話題株ピックアップ【夕刊】(3):京進、オーナンバ、フクビ
投稿:
■京進 <4735> 388円 +78 円 (+25.2%) 一時ストップ高 本日終値 京進<4735>が後場に急騰、年初来高値を更新した。10日、AIツール開発プラットフォーム「Dify」の開発元であるLangGenius(東京都中央区)との協業を開始したと発表。これが株価の刺激材料となった。「Dify」はプログラミングの知識がなくてもAIツールを作成・運用できるプラットフォームで、世界で13万以上のプロジェクトで活用されているという。協業により学習塾や介護施設での現場の課題に対応するAIツールをDify上で開発・運用し、教育・介護業界での新たなDXのモデルを構築していく。 ■オーナンバ <5816> 2,122円 +323 円 (+18.0%) 本日終値 オーナンバ<5816>が18%超の急騰を演じ連日の上場来高値更新、未踏の2000円大台乗せを果たした。民生用ワイヤーハーネスを主力とし、業績は25年12月期に営業19%増益で過去最高を更新したのに続き、26年12月期も4%増益の27億円とピーク利益更新が続く見通しにある。世界的なAIデータセンター建設ラッシュが続くなか、データセンター向け電源供給用ケーブルへの本格参入を表明しており、今後の業容拡大に対する期待が高まっていることが、足もと急速人気化の背景。データセンター関連では電力供給部門と並び水冷システムの配線ソリューションでも活躍が期待されている。株価は最高値圏をまい進しているが、PER12倍台でPBRも0.8倍台と割安感が強く、26年12月期は前期実績に29円の大幅増配となる70円を計画しており、今期配当利回りも3.5%前後に達するなど株高条件が揃っている。 ■フクビ化学工業 <7871> 920円 +51 円 (+5.9%) 一時ストップ高 本日終値 フクビ化学工業<7871>が一時ストップ高。10日午前11時、同社と出光興産<5019>、竹中工務店(大阪市中央区)、ケミカルリサイクル・ジャパン(CRJ、東京都中央区)、プライムポリマー(PRM、同)の5社が、使用済みプラスチックを原料として、再生プラスチックを製造するとともに建設資材への活用に成功したと発表。これを材料視した買いが集まったようだ。CRJが独自のケミカルリサイクル技術をもとに、使用済みプラスチックから軽質原油相当のケミカルリサイクル油を生産。これを原料として、ケミカルリサイクル化学品を出光興産が製造し、PRMが再生プラスチックとした。フクビは再生プラスチックを乾式遮音二重床の支持脚部分へ適用することに成功。技術的な課題をクリアしたという。建設資材を活用する竹中工務店を含め、今後5社は今回の取り組みでの知見や実績を活用し、建設現場で発生する使用済みプラスチックの再資源化と資源循環に向けた取り組みの更なる推進に臨む。 ■エルテス <3967> 610円 +20 円 (+3.4%) 本日終値 エルテス<3967>は後場終盤に上げ幅を拡大。午後3時ごろに集計中の26年2月期連結業績について、売上高が従来予想の82億円から89億6000万円(前の期比22.5%増)へ、営業利益が3億8000万円から4億3000万円(同4.6倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。デジタルリスク事業・AIセキュリティー事業・スマートシティ事業の各セグメントの業績が計画を上回って推移していることに加えて、第3四半期までに営業損失を計上していたDX推進事業で第4四半期に大型取引が成約し、通期セグメント利益が黒字化する見込みであることが要因。なお、最終損益は子会社が保有するソフトウェア資産について減損損失を計上することから、1億7000万円の黒字から1億7000万円の赤字(前の期8億6000万円の赤字)に下振れたとしている。 ■バリオセキュア <4494> 763円 +24 円 (+3.3%) 本日終値 バリオセキュア<4494>が続伸。9日の取引終了後、同社の中堅・中小企業向け「ランサムウェア対策パッケージ」について、ソフトバンク<9434>が販売を開始したと発表しており、好材料視された。「ランサムウェア対策パッケージ」では、パソコンのセキュリティーを向上させるEPP(エンドポイント保護プラットフォーム)/EDR(エンドポイントでの検出と対応)や、万が一ランサムウェアに感染してしまった場合に備えるバックアップ機能をマネージドサービスと共に提供。ソフトバンクが持つ法人顧客基盤の強みを生かすことで、販売拡大への期待が高まっている。 ■オオバ <9765> 1,297円 +22 円 (+1.7%) 本日終値 オオバ<9765>が反発。9日の取引終了後に自社株買いと自社株の消却を発表したことが好感された。自社株買いは上限を25万株(自己株式を除く発行済み株数の1.58%)、または2億円としており、取得期間は4月10日から来年3月31日まで。また、自社株の消却は4月30日付で25万株を消却するとした。なお、消却後の発行済み株数は1650万株となる。同時に、第3四半期累計(25年6月~26年2月)連結決算を発表しており、売上高111億300万円(前年同期比7.5%減)、営業利益13億500万円(同7.5%増)、純利益10億400万円(同16.8%増)となった。土地区画整理事業における一過性の業務代行収入がなくなったことで事業ソリューション業務の収益が減少し、売上高は減収となったものの、主力の建設コンサルタント業務は官公庁、民間ともに受注環境は良好で売上高が伸長するとともに利益率が改善し営業利益を押し上げた。なお、26年5月期通期業績予想は、売上高170億円(前期比6.1%減)、営業利益20億円(同3.3%増)、純利益14億円(同4.9%増)の従来見通しを据え置いている。 ■ステラファーマ <4888> 720円 +11 円 (+1.6%) 本日終値 ステラファーマ<4888>が4連騰。東京証券取引所が9日の取引終了後、同社株の信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を10日売買分から解除すると発表。また、日本証券金融も10日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表しており、取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買いが流入したようだ。 ■DMP <3652> 2,131円 +31 円 (+1.5%) 本日終値 ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>は反発。きょう午前9時ごろ、同社のエッジAISoC「Di1」を活用したCCTVカメラの開発に関する協業について、インドのSparsh CCTVと基本合意書を締結したと発表しており、好感した買いが集まった。AI処理機能をカメラ内部で実行できる次世代CCTVカメラの開発の検討及び初期開発活動に取り組む。Di1はエッジデバイスでAI画像認識処理を効率的に実行することを目的とするエッジAI半導体。今回の協業により、具体的な市場実装機会を拡大するとともに、海外におけるエッジAIソリューションの展開を加速するとしており、5カ月程度を目安として量産を視野に入れた試作機の準備を進める。 ■ヤマトインタ <8127> 607円 +7 円 (+1.2%) 本日終値 ヤマトインターナショナル<8127>が反発。午後2時ごろに26年8月末日時点の株主から株主優待制度を変更すると発表しており、好材料視された。現行制度では毎年8月末日時点で300株以上を保有する株主を対象に、保有株数500株未満で自社商品1000円相当、500株以上で3000円相当を提供していたが、変更後は保有株数500株未満の株主に自社のオンラインショップで利用できるクーポン券1000円分、500株以上の株主にクーポン券3000円分と、それぞれにオリジナルタオルハンカチを提供する。同時に発表した2月中間期連結決算は、売上高104億8100万円(前年同期比0.6%減)、営業損益4800万円の赤字(前年同期3800万円の黒字)、最終利益7700万円(前年同期比3.8%増)だった。営業損益は赤字に転落したものの、3月27日に業績予想の修正を発表していたことから、これに対する反応は限定的。なお、26年8月期通期業績予想は、修正予想の売上高205億円(前期比5.4%増)、営業利益1億8000万円(前期2億100万円の赤字)、最終利益2億円(前期比39.7%増)を据え置いている。 ●ストップ高銘柄 ユニチカ <3103> 1,463円 +300 円 (+25.8%) ストップ高 本日終値 ソフトテックス <550A> 3,115円 +502 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値 アクセルHD <402A> 670円 +100 円 (+17.5%) ストップ高 本日終値 など、4銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース