話題株ピックアップ【夕刊】(2):吉野家HD、ひろぎんHD、東電HD
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■吉野家ホールディングス <9861> 3,434円 +78 円 (+2.3%) 本日終値 吉野家ホールディングス<9861>は3日ぶり反発。9日取引終了後、27年2月期連結業績予想について売上高を2420億円(前期比7.2%増)、営業利益を85億円(同5.1%増)と発表。前期に続き増収・営業増益となる見込みだ。配当予想は22円(前期同額)とした。良好な見通しを示したことが好感された。同時に発表した26年2月期決算は、売上高が2256億6700万円(前の期比10.1%増)、営業利益が80億8900万円(同10.7%増)だった。主力の「吉野家」部門は増収を確保した一方、原材料を中心としたコスト増の影響でセグメント減益に。「はなまる」「海外」部門が好調で全体を押し上げた。 ■ひろぎんHD <7337> 1,928.5円 +40 円 (+2.1%) 本日終値 ひろぎんホールディングス<7337>が反発。SMBC日興証券は10日、同社株の投資評価を3段階で真ん中の「2」から最上位の「1」に引き上げた。目標株価は1600円から2200円に見直した。株価は25年年初比でTOPIXを2割アウトパフォームしているものの、他行比では出遅れており、相対的な割安感を指摘。株主還元に注目しているほか、シップファイナンスで高実績を誇り、船舶融資の拡大にも期待している。 ■artience <4634> 3,995円 +60 円 (+1.5%) 本日終値 artience<4634>が反発。9日の取引終了後に、子会社トーヨーケムがダイト<4577>と「パートナー関係構築に向けた協定」を締結したと発表しており、好材料視された。トーヨーケムの経皮吸収製剤に関する製剤開発力や製剤生産体制と、ダイトの国内外における臨床試験、薬事規制、品質保証などの知見や高品質かつ安定的な原薬の製造体制という互いの強みを生かすことで、高付加価値製剤を協働して開発・製造・販売する事業に向けて積極的に協議を開始するとしている。 ■東電HD <9501> 665.1円 +7.8 円 (+1.2%) 本日終値 東京電力ホールディングス<9501>が3日続伸。日本経済新聞電子版が9日、「東京電力ホールディングスが募る資本提携について、米ファンドのブラックストーンやアポロ・グローバル・マネジメント、ソフトバンクなどが関心を示したことが9日分かった」と報じた。報道内容を材料視した買いが集まったようだ。記事では、外部からの出資規模は1兆円を超える可能性があり、資金力のある投資ファンドは有力な候補となるとしている。 ■荏原 <6361> 5,124円 +44 円 (+0.9%) 本日終値 荏原<6361>が高い。同社はきょう、自社のエネルギーカンパニーであるEbara Elliott Energyと米ニュースケール・パワーが、石油化学プラントへの先進的な原子力技術活用に向けた戦略的パートナーシップを発表したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。両社は、製造工程で高温の蒸気(プロセス熱)を必要とする石油化学プラントと、ニュースケール独自の小型原子炉「NuScale Power Module」を統合するため、商用スケールの高温蒸気圧縮機の実証及びフィールドテストを行う共同研究プログラムを開始するという。 ■ホットランド <3196> 1,772円 -249 円 (-12.3%) 本日終値 東証プライム 下落率2位 ホットランドホールディングス<3196>が急落。9日の取引終了後に、公募による414万2800株の新株の発行と62万1400株を上限とするオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表しており、株主価値の希薄化などに対する懸念から売られたようだ。発行・売出価格は4月20日から23日までのいずれかの日に決定する予定で、調達資金89億1467万円(上限)は「銀だこハイボール酒場」「おでん屋たけし」「東京油組総本店<油そば>」「厚切りとんかつ よし平」を中心とする新規出店や店舗改装に係る設備投資資金に充当する予定としている。 ■キユーピー <2809> 3,880円 -196 円 (-4.8%) 本日終値 キユーピー<2809>が強弱観対立の中も売りに押される展開となった。9日取引終了後に発表した26年11月期第1四半期(25年12月~26年2月)決算は営業利益が前年同期比35%増の78億1000万円と大幅な伸びを達成。原料コストの上昇も販売価格の改定により吸収し、足もとの利益改善につなげており、第1四半期は事前コンセンサスを上回る水準で着地している。なお、最終利益については前年同期に計上した資産売却による特別利益の反動で大幅減益となった。株価は3月30日に4000円近辺で底を入れ反転局面に移行したが、前日は利食い急ぎの動きが出るなど上値の重さも意識され、きょうは3800円台まで下値を切り下げた。 ■ネクソン <3659> 2,659.5円 -128.5 円 (-4.6%) 本日終値 ネクソン<3659>が3日ぶりに反落。モルガン・スタンレーMUFG証券は9日、同社株の目標株価を5000円から3800円に引き下げた。投資判断の「オーバーウエート」は継続した。3月31日に開催された「Capital Markets Briefing」において、ゲームタイトルの遅延及びパイプラインの可視性低下を理由に27年度の業績ガイダンスを撤回したことを受け、業績予想を引き下げた。利益成長は引き続き維持されると見込んでいるが、新作タイトルの遅延により、成長軌道は従来想定よりも緩やかになる、とみている。 ■セブン&アイ <3382> 2,027円 -69.5 円 (-3.3%) 本日終値 セブン&アイ・ホールディングス<3382>が軟調推移。同社は9日の取引終了後、26年2月期の連結決算とともに27年2月期の業績・配当予想を開示した。今期の売上高予想は前期比9.4%減の9兆4480億円、最終利益予想は同7.8%減の2700億円とした。年間配当は同10円増配の60円を見込む。あわせてこれまで26年下期までとの方針を示していた米国のコンビニエンスストア子会社の上場時期について、最短で27年度に延期する方針を発表。30年度までの総額2兆円の自己株取得方針(うち6000億円分は25年度に完了)と累進配当の実施という従来の株主還元方針に関しては変更ないとの姿勢も示した。増配計画を示したことなどを背景に、朝方は買いが優勢となった半面、決算とともに今期中の自社株買いについての発表がなかったことをネガティブ視する向きもあり、株価は下げに転じた。上場延期は前日後場に一部で報じられ、同社株に下押し圧力を掛けていた。26年2月期の売上高は前の期比12.9%減の10兆4302億6900万円、最終利益は同69.2%増の2927億6000万円だった。27年2月期は海外コンビニエンスストア事業で減収を見込む。ヨーク・ホールディングスやセブン銀行の非連結化に伴う影響を調整したベースで最終利益は同5.9%増となる見通しという。 株探ニュース