話題株ピックアップ【夕刊】(2):マキタ、ミスミG、村田製
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■マキタ <6586> 5,868円 +416 円 (+7.6%) 本日終値 マキタ<6586>が3連騰。28日の取引終了後に発表した27年3月期連結業績予想で、売上高8200億円(前期比5.5%増)、営業利益1100億円(同5.1%増)、純利益810億円(同2.0%増)と増収増益を見込み、中間配当を79円(前年同期20円、年間配当は未定)としたことが好感された。ラインアップの拡充や販売人員の増強を進めることで、ハイパワー・長寿命・高耐久の「40Vmaxリチウムイオンバッテリ」シリーズの園芸やインフラ関連といった建築市場以外の新たな分野の市場開拓を期待する。なお、想定為替レートは1ドル=155円(前期実績150円67銭)、1ユーロ=180円(同174円64銭)、1元=22円50銭(同21円22銭)としている。同時に発表した26年3月期決算は、売上高7776億円(前の期比3.2%増)、営業利益1047億500万円(同2.2%減)、純利益794億1400万円(同0.1%増)だった。「40Vmax」製品の伸長により増収となったものの、販売人員や広告宣伝費の増加などが利益を圧迫した。なお、年間配当は150円としている。 ■ミスミグループ本社 <9962> 3,589円 +254 円 (+7.6%) 本日終値 ミスミグループ本社<9962>が後場終盤になって急伸し年初来高値を更新。午後3時ごろに発表した27年3月期連結業績予想で売上高4915億円(前期比11.4%増)、営業利益550億円(同15.5%増)と2ケタ営業増益を見込むことが好感された。データセンターや半導体などの成長産業における自動化需要がグローバルで持続的に高まっていることが追い風となる。なお、純利益は前期に法人税等調整額が減少した一過性の要因があったことから374億円(同7.6%減)と減益を見込む。同時に上限を1300万株(自己株式を除く発行済み株数の4.91%)、または300億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は5月22日から来年3月31日までで、資本効率の向上及び株主還元の充実を図るためとしている。 ■明和産業 <8103> 830円 +57 円 (+7.4%) 本日終値 明和産業<8103>が後場急伸。午後1時30分ごろに発表した27年3月期連結業績予想で、売上高1700億円(前期比3.1%増)、営業利益42億円(同1.6%増)、純利益37億円(同9.7%増)を見込み、年間配当予想を前期比5円増の47円としたことが好感された。引き続き中期経営計画の注力領域である「モビリティ」「環境」「生活」における取り組みを推進し増収増益を目指す。なお、26年3月期決算は、売上高1649億2700万円(前の期比5.2%増)、営業利益41億3200万円(同15.8%増)、純利益33億7400万円(同0.1%減)だった。 ■日本精化 <4362> 2,545円 +160 円 (+6.7%) 本日終値 日本精化<4362>が大幅に3日続伸。同社は28日取引終了後、27年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比6.7%増の57億円としていることや、年間配当計画を前期比6円増配の104円としていることが好感されたようだ。売上高は同10.7%増の374億円を見込む。経営基盤の更なる強化に取り組むとともに、収益拡大への貢献が期待できる品目への選択と集中を推進する方針。なお、前提為替レートは1ドル=155円、1ユーロ=180円としている。 ■村田製作所 <6981> 5,156円 +316 円 (+6.5%) 本日終値 村田製作所<6981>は後場急伸し、上場来高値を更新した。きょう午後2時ごろ、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は1兆9600億円(前期比7.1%増)、最終利益予想は2930億円(同25.3%増)とした。同時に取得総数7500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.12%)、取得総額1500億円を上限とする自社株買い及び消却を実施すると開示しており、これらを好感した買いが集まった。今期はコンデンサーを中心にデータセンター関連需要の増加を背景とした増収を見込む。26年3月期は売上高が前回予想の1兆8000億円から1兆8308億5600万円(前の期比5.0%増)、最終利益が2200億円から2339億2000万円(同微増)で着地した。各利益は減益予想から一転し増益となった。積層セラミックコンデンサー(MLCC)の売り上げがサーバー向けのほか、スマートフォンや代理店向けで拡大した。