明日の為替相場見通し=ややドル買い・円売り優勢か
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今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、中東情勢の先行き不透明感や日銀の利上げ観測の後退からドル買い・円売りが入りやすいだろう。予想レンジは1ドル=158円40銭~159円30銭。 米国とイランが戦闘終結に向けて近く再び協議するとの期待感はあるものの、不確実性が依然として高いことから「有事のドル買い」は根強い。また、ブルームバーグ通信が「片山さつき財務相は15日、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では利上げが経済に与え得る悪影響への懸念から、金融政策を様子見とする声が多く上がったことを明らかにした」と報じ、日銀が4月会合で利上げに動くとの思惑が後退していることが円の重荷となりそうだ。 ただ、片山財務相がベッセント米財務長官との会談後に「必要ならば断固たる措置を取る」と介入も辞さない姿勢を示したことや、三村淳財務官が日米財務相会談について「為替については私のレベルでしっかりと米国と緊密に連携する旨を申し上げ、基本的にはその点について(日米で)共有した」と述べていることから積極的には円を売りにくい。現地時間16日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の終了後には日銀の植田和男総裁と片山財務相の共同会見が行われる見通しで、その発言に左右される場面もあるだろう。 なお、日本時間今晩には前週分の米新規失業保険申請件数、4月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、3月の米鉱工業生産が発表される予定で、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁やミラン米連邦準備理事会(FRB)理事に発言機会がある。 出所:MINKABU PRESS