<動意株・28日>(大引け)=豊田合、小松ウオール、ティラドなど

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 豊田合成<7282.T>=後場急伸。同社は28日、26年3月期の連結決算を発表。売上高は前の期比8.2%増の1兆1467億7200万円、最終利益は同70.7%増の620億900万円となった。これまでの会社計画を上振れして着地した。また、3月31日を基準日とする前期の期末配当については従来予想から28円増額の88円(年間138円)で決定した。今期は増収・最終減益の見通しとなっているものの、発射台となった前期の利益水準が切り上がったことを踏まえ、ガイダンスに対しては前向きな評価が広がっているもよう。更に、9月30日を基準日として10月1日付で1株を5株に分割することも公表した。今期の年間配当予想は株式分割前のベースで175円。実質増配を計画しており、これらを評価した資金が流入し株高に弾みをつけた。今期の想定為替レートは1ドル=155円。原価改善効果などが利益を押し上げる要因となる。

 小松ウオール工業<7949.T>=マド開け急伸。27日の取引終了後、26年3月期の単体決算発表にあわせ、27年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比4.0%増の486億円、経常利益は同3.8%増の43億1000万円を見込む。前期に続き過去最高益を更新する計画を示し、ポジティブ視されたようだ。3月末時点で受注残は増加しており、オフィス向けの可動間仕切りや移動間仕切りの堅調な推移を予想する。年間配当予想は同5円増配の135円とした。26年3月期の売上高は前の期比4.7%増の467億2500万円、経常利益は同10.5%増の41億5000万円だった。

 ティラド<7236.T>=物色人気集中でストップ高。6日ぶりに急速に切り返す展開となっている。自動車向けを主力にラジエーターやオイルクーラーなどの熱交換器を手掛けるが、業績成長トレンドをまい進しているほか、株主還元に積極姿勢をみせていることでマーケットの注目を浴びている。同社が27日取引終了後に開示した26年3月期決算は営業利益が前の期比54%増の112億4900万円と急拡大し、過去最高利益を大幅更新した。また、27年3月期も同利益は前期比4%増の117億円予想とピーク更新が続く見通しだ。国内とアセアン地域での売り上げ拡大が収益に貢献している。また、好業績を背景に増配姿勢を強め、26年3月期の年間配当は従来計画の320円に240円増額し560円とするほか、27年3月期はそこから更に240円の大幅増配となる800円を計画している。配当利回りは前日終値換算で9.9%に達する。これがポジティブサプライズとなり、大口の投資資金を呼び込む格好となった。

 五洋建設<1893.T>=大幅続伸で底入れ反騰局面に。4月8日に戻り高値を形成したものの、翌9日以降はほぼ一貫して下値を探る動きを強いられていたが、今週明けから流れが変わった。海洋土木を得意とするゼネコン準大手だが、国土強靱化や防衛関連の国策案件で港湾整備が業績を後押しするほか、海外においても収益採算が改善している。海底インフラでも高実績を有し、洋上風力発電分野に傾注。積載能力の高い新型ケーブル敷設船(CLV)に総額約365億円を投じ2028年の稼働を予定しているが、これは電力ケーブルだけでなく、長距離の光海底ケーブル敷設でもビジネスチャンスがある。世界的に驚異的なスピードでAIインフラ投資が拡大するなか、海洋領域で主役級の活躍が期待されるとの見方が見直し買いを誘導している。

 北川精機<6327.T>=ストップ高。真空環境下でのプリント基板プレス装置を主力としており、世界的にもトップクラスの商品競争力を誇る。AIデータセンター投資が加速するなかで、AI半導体向けプレス装置にも特需が発生しており業績は絶好調だ。5月8日に発表される26年3月期の決算発表を前に、貸株市場経由で調達したショート筋が買い戻しを急いでいる。株価は青空圏突入で戻り売り圧力からも完全に解放された状態にある。

 インスペック<6656.T>=人気加速でストップ高。半導体セクターに投資資金の流入が顕著となるなか、同関連の中小型株にもリターンリバーサル狙いの買いが向っている。そのなか、同社は半導体パッケージ基板の外観検査装置などを手掛けており、AI半導体向け需要の獲得に期待がかかっている。26年4月期の営業利益は前期比11%増益と2ケタ伸長を見込むが、27年4月期は伸び率が加速する可能性も指摘される。時価総額が30億円未満と小型ながら、浮動株比率が高く出来高流動性に富んでおり、株式需給面では貸株規制対象となるなど株不足の思惑などから上値を見込んだ投資マネーが流入している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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