株価指数先物【寄り前】 アドバンテストの反応を見極めつつ、押し目狙いのロング対応

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先物

大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 60200 -40 (-0.06%)
TOPIX先物 3722.5 -9.5 (-0.25%)
シカゴ日経平均先物 60220 -20
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 27日の米国市場は、NYダウが下落した一方で、 S&P500、ナスダックは上昇。S&P500指数およびナスダック指数は連日で史上最高値を更新した。イラン革命防衛隊がホルムズ海峡付近でコンテナ船2隻に乗り込んだと伝わるなか、米国とイランの戦闘終結に向けた交渉を巡る不透明感が重荷になった。ただ、協議は難航しているものの、イランが新たな提案を提出したと報じられたことで、事態が急激に悪化することはないとの見方もあって底堅さはみられた。

 NYダウ構成銘柄ではエヌビディアが4%高で半年ぶりに最高値を更新したほか、アマゾン・ドット・コム、ベライゾン・コミュニケーションズ、アメリカン・エキスプレス、ゴールドマン・サックス・グループが買われた。半面、マクドナルド、ウォルマート、IBM、コカ・コーラ、メルクが軟調。

 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比20円安の6万0220円だった。27日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比100円高の6万0340円で始まった。ロング優勢の流れとなり6万0640円まで買われる場面もみられた。米国市場の取引開始後に軟化し、中盤にかけて6万0010円まで売られたが6万円台をキープ。売り一巡後は6万0050円~6万0280円辺りで保ち合い、日中比40円安の6万0200円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや利食い先行で始まろう。注目されたアドバンテスト<6857>[東証P]の決算反応は、見通しがコンセンサス上限に届かなかったことによりPTS(私設取引)で4%あまり下落したが、ADR(米預託証券)では2%ほどの下げとなっている。フィラデルフィア半導体株(SOX)指数の連騰記録が18日でストップしたこともあり、短期的なショートを誘う可能性はあるだろう。

 ただし、米国ではエヌビディアのほか、アルファベットが最高値を更新するなど、大型テック株が買われ、相場を下支えている。マイクロン・テクノロジーやインテル、サンディスクなどの半導体株の上昇も目立ち、半導体やAI(人工知能)関連株に対する押し目待ちの買い意欲は強そうだ。

 ゴールデンウィークに突入するため、積極的にはポジションを傾けにくい状況である。日経225先物は上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(5万9290円)と+2σ(6万2260円)とのレンジを継続するなかで、6万円近辺では押し目狙いのロング対応に向かわせよう。アドバンテストの底堅さが意識されてくるようだと、ショートカバーを誘う形で上へのバイアスが強まる可能性はあるとみておきたい。そのため、オプション権利行使価格の5万9500円から6万1000円辺りのレンジを想定。

 27日の米VIX指数は18.02(24日は18.71)に低下した。一時19.27に上昇する場面もみられたが、その後は軟化して200日移動平均線(18.28)を割り込んで終えている。方向性としては1月22日の15.27や昨年12月24日につけた13.47が射程に入っており、リスク選好に向かわせそうだ。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で16.14倍(24日は16.07倍)に上昇した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株に振らされる形であり、16.25倍まで切り上がった後に16.06倍に低下する場面もみられた。NT倍率は足もとの上昇に対するリバランスが意識されるものの、TOPIX型にシフトする動きは考えにくく、方向性としては引き続きNTロングに振れやすいだろう。




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