話題株ピックアップ【昼刊】:ファナック、キーエンス、ハーモニック

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■ファナック <6954>  7,256円   +1,000 円 (+16.0%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 ファナック<6954>が急反発している。前週末24日の取引終了後に発表した27年3月期の連結業績予想で、売上高9096億円(前期比6.0%増)、営業利益2122億円(同15.5%増)、純利益1849億円(同11.0%増)と2ケタ増益を見込むことを好感した買いが入っている。FA、ロボット、ロボマシンの各部門において、さまざまな分野で堅調な需要が継続すると予想する。なお、想定為替レートは1ドル=150円、1ユーロ=170円としている。26年3月期決算は、売上高8578億3100万円(前の期比7.6%増)、営業利益1837億6300万円(同15.7%増)、純利益1665億4300万円(同12.9%増)だった。FA部門でCNCシステムが、旺盛な外需が牽引役となった国内工作機械メーカーや、インドや設備投資に積極的な産業からの需要が旺盛だった中国で好調に推移。またロボット部門では中国のEV関連向けや一般産業向けが好調に推移した。同時に、上限を1000万株(自己株式を除く発行済み株数の1.07%)、または500億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は5月1日から来年4月30日まで。また、5月29日付で自社株11万1063株(消却前発行済み株数の0.01%)を消却するとあわせて発表した。

■キーエンス <6861>  73,180円   +10,000 円 (+15.8%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 キーエンス<6861>が大口の買い注文で切り返し急、気配値で始まる人気となった。中段でサポートラインとなっていた5日移動平均線をマドを開けて上放れる格好に。FA用各種センサーや測定器・制御機器などの開発・製造大手だが、国内外で抜群の商品競争力を誇っている。北米や中南米、中国を含むアジア地域でセンサーの販売が絶好調に推移しており、前週末24日取引終了後に発表した26年3月期決算は売上高が前の期比10%増の1兆1692億8900万円、営業利益が同8%増の5957億5900万と増収増益基調に陰りがない。売上高、営業利益ともに連続過去最高更新となった。今期業績は非開示ながら成長トレンドは不変とみられている。この好決算を評価する買いが集中し株価を突き上げる形となっている。

■ハーモニック <6324>  4,820円   +625 円 (+14.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が急反発している。前週末24日の取引終了後に集計中の26年3月期連結業績について、売上高が従来予想の570億円から595億円(前の期比6.9%増)へ、営業利益が15億円から25億円(前の期600万円)へ、純利益が13億円から15億8000万円(同54.5%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。主に日本及び北米地域においてロボット向け、半導体製造装置向けの売上高が想定を上回った。また売上高の増加により、これら地域における工場の操業度が上昇したことも寄与した。

■湖北工業 <6524>  5,610円   +590 円 (+11.8%)  11:30現在
 湖北工業<6524>は急動意、5日移動平均線を絡めたもみ合いを大きく上放れ、4月15日につけた上場来高値5350円を一気に抜き去り青空圏に突入した。同社は光海底ケーブルの主要デバイスである光アイソレータやアルミ電解コンデンサー用リード端子で世界トップシェアを誇り、グローバルニッチトップとして脚光を浴びている。政府は海底ケーブルの防護や敷設・保守について欧州連合(EU)と技術協力すると報じられており、海底ケーブル分野で世界3強の一角を占めるNEC<6701>をはじめ、関連企業に商機が高まっている。そのなか、同社が手掛ける光アイソレータは光を一方向に通過させる(逆方向への戻り光を遮断する)役割を担い、長距離・大容量通信では必要不可欠なデバイスとして注目度が高い。業績も高成長路線に乗っており、海外投資家の保有株比率がまだ低いだけに欧州勢を中心に買いポジションを高める実需買いが期待できるとの見方も。

■ダイハツイン <6023>  2,872円   +249 円 (+9.5%)  11:30現在
 ダイハツインフィニアース<6023>は大幅反発している。前週末24日の取引終了後、26年3月期の連結業績について、経常利益が前回予想の64億円から79億円(前の期比3.9%増)で着地したようだと発表した。経常利益は減益予想から一転して増益かつ過去最高益に上振れして着地する格好となり、好感した買いが集まっている。メンテナンス関連の需要が想定以上に増えたなか、為替の影響なども加わった。なお、売上高は850億円から880億円(同0.9%減)になった。期末一括配当予想は7円増額の69円(前の期実績は62円)となる。同社は5月8日に決算発表を予定している。

■SMC <6273>  76,450円   +5,980 円 (+8.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 SMC<6273>が続急伸している。ロイター通信がこの日、「英投資ファンドのパリサー・キャピタルが、ファクトリーオートメーション(FA)機器を手がけるSMCの株式を取得したことが分かった」と報じており、思惑的な買いが向かっているようだ。同件に関する大量保有報告書などは現時点では確認されていないものの、記事によると、「パリサーはSMC株を『相当程度』保有した」とある。また、「6000億円規模の自社株買いを要請する意向だ」ともあり、5月14日に予定されている26年3月期決算の発表時に何らかの発表があるのではないかと注目されている。

■アイチコーポレーション <6345>  1,439円   +93 円 (+6.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率10位
 アイチコーポレーション<6345>が5営業日ぶりに反発している。同社は24日取引終了後、27年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比5.2%増の79億円としていることや、年間配当計画を前期比5円増配の65円としていることが好感されているようだ。売上高は同5.7%増の630億円を見込む。国内市場におけるサービス、リース、中古車販売などの更なるバリューチェーン延伸による収益機会の創出及び海外市場の強化を実現することで、増収増益を目指すとしている。

■エスコン <8892>  1,210円   +74 円 (+6.5%)  11:30現在
 エスコン<8892>は大幅に3日続伸している。前週末24日の取引終了後、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は1450億円(前期比5.8%増)、最終利益予想は140億円(同14.8%増)とした。期末一括配当予想は5円増配の53円としており、これらを好感した買いが集まっている。住宅分譲事業における販売単価上昇による高付加価値化の継続や、不動産開発事業における開発利益の最大化を目標とする戦略的な売却の推進などを計画している。なお、26年3月期は売上高が1370億2900万円(前の期比20.6%増)、最終利益が121億9100万円(同8.9%増)だった。

■山洋電気 <6516>  6,000円   +360 円 (+6.4%)  11:30現在
 山洋電気<6516>がストップ高の6640円でカイ気配となっている。午前11時ごろに発表した27年3月期連結業績予想で、売上高1288億5000万円(前期比20.0%増)、営業利益162億9000万円(同49.6%増)、純利益120億円(同38.6%増)と大幅増収増益を見込み、年間配当予想を実質大幅増配となる170円としていることが好感されている。前期は、通信装置やロボット、半導体製造装置などのFA市場からの需要が回復に向かったことやAI関連向けの市場が堅調だったが、今期も引き続きこれらの市場向け需要が伸長する見通し。なお、26年3月期決算は、売上高1073億4600万円(前の期比9.7%増)、営業利益108億8500万円(同37.2%増)、純利益86億6100万円(同53.6%増)だった。

■MIXI <2121>  2,625円   +105 円 (+4.2%)  11:30現在
 MIXI<2121>が大幅高で6日ぶりに反発している。前週末24日の取引終了後に集計中の26年3月期連結業績について、売上高が従来予想の1680億円から1710億円(前の期比10.4%増)へ、営業利益が200億円から220億円(同17.3%減)へ、純利益が130億円から170億円(同3.4%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。スポーツセグメントのベッティング事業などが好調に推移したことに加えて、営業外収益に為替差益を計上したことが寄与した。

■アドバンテスト <6857>  30,450円   +1,010 円 (+3.4%)  11:30現在
 アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連が軒並み上昇。前週末の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4%を超える大幅高で18連騰を記録し、最高値更新が続いていることで、東京市場でもリスク許容度が高まった海外投資家の投資マネーが半導体セクターの主力銘柄に流れ込んでいる。きょう取引終了後にはアドテストの決算発表が予定されるほか、東エレクとレーザーテクが今週30日に予定されており、これらの銘柄の決算内容に対する期待も大きい。アドテストは前週末に2万9000円台半ばまで上値を伸ばし、ほぼ高値引けで史上最高値を更新しているだけに、更に青空圏を舞う展開となるのか、それともスピード警戒感からポジション調整の売りが優勢となるのかが注目される。

■SHOEI <7839>  1,658円   +38 円 (+2.4%)  11:30現在
 SHOEI<7839>が4日ぶりに反発している。前週末24日の取引終了後に発表した3月中間期連結決算が、売上高150億200万円(前年同期比3.0%増)、営業利益44億3000万円(同1.3%増)、純利益31億4500万円(同3.4%増)となり、従来予想の営業利益40億円を上回り一転増益着地したことが好感されている。日本と海外を合わせた販売数量は前年同期比2.3%減となったものの、そのなかで中国市場における販売が大きく伸長したことに加えて、円安効果などで単価が上昇したことが寄与した。なお、26年9月期通期業績予想は、売上高339億5000万円(前期比4.9%増)、営業利益83億7000万円(同5.9%減)、純利益59億4000万円(同6.0%減)の従来見通しを据え置いている。

