、過去最高更新が続く見通しにある。また、前期配当を従来計画に1円87銭増額し34円60銭に上方修正した。今期はそこから更に14円51銭上乗せし、49円11銭を計画している。株主還元姿勢の強化も好感されている。 ワシントンホテル<4691.T>=切り返し急で新値街道再突入。ワシントンHは4月30日の取引終了後、藤田観光<9722.T>がワシントンH株37万8400株を5月1日に取得する予定だと発表。1日午前10時に、藤田観から取得したとの連絡があり、同社が主要株主となったと開示した。議決権ベースで藤田観によるワシントンH株の保有割合は7.10%から10.22%に上昇した。ワシントンHを巡っては直近でアパホールディングス(東京都港区)らが大株主に浮上していたことが明らかとなっており、4月17日提出の変更報告書で保有割合は6.24%に上昇していた。ワシントンHと藤田観は今年2月に業務提携を発表している。アパホールディングスによる買い増し後の藤田観の株式追加取得を受け、ワシントンH株に対して需給面での思惑が台頭し、買いが集まったようだ。藤田観の大株主順位は2位で変動はない。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS