【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─悲観を切り裂く、勝利への「4つの鉄則」!

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コラム

「悲観を切り裂く、勝利への『4つの鉄則』!」

●イラン戦争の収束を予見し始めた株式市場

 「中東戦争よ、早く終わってくれ」――朝起きてPCのスイッチを押す度につぶやいてしまうのがこの言葉だ。2月28日の開戦から1カ月半ほどが過ぎたところだが、「まだ1カ月半か」よりも「もう1カ月半か」という思いの方が強い。その間、トランプ米大統領の硬軟織り交ぜた戦略・戦術に、われわれは否応なく付き合わされているわけだが、幸い東京市場は戦火の拡大より、縮小を予見し始めているように見える。

 中東情勢が緊迫すると、多くの投資家は「株は危ない」と考え、様子見姿勢を強めがちだ。そのため、今回もホルムズ海峡の通航問題や原油価格の変動などが材料となり、ほとんどの銘柄がまだ不安定な値動きとなっている。しかし、私の長年の経験からは、このような局面は必ずしも悲観すべきものではない。戦争や紛争のニュースによって株価が急落した局面こそ、冷静な投資家にとって有力な投資機会となることが多かった。「始まったものは、いずれ終わる」からだ。

 いまはこの原理が具体化しつつあるところ、と言ってよい。市場は常に「最悪の事態」を先回りして織り込もうとする。そのため、実際の戦況が想定ほど拡大しない、あるいは停戦の兆しが見えた――こうなると株価は急速に戻り始める。湾岸戦争、ウクライナ戦争、さらには中東紛争のたびに、この現象は繰り返されてきた。今回のイラン情勢も基本構図は同じだ。このような局面で個人投資家に求められるのは、過度な恐怖に振り回されない姿勢だ。具体的には、次の4点が重要になる。

 (1)急落局面では狼狽売りを避ける
 (2)好業績銘柄の押し目を探す
 (3)特にAI(人工知能)、半導体、データセンターなど強いテーマ株に注目する
 (4)経済環境に黄色信号が点滅している中で高収益を維持する企業を狙う

 これらを念頭に置いて投資を続ければ問題はない。そこで、今回は久しぶりに1銘柄勝負としたい。銘柄はベイカレント <6532> [東証P]だ。総合経営 コンサルの国内首位企業だが、特にDX(デジタルトランスフォーメーション)技術を生かしたコンサルに強いことで知られる。株価は昨年10月に高値をつけて以降、だだ下がりとなっていた。高収益であり、受注にも問題はないのに、株価がどんどん下げるのを見て、それまで上がり過ぎたせいだろうと思うほかはなかったが、いま思うと、AIの普及によりDX事業の大部分が代行されてしまい、業界首位のベイカレントは特にその影響を受けやすい――このような懸念があったのだろう。

●押し目をしっかり仕込みたいベイカレント

 しかし、ご存じのとおりAIは万能ではない。間違いも多く、絶対の信頼を置くわけにはいかないのが実情だ。私ももちろん使ってはいるのだが、正直面倒なところがある。AIが導き出した情報、特に数字などが正確なものであるのか、改めて調べる必要があり、余計に時間がかかってしまうことが多々ある。

 だからといってAIを使わないという選択はないので、ベイカレントのようなコンサル会社はAIを使いこなせば、より精度と質の高いサービスを提供できるのは明らかだ。実際そうしているに違いなく、高収益を上げ続けている。この会社は売上高や各利益項目の成長目標を年間20%以上にしているようで(業績推移から見た私の予想だ)、それを概ね達成している。

 これは改めて述べるまでもなく、素晴らしいこと。それなのに前述したように株価は下げ続けていたのだから、株式市場の評価も相当いいかげんなものだ……と言いたくもなるが、ここにきて急反発し始めている。4月14日に発表された前期決算と今期予想が20%以上の増収増益予想だったことで、さすがに見直し買いが入ったと見てよい。目先は短期筋による利食いで小反落がありそうなので、それを見逃さないようにしたい。その後はまた続伸となるだろう。

2026年4月17日 記

株探ニュース

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