話題株ピックアップ【夕刊】(1):旭ダイヤ、東洋エンジ、任天堂

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■旭ダイヤモンド工業 <6140>  1,332円   +141 円 (+11.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 旭ダイヤモンド工業<6140>が急速人気化。1200円近辺のもみ合いから上放れを鮮明としている。ダイヤモンド工具の専業大手で、自動車向けのほか、半導体シリコンウエハー向けなどで高水準の需要を獲得している。生成AI市場の拡大を背景に旺盛な半導体向けで収益を伸ばし、儲けを示す営業利益は足もとで会社側の想定を上回る。16日取引終了後、26年3月期の業績見通しの修正を発表、営業利益は従来予想の23億円から24億1700万円(前の期比4.6%増)と上方修正し、小幅減益見込みから一転、増益に変わった。これを手掛かり材料に投資資金を呼び込んだ。

■オカムラ食品工業 <2938>  1,285円   +68 円 (+5.6%)  本日終値
 オカムラ食品工業<2938>は続伸。16日夜のテレビ東京系経済情報番組「ワールドビジネスサテライト」(WBS)で中東経由の空輸ルートが情勢の悪化で利用できずノルウェー産サーモンのコストが上昇するなか、同社の国産養殖サーモンの注文が増えていると紹介されており、投資家の関心が向かったようだ。

■ティーケーピー <3479>  1,841円   +86 円 (+4.9%)  本日終値
 ティーケーピー<3479>は大幅続伸。SBI証券が16日付でTKPの目標株価を4060円から4670円に引き上げた。投資判断は「買い」を継続する。貸会議室・フレキシブルスペース事業の坪当たり売上高について、コロナ前を上回る水準となっており、東京・大手街など好立地に積極出店している点などを評価。婚礼2社の経営統合によるシナジーの発現にも期待する。同証券はTKPの28年2月期営業利益予想について140億円から145億円に増額した。

■東洋エンジニアリング <6330>  2,600円   +107 円 (+4.3%)  本日終値
 東洋エンジニアリング<6330>が3連騰。ソーサーボトム形成から上値抵抗ラインとなっていた25日移動平均線との下方カイ離を埋めに行く展開で、このままブレイクできるかどうかに投資マネーの視線が向かっている。国産レアアースの確保は高市早苗政権にとっても悲願だが、同社は南鳥島沖でのレアアース泥採掘事業に参画していることで関連有力株として昨年末から今年1月にかけて大相場を形成した経緯がある。そうしたなか、今週15日には、海底設備分野のリーディングカンパニーであるSLBOneSubseaと、海洋CCS(CO2の海底下貯留)における協業機会の検討を目的とした基本合意書を締結したことを発表、これが株価の刺激材料となった形だ。また、業績面でも27年3月期はブラジル火力関連損失の消滅や過年度の選別受注効果の発現で急回復に転じるとの見方が強く、時価は逆張り好機と見た波状的な買いが観測される。

■オロ <3983>  2,046円   +77 円 (+3.9%)  本日終値
 オロ<3983>は堅調。16日取引終了後、4月30日付で34万8600株(発行済み株式総数の2.19%)の自社株を消却すると発表した。消却後の発行済み株数は1560万453株となる見通し。

■任天堂 <7974>  8,615円   +291 円 (+3.5%)  本日終値
 任天堂<7974>が続伸。全体下げ相場に逆行し主力大型株としては異色の強さを発揮している。同社は前日16日に「ニンテンドースイッチ」用のシミュレーションゲーム「トモダチコレクション わくわく生活」を発売したが、好調な出足となっているとの見方が出ている。株価は3月16日に1万435円の戻り高値をつけた後は漸次下値を探る動きとなり、今週明け13日には8132円の年初来安値をつけたばかりだった。「株価が底値圏に位置していたことにあって、値ごろ感からの買いが入りやすかった。ただ、信用買い残が再び増勢基調にあることから、今一つ上値も重いようだ」(中堅証券ストラテジスト)という指摘も出ていた。

■いちご <2337>  514円   +14 円 (+2.8%)  本日終値
 いちご<2337>は続伸。約1カ月ぶりに年初来高値を更新した。同社は不動産流動化のパイオニア的企業。14日発表した26年2月期連結決算は売上高が927億500万円(前の期比10.9%増)、純利益が166億2800万円(同9.5%増)だった。東京など主要都市を中心に不動産投資意欲の旺盛な状況が続き、これが追い風となった。続く27年2月期業績については利益予想のみ開示し、純利益は180億円(前期比8.2%増)とした。配当予想は15円50銭(前期11円50銭)と増額した。発表直後の同社株の反応は限定的だったが、次第に決算内容を評価する見方が強まり、買いを呼び込んだようだ。

■FRONTEO <2158>  857円   +18 円 (+2.2%)  本日終値
 FRONTEO<2158>が反発。同社は独自の自然言語解析AIなどを活用した法律関連事業を起点に、近年はAIソリューションに横展開し、医療などライフサイエンス分野が収益に貢献している。16日取引終了後、アステラス製薬<4503>と標的分子探索に関する契約を締結したことを開示した。AI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory」を活用し、革新的医薬品の早期創出を目指す方針で、これを材料視する買いが集中した。

■横浜ゴム <5101>  6,512円   +131 円 (+2.1%)  本日終値
 横浜ゴム<5101>が4日続伸。同社は16日の午後3時ごろ、イスラエルに拠点を置く子会社のアライアンス・タイヤ・カンパニーが同国内に保有する固定資産(土地・建物など)を譲渡すると発表。これ引き続き買い手掛かりとなったようだ。同社は中期経営計画で安定的なキャッシュフロー創出と資産売却により、財務規律を維持しながら成長投資余力を確保することを掲げており、今回の譲渡はその一環。譲渡先は非公表で、26年12月期第2四半期に譲渡益約300億円を「その他の収益」として計上する予定だとしている。

■フィナHD <4419>  1,181円   +17 円 (+1.5%)  本日終値
 Finatextホールディングス<4419>が後場上げ幅を拡大。午後1時ごろに、子会社ナウキャストがAIエージェント統制基盤「MCPass(エムシーパス)」β版を開発したと発表しており、好材料視された。「MCPass」は、AIエージェントが業務システムにアクセスする際の認証・権限を一元管理し、すべての操作を監査証跡として自動記録する統制基盤。AIエージェントの安全な業務利用を支える統制基盤として、今夏よりフリートライアルの受け付けを開始する。

株探ニュース

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