なお、自社株買いは5月11日から27年1月29日までを取得期間として行う。取得した全株式は27年2月26日付で消却する。 ■ジャパンディスプレイ <6740> 100円 +6 円 (+6.4%) 一時ストップ高 本日終値 ジャパンディスプレイ<6740>はストップ高。祝日前28日取引終了後、日本経済新聞による3月8日付の対米投融資を巡る報道についてコメントを発表した。最先端ディスプレー工場の運営や技術支援について「検討を行っていることは事実」としつつ、現時点で具体的な内容や条件について決定した事実はないとした。開示すべき事実が生じた場合には速やかに知らせるという。これが株価の刺激材料となり、改めて物色が強まったようだ。 ■NGK <5333> 4,961円 +291 円 (+6.2%) 本日終値 NGK<5333>は4日続伸。この日午後1時40分ごろ、27年3月期連結業績予想について売上高を7100億円(前期比6.0%増)、営業利益を1070億円(同12.6%増)と発表した。売上高、営業利益とも連続で過去最高を更新する見通し。配当予想も106円(前期80円)と増額した。これを好感した買いが入った。AI用途を中心とする半導体需要の拡大により、半導体製造装置用製品やハイセラムキャリアなどが引き続き伸びる見込み。NAS電池の製造終了に伴う特別損失を前期に計上した反動で、純利益段階でも過去最高となる見通しだ。なお、同時に発表した26年3月期決算は、売上高が6701億2500万円(前の期比8.2%増)、営業利益が949億9700万円(同16.9%増)だった。あわせて自社株買いを実施すると発表した。650万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.3%)を上限に、5月1日朝の名古屋証券取引所の自己株式立会外買付取引(N-NET3)で買い付ける。買い付け価格は4月30日の終値。 ■SUMCO <3436> 2,476円 +128.5 円 (+5.5%) 本日終値 SUMCO<3436>がマドを開け急騰、一時19%を超える上昇で2800円台目前まで買われた。時価は21年7月以来約5年ぶりの高値ゾーンに浮上した。米国ではインテルが強烈な上昇トレンドを形成し、前日の米国株市場でも12%を超える急騰で上場来高値圏を舞い上がっており、マーケットでも話題となっている。そのなか、半導体シリコンウエハーで世界屈指の同社は、インテルを主要顧客としていることから連想買いを誘っている。また、国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が、2026年1~3月期における世界のシリコンウエハー出荷量が前年同期比13.1%増になったと前日発表しており、これが株価の刺激材料となったとの見方も出ている。株式需給面では「直近メリルリンチ手口で貸株市場を経由した空売り残高が急増していたが、このショートスクイーズ効果も発現している」(中堅証券ストラテジスト)という指摘がある。 ■タカラスタンダード <7981> 2,964円 +144 円 (+5.1%) 本日終値 タカラスタンダード<7981>が後場急上昇。正午ごろに発表した27年3月期の連結業績予想で、売上高2600億円(前期比2.9%増)、営業利益208億円(同9.0%増)、純利益154億円(同2.2%増)を見込み、年間配当予想を前期比8円増の124円としたことが好感された。新築戸建て向けでシェア拡大及び販売単価の上昇を引き続き進めるほか、新築集合向けでグレードアップ提案やオプション拡販による単価上昇を進め新築市場の売り上げ拡大を目指す。一方のリフォーム向けでは幅広い商品ラインアップの提案を継続し販売数量の増加を見込むとともに一部製品で価格改定も実施し成長を図る。26年3月期決算は、売上高2527億5600万円(前の期比3.9%増)、営業利益190億8300万円(同22.1%増)、純利益150億7300万円(同35.9%増)だった。新築向けが戸建・集合ともに堅調だったほか、リフォーム向けも下期に好調となり寄与した。増収に加えて、粗利率の改善や経費の抑制などに取り組んだことも寄与した。 ■大倉工業 <4221> 4,965円 +240 円 (+5.1%) 本日終値 大倉工業<4221>は後場急伸。きょう午後0時30分ごろ、26年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表した。売上高が240億2600万円(前年同期比10.8%増)、営業利益が22億4500万円(同33.8%増)だったとしており、業況を好感した買いが集まっている。合成樹脂製品の製造・販売を手掛けるフジコーを連結子会社化したことや、大型液晶テレビ向け光学フィルムが好調に推移したことが業績に寄与した。営業利益の通期計画(65億円)に対する進捗率は約35%となった。 株探ニュース