話題株ピックアップ【夕刊】(2):生化学、牧野フ、ソニーFG
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■生化学工業 <4548> 720円 +7 円 (+1.0%) 本日終値 生化学工業<4548>はしっかり。22日取引終了後、癒着防止材SI-449(製品名シーエスバリア)について、20日付で製造販売承認を取得し、国内での販売提携先が決まったと発表した。販売提携先はコヴィディエンジャパン(東京都港区)。発売時期についてはコヴィディエン社と協議のうえ、保険償還価格の取得後に知らせるという。 ■東リ <7971> 646円 +3 円 (+0.5%) 本日終値 東リ<7971>が高い。午後2時ごろに集計中の26年3月期連結業績について、最終利益が従来予想の40億円から44億円(前の期比25.5%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。ビニル系床材や壁装材を中心に販売数量が好調に推移したことに加えて、営業外損益の上振れなどが寄与した。なお、業績上方修正に伴い期末配当予想を22円から24円へ引き上げた。年間配当予想は34円(前の期21円)となる。 ■牧野フライス製作所 <6135> 10,570円 -1,020 円 (-8.8%) 本日終値 東証プライム 下落率6位 牧野フライス製作所<6135>が急落。同社に対してはアジア系の投資ファンドであるMBKパートナーズが非公開化を目的に1株1万1751円でTOB(株式公開買い付け)を実施する方針を示していたが、財務大臣及び経済産業大臣から公開買付者がTOBの中止勧告を受けたと23日の寄り前に発表した。軍事転用の可能性が特に高い高性能な工作機械を製造する牧野フに対する買収計画について、外為法で規定する「国の安全等に係る対内直接投資等」に該当すると判断されたという。MBKパートナーズ側は勧告に対して「驚きをもって受け止めている」としたうえで、今後の対応について検討しているとのコメントを公表した。株式市場においては、TOBの取り下げリスクが意識されたようだ。MBKパートナーズ側は5月1日までに勧告を応諾するかどうか財務大臣及び経済産業大臣に通知することを予定しているという。 ■note <5243> 2,490円 -201 円 (-7.5%) 本日終値 note<5243>は大幅反落。きょう寄り前、同社の創業者である加藤貞顕CEOが決算発表日の翌営業日4月15日に55万株(発行済み株式総数の2.84%)を売却したと発表した。加藤CEOによる株式保有割合は取引前の29.15%から26.31%に低下した。将来の東証プライム市場への移行を見据え、流通株式比率の向上を図ったという。 ■ソニーFG <8729> 135.5円 -10.7 円 (-7.3%) 本日終値 ソニーフィナンシャルグループ<8729>が急反落。22日夜の日本経済新聞電子版で、「ソニー生命保険で顧客に対する金銭詐取が発生している疑いがあることが22日、わかった」と報じられたことが嫌気された。ソニー生命は金融グループの中核企業で、今年3月には元営業社員が顧客との不適切な金銭の取り扱いに及んでいたことが判明していた。 ■ディスコ <6146> 72,000円 -2,830 円 (-3.8%) 本日終値 ディスコ<6146>は一進一退。22日の取引終了後、26年3月期の連結決算発表にあわせ、27年3月期第1四半期(4~6月)の業績予想を開示した。売上高は前年同期比18.0%増の1061億円、営業利益は同21.8%増の420億円、最終利益は同24.1%増の295億円を見込む。増益予想を示したことを受けて安心感が台頭。高く始まったものの、利益確定売りが上値を圧迫する格好となった。半導体・電子業界において顧客の投資意欲は短期間で激しく変動するため、需要の予測は困難だとして、これまで通り1四半期先の業績予想を公表する形とした。4~6月期の出荷額は1320億円(前年同期は1111億円、前四半期は1216億円)と予想。想定為替レートは1ドル=157円としている。生成AI関連の需要が強く、出荷額は四半期として過去最高を見込む。26年3月期の連結決算は、売上高が前の期比11.1%増の4368億8900万円、営業利益が同10.9%増の1849億8900万円、最終利益が同9.4%増の1355億2100万円だった。これまでの計画に対していずれも上振れし、過去最高となった。3月31日を基準日とする前期の期末配当については直近の予想から68円増額の376円で決定。年間配当は505円となった。今期の配当予想は未定としている。 ■ファーストリテイリング <9983> 69,290円 -2,420 円 (-3.4%) 本日終値 ファーストリテイリング<9983>は軟調。創業者で代表取締役会長兼社長の柳井正氏が22日付で関東財務局に提出した変更報告書で、ファストリ株の保有割合(親族ら共同保有分を含む)が40.28%から39.25%へ減少したことが判明した。報告義務発生日は4月15日。 ■三菱ケミカルグループ <4188> 916.7円 -24.7 円 (-2.6%) 本日終値 三菱ケミカルグループ<4188>が続落。22日の取引終了後に、英国子会社が製造販売を行うエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂「ソアノール」について、投資計画を見直すと発表。投資額の増加により収益性の低下が見込まれることから、現在までに発生した投資関連費用を含むソアノール関連固定資産の減損処理を行うとしており、26年3月期に約300億円の減損損失を計上する見通しであることが嫌気された。なお、同件による業績への影響は精査中としている。 ■スバル興業 <9632> 3,450円 -65 円 (-1.9%) 本日終値 スバル興業<9632>が続落。22日の取引終了後に、公正取引委員会から排除措置命令及び課徴金納付命令を受けたと発表しており、嫌気された。同社は昨年9月、首都高速道路(東京都千代田)が発注する道路清掃業務の入札に関して独占禁止法違反の疑いがあるとして、公正取引委員会による立ち入り検査を受けていた。今回の命令を受けて、同社では更なる法令遵守の徹底に取り組み、再発防止と信頼回復に努めるとしている。 ■旭化成 <3407> 1,526.5円 -7 円 (-0.5%) 本日終値 旭化成<3407>が後場に入って下げ渋った。同社はきょう、中国電力<9504>と蓄電池運用最適化システムの共同開発に関する覚書を締結したと発表。これが株価の下支えとなったようだ。このシステムは、電力市場取引による収益性だけでなく、電池の状態や寿命への影響も踏まえて、長期的な収益性の向上につながる運用判断を支援するもの。両社の技術・知見を活用し、旭化成の蓄電池劣化診断ソフトウェアをもとに、蓄電池の充放電計画を立案するソフトウェアを新たに開発し、商用化を目指すとしている。 株探ニュース