話題株ピックアップ【夕刊】(1):日電波、ワコールHD、ニデック

投稿:

材料

■日本電波工業 <6779>  1,959円   +315 円 (+19.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 日本電波工業<6779>は急騰、大陽線を示現し年初来高値を大幅更新した。2021年以降の相場で1900円台半ばが上限ラインとなっており、時価はその因縁場でいったん値動きが鈍ったが、緩んだ場面では大口の買いが観測される。水晶振動子や水晶機器など水晶デバイス専業メーカーとして世界トップクラスの技術力と商品シェアを誇る。AIデータセンター向けで電気信号と光信号を相互変換する光トランシーバーの需要が増勢の一途となるなか、光トランシーバーの必須デバイスである水晶製品で同社の収益機会が高まり、量産体制に入っている。1900円台後半まで上値を伸ばせば滞留出来高が希薄化し、実質的な青空圏で上げ足に弾みがつく可能性もある。

■ワコールHD <3591>  5,042円   +700 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率3位
 ワコールホールディングス<3591>が5連騰、年初来高値を更新した。月刊「FACTA」5月号のなかで、ワコールHDに関して国内大手銀行幹部が「大株主でアクティビストとして知られるシンガポールの3Dインベストメント・パートナーズに身売りを迫られている」などと打ち明けていると報じられたことが、前週末18日に明らかになった。報道を受けてTOB(株式公開買い付け)などを巡る思惑が台頭し、買い注文が集まったようだ。

■アーキテクツ <6085>  3,960円   +340 円 (+9.4%)  本日終値
 アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>が3連騰。前週末17日の取引終了後に発表した27年2月期の連結業績予想で、売上高13億3200万円、営業利益4800万円、最終利益3800万円と営業黒字を見込むことが好感された。前期が変則決算だったため単純比較はできないものの、11月開催の臨時株主総会で大幅な体制変更を実施したほか、子会社4社の売却を実施。また、従来事業である「建築家提案サービス事業」に加えて、新たに「環境事業」並びに「IT・海外事業」をセグメントするなどして事業再生に取り組んでおり、その効果発現が期待されている。なお、26年2月期決算は、売上高6億5800万円、営業損益5億5900万円の赤字、最終損益6億円の赤字だった。

■ニデック <6594>  2,408円   +140 円 (+6.2%)  本日終値
 ニデック<6594>が大幅反発。同社は前週末17日の取引終了後、不正会計を受けた第三者委員会の最終報告書を受領したと発表した。今後、ニデックは改善計画・状況報告書の改訂を速やかに行い、改善計画を実行するとともに、内部管理体制確認書を東証に提出する。また、国内メディア各社は東証がニデックに対し、上場違約金9120万円の支払いを求める方針を固めたと伝えている。現行の規定において過去最高額となると報じられているが、週明け20日の株式市場においてはいったん悪材料出尽くしとの受け止めが広がり、ニデック株に対して買い向かう姿勢がみられている。

■フジ住宅 <8860>  844円   +32 円 (+3.9%)  本日終値
 フジ住宅<8860>が後場に一段高となった。同社は20日午後2時、26年3月期の連結業績に関し、売上高が従来の予想を120億円上回る1380億円(前の期比11.4%増)、経常利益が13億円上回る70億円(同0.2%増)となったようだと発表。経常利益は減益予想から一転、増益で着地する見込みとなり、好感された。住宅流通セグメントにおいて中古住宅の引き渡し件数が期初の予想を大きく上回った。

■タイミー <215A>  1,364円   +45 円 (+3.4%)  本日終値
 タイミー<215A>が続伸。同社はきょう、介護・医療特化の人材事業などを手掛けるベネッセキャリオス(東京都千代田区)と戦略的業務提携に向け基本合意したと発表。介護無資格・未経験者の業界流入と潜在有資格者の掘り起こしを実現する統合的な支援体制を構築するとしており、これが買い手掛かりとなったようだ。

■ポート <7047>  2,461円   +54 円 (+2.2%)  本日終値
 ポート<7047>が4連騰、直近戻り相場の要所として意識されていた2450円近辺を上に抜け、もみ合い放れの様相を呈している。同社は就職情報サイトを運営するほか、エネルギー分野での成約支援ビジネスも展開している。そうしたなか、前週末17日取引終了後に系統用蓄電所事業に本格参入することを決議したと発表、これが新たな株価の刺激材料として投資マネーの食指を動かした。同事業に関しては初年度である26年3月期から黒字化し、27年3月期も通年で利益貢献する見通しとしており、中期的な業績拡大への期待が買いを引き寄せた格好だ。

■メニコン <7780>  1,708円   +35 円 (+2.1%)  本日終値
 メニコン<7780>が3日ぶりに反発。この日、オランダ製造子会社が製造するスクレラルレンズ(強膜レンズ)「Time XL」について、中国国家薬品監督管理局(NMPA)から医療機器の承認を取得したと発表しており、好材料視された。スクレラルレンズ(強膜レンズ)は、角膜形状が特殊な不正角膜症例に対し安定した視力補正と快適な装用感が期待できるハードコンタクトレンズ。中国は、円錐角膜をはじめとする不正角膜患者数が最も多い国の一つであり、一方でこれまで中国国内ではこうした高度な症例に対応できる矯正手段の選択肢が限られていたことから、同社では製品の普及を通じて、患者の生活の質の改善に貢献するとしている。

■ダイフク <6383>  6,446円   +76 円 (+1.2%)  本日終値
 ダイフク<6383>が反発。同社は前週末17日の取引終了後、産業用塗装・表面処理設備や搬送システムの設計・エンジニアリングを手掛けるドイツ企業のアイゼンマンを買収すると発表した。収益貢献を期待した買いが入ったようだ。ダイフクは買収により自動車生産ライン分野での提案の幅が拡大すると判断。受注機会の拡大を図る。取得価額は非開示とするが、直前連結会計年度末の純資産の5%未満という。7月に株式を取得する予定。業績への影響については今後精査のうえ、開示すべき事項が生じた場合には速やかに公表するとしている。

■Terra Drone <278A>  6,550円   +70 円 (+1.1%)  本日終値
 Terra Drone<278A>は大幅反発。前週末17日、出資先のアメイジング・ドローンズ(ウクライナ)と3月末に発売した迎撃ドローン「Terra A1」について、ウクライナにおける実運用が始まったと発表しており、材料視した買いが集まった。今後、低コストかつ大量運用型の無人攻撃機に対する迎撃の有効性が実環境で十分に確認された後に、評価結果を踏まえた導入拡大と量産体制の強化を進める。

株探ニュース

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。