話題株ピックアップ【夕刊】(1):ローツェ、古野電、ファストリ (訂正)
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■ローツェ <6323> 3,969円 +700 円 (+21.4%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ ローツェ<6323>はストップ高。9日取引終了後、27年2月期連結業績予想について売上高を1590億2100万円(前期比23.5%増)、営業利益を381億1200万円(同22.3%増)と発表。2期ぶりに最高益を更新する見通しを示した。配当予想も20円(前期17円)と増額した。これが好感された。同時に発表した26年2月期決算は、売上高が1287億9400万円(前の期比3.5%増)、営業利益が311億5400万円(同2.7%減)だった。台湾顧客向けの需要が増加し増収を確保。一方、前の期に連結対象とした海外子会社の取り込み期間の影響と、その子会社ののれん償却額などによる販管費増加が利益の下押し要因となった。 ■古野電気 <6814> 7,720円 +930 円 (+13.7%) 一時ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率3位 古野電気<6814>は急反発。9日取引終了後に26年2月期連結決算を発表し、売上高は1406億1600万円(前の期比10.8%増)、営業利益は162億4600万円(同23.3%増)だった。新造船向けの販売が伸びたほか、既存船のリプレース需要や保守サービス需要も好調だった。続く27年2月期の売上高は1485億円(前期比5.6%増)、営業利益は170億円(同4.6%増)を計画。配当については前期分を150円から160円に増額した上で、今期も160円とする方針を示した。良好な決算内容と今後の見通しを評価した買いが入った。 ■ファーストリテイリング <9983> 75,540円 +8,090 円 (+12.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位 ファーストリテイリング<9983>が急反発し年初来高値を更新。9日の取引終了後に26年8月期の連結業績予想について、売上高を3兆8000億円から3兆9000億円(前期比14.7%増)へ、営業利益を6500億円から7000億円(同24.1%増)へ、純利益を4500億円から4800億円(同10.9%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各270円の年540円から中間・期末各320円の年640円(前期500円)に引き上げたことが好感された。国内外でユニクロ事業が堅調だったことに加えて、足もとの販売状況を踏まえて下期業績予想も見直したことが要因。また、直近の円安の趨勢を反映し想定為替レートも見直した。なお、中東情勢については一部の国での輸送費の上昇など、現時点で想定される影響を見込んでいるが、今期は既に商品の生産が進行し、輸送の対策を講じていることから、生産や物流面では大きな影響はないとしている。2月中間期決算は、売上高2兆552億円(前年同期比14.8%増)、営業利益4006億6600万円(同31.7%増)、純利益2792億9000万円(同19.6%増)だった。冬物商品への依存から脱却し、顧客に新しい価値を提供できる通年商品が商売の土台をつくったことで、国内外のユニクロ事業を中心にこれまで以上の売り上げ成長を実現したほか、事業構造改革の成果でジーユー事業が大幅な増益となったことなどが寄与した。 ■竹内製作所 <6432> 7,160円 +650 円 (+10.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位 竹内製作所<6432>が後場終盤に急騰。同社は10日午後2時30分、26年2月期の連結決算を発表。売上高と経常・最終利益は従来の計画に対して上振れして着地した。27年2月期は売上高が前期比8.3%増の2440億円、最終利益は同8.4%減の259億円を見込む。減益予想ながらこれをネガティブ視した売りが膨らむことはなく、市場の見立てに対して強気な利益予想水準と受け止められたもよう。更に、今期から中間配当を導入し、中間・期末それぞれ110円ずつの年間220円配当を予想する。前期比で10円増配計画とあって、好感した買いが集まったようだ。今期の販売台数は前期比5.7%増を予想。北米市場でミニショベル需要は低調な状態が続くと予測する一方、非住宅関連工事は堅調に推移し、クローラーローダーについては販売が順調となると想定する。欧州ではミニショベルの需要回復が継続すると予想。一方、利益面では米国の関税や原材料・エネルギー価格の上昇、円安による部材価格の上昇による影響を見込む。想定為替レートは1ドル=147円(前期149円97銭)、1ポンド=200円(同200円58銭)、1ユーロ=174円(同169円63銭)、1人民元=21円20銭(同20円87銭)とした。 ■キオクシア <285A> 30,140円 +2,440 円 (+8.8%) 本日終値 キオクシアホールディングス<285A>が大商いのなか6連騰、連日の上場来高値更新と気を吐いた。前日の米国株市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が連日の史上最高値更新と半導体セクターへの資金流入が顕著となっており、東京市場でも相対的に出遅れる同関連株への海外投資家の攻勢が観測されている。そのなか、同社株はシンボルストックとして全体相場の牽引役を担っている。前日は米株市場で同業態のサンディスクが9%高に買われ最高値圏をまい進しているが、これと並走する形でキオクシアへの買いが加速している状況だ。 ■アストロHD <186A> 1,342円 +103 円 (+8.3%) 本日終値 アストロスケールホールディングス<186A>が後場上げ幅を拡大。正午ごろに、1月に発表した宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公募した宇宙戦略基金事業第2期において、「空間自在移動の実現に向けた技術」の実施機関として採択されたプロジェクトに関して、交付金額が12億5000万円に決定したと発表しており、好材料視された。期間は中間審査までの2年間。なお、同件は26年4月期業績予想の前提には含めていないものの、業績予想に与える影響は軽微としている。また、同件のプロジェクト収益は、補助事業期間にわたって計上される予定であり、27年4月期以降の業績への寄与を期待しているという。 ■スルガ銀行 <8358> 2,270円 +111 円 (+5.1%) 本日終値 スルガ銀行<8358>が大幅反発し、年初来高値を更新した。SMBC日興証券が9日付でスルガ銀の投資評価を3段階で真ん中の「2」から最上位の「1」に引き上げた。目標株価は1500円から2400円に増額修正している。シェアハウス以外の投資用不動産融資の問題では調停や解決金の支払いが決まり、過去の引当金や税金費用の戻入が見込める状況となってきたと指摘。本業は概ね堅調で、利益の押し上げは還元の上積みにつながるとの見方を示す。同証券はスルガ銀の27年3月期純利益予想を従来の237億円から354億円に引き上げた。 ■第一工業製薬 <4461> 8,650円 +370 円 (+4.5%) 本日終値 第一工業製薬<4461>が反発。この日、次回出荷分から主要製品の販売価格を値上げすると発表しており、好材料視された。中東情勢の緊迫化に起因する原材料価格の高騰が要因で、界面活性剤類や水溶性高分子材料などの価格を引き上げる。 ■オンワード <8016> 784円 +33 円 (+4.4%) 本日終値 オンワードホールディングス<8016>は高い。9日取引終了後、27年2月期連結業績予想について売上高を2470億円(前期比4.3%増)、営業利益を128億円(同10.3%増)と発表。前期に続き増収増益となる見通しを示した。配当予想も33円(前期30円)とした。これが好感された。同時に発表した26年2月期決算は、売上高が2368億400万円(前の期比13.6%増)、営業利益が116億400万円(同14.3%増)だった。冬物衣料の販売が伸びた。「アンフィーロ」「カシヤマ」「チャコット・コスメティクス」「WEGO」などの戦略強化ブランドが好調だったことに加え、「23区」など基幹ブランドも堅調だった。 ■リガクHD <268A> 2,562円 +67 円 (+2.7%) 本日終値 リガク・ホールディングス<268A>が反発し、上場来高値を更新した。同社は9日取引終了後、グループのリガクが大阪公立大学と電子密度トポグラフィー(EDT)の活用拡大に向けた取り組みを開始したと発表。これが材料視されたようだ。EDTとは、抗体医薬をはじめとするバイオ医薬品やドラッグデリバリーシステムの研究開発を加速させるリガク独自の新技術。溶液中にある生体高分子の形状や動きを電子密度像として直接捉えることができ、分子の動きを含めた構造理解を可能にするという。 株探ニュース