■日立建機 <6305>  5,510円   +67 円 (+1.2%)  11:30現在
 日立建機<6305>は朝安後切り返した。前週末24日の取引終了後、29年3月期を最終年度とする中期経営計画(27年3月期~)を発表した。北米事業における製品ラインアップ拡大を通じた販売シェアの向上や、中南米事業における成長基盤の構築などを進め、29年3月期に最終利益1200億円(今期見通しは800億円)の達成を目指す。同時に発表した26年3月期の連結決算は最終利益が前回予想の780億円から731億9300万円(前の期比10.1%減)に下振れして着地しており、寄り付きは嫌気した売りが出ていたものの、売り一巡後は中計の目標を好感した買いが優勢になっている。同社はあわせて27年3月期の通期業績予想を開示。売上高予想は1兆4300億円(前期比1.7%増)、最終利益予想は800億円(同9.3%増)とした。米国関税によるコスト増やブランド切り替えに伴う費用の発生を織り込みつつ、北米や欧州の堅調な需要を見込む。年間配当予想は中間90円・期末100円の合計190円(前期実績は175円)とした。

■KOA <6999>  1,751円   -260 円 (-12.9%)  11:30現在  東証プライム 下落率2位
 KOA<6999>は急落。前週末24日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を774億円(前期比7.1%増)、営業利益を28億3000万円(同22.4%減)と発表した。前期から一転減益となる予想を示しており、これを嫌気した売りが優勢となっている。自動車向けやAI関連機器向けの堅調な需要が追い風となる一方、利益面では貴金属相場の高騰による原材料価格の上昇が逆風となる見通し。ホルムズ海峡の閉鎖など中東情勢の影響は業績予想に織り込んでいないという。配当予想は39円(前期32円)とした。なお、同時に発表した26年3月期決算は、売上高が722億8700万円(前の期比12.7%増)、営業利益が36億4600万円(同3.1倍)だった。

■不二製油 <2607>  3,067円   -306 円 (-9.1%)  11:30現在  東証プライム 下落率5位
 不二製油<2607>が大幅安で4日続落し年初来安値を更新している。前週末24日の取引終了後に集計中の26年3月期連結業績について、最終利益が従来予想の165億円から111億円(前の期比2.9倍)へ下振れて着地したようだと発表したことが嫌気されている。売上高は7720億円の従来予想に対して7723億円(同15.1%増)と上振れて着地したものの、子会社である米ブラマー・チョコレート・カンパニーの業績回復に時間を要しており、ブラマー社にかかるのれんに関して減損損失41億3700万円を計上したことが要因としている。

■テクノホライゾン <6629>  1,311円   +300 円 (+29.7%) ストップ高   11:30現在
 テクノホライゾン<6629>がカイ気配スタートで一気に株価水準を切り上げている。FA関連を主要領域にロボティクス分野に長じ、AI技術による高速検査機能を搭載したX線装置などでも定評がある。AIとロボティクスの融合で重視すべき要素である光学・センシング技術において今後活躍が期待され、フィジカルAI関連の一角としても存在感を高めている。そうしたなかも足もとの業績は好調を極めており、前週末24日取引終了後に26年3月期業績の上方修正を発表、経常利益は従来予想の18億円から30億円(前の期比8.1倍)に大幅増額、これがポジティブサプライズとなった。GIGAスクール案件の牽引で売上高及び利益が伸びたほか、ロボティクス事業が会社側想定を上回る堅調な推移を示している。また、為替差益も収益押し上げ要因となった。更に好業績を背景に株主還元も強化しており、年間配当を従来計画から10円増額し30円とすることも併せて発表、物色人気を加速させた。

■はてな <3930>  881円   -300 円 (-25.4%) ストップ安売り気配   11:30現在
 はてな<3930>はストップ安の水準となる前営業日比300円安の881円でウリ気配となっている。前週末24日の取引終了後、同日時点で被害額が最大で約11億円となる資金流出事案が発生したと発表しており、嫌気した売りが出ている。通期業績予想に与える影響は現在精査中。手元の運転資金について十分な流動性を確保しており、事業運営や資金繰りに支障はないという。悪意ある第三者からの虚偽の送金指示を受け、4月20~21日に従業員が外部口座への送金を実行した。現在は代表取締役を中心とする対策本部を設置するとともに、外部専門家による事実関係の調査を進めている。

●ストップ高銘柄
 ニッポン高度紙工業 <3891>  6,150円   +1,000 円 (+19.4%) ストップ高   11:30現在
 フライヤー <323A>  525円   +80 円 (+18.0%) ストップ高   11:30現在
 ソケッツ <3634>  778円   +100 円 (+14.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 はてな <3930>  881円   -300 円 (-25.4%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄


株探ニュース

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