株価指数先物【寄り前】 スキャルピング中心のなかで押し目狙いのロング対応

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先物

大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 56700 +390 (+0.69%)
TOPIX先物 3780.5 +28.0 (+0.74%) 
シカゴ日経平均先物 56690 +380
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 9日の米国市場は、NYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。米国とイランが停戦に合意した後も、イスラエルがレバノンへの攻撃を続けていることで協議進展への期待感が後退し、NYダウは200ドルあまり下落する場面もみられた。ただ、イスラエルのネタニヤフ首相が来週にも和平協議を始めると伝わると、原油先物の下げとともに買い戻しが優勢となり上昇に転じた。ナスダック指数は7日続伸し、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は連日で史上最高値を更新している。

 NYダウ構成銘柄ではアマゾン・ドット・コム、ナイキ、キャタピラー、アムジェン、ハネウェル・インターナショナルが買われた。半面、セールスフォース、IBM、シェブロン、シスコシステムズ、ベライゾン・コミュニケーションズが軟調。

 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比380円高の5万6690円だった。9日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比390円安の5万5920円で始まった。直後につけた5万5760円を安値に持ち直し、5万5890円~5万6290円辺りでの保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にリバウンド基調が強まり上昇に転じ、5万6860円まで上げ幅を広げる場面もみられた。終盤は5万6540円~5万6770円辺りでの高値圏での推移が続き、日中比390円高の5万6700円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国とイランの間で合意された停戦に懐疑的な見方があり、積極的にポジションを傾ける動きは限られよう。ただ、11日に米国とイランの直接協議を控えるなかで、イスラエルはレバノンと来週にも和平協議を行うと報じられており、ショートも仕掛けにくくさせそうだ。週末要因のほか、オーバーウィークのポジションを取りに行く動きも限られ、スキャルピング中心のトレードを余儀なくされそうである。

 日経225先物はナイトセッションで売りが先行して始まったが、その後の切り返しでボリンジャーバンドの+2σ(5万6610円)を上回って終えている。本日も同バンドを挟んでの推移が続くと考えられ、オプション権利行使価格の5万5500円から5万7500円辺りでのレンジを想定する。上値追いは慎重ながらスキャルピング中心であるため、短期的なショートで下へのバイアスが強まる局面においては、その後のショートカバー狙いのスタンスで対応したい。

 また、米国ではSOX指数が連日で最高値を更新するなかで、アドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]など値がさハイテク株の動向が注目される。そのほか、前日夕に通期業績予想の上方修正を発表したファーストリテイリング<9983>[東証P]が米預託証券(ADR)で3%近く上昇しており、日経平均型を牽引しよう。

 米VIX指数は19.49(8日は21.04)に低下した。終値で20.00を下回るのは2月27日以来となる。前日にマドを空けての下落で25日移動平均線(25.50)を下抜けたが、この日は75日線(20.13)を割り込んで終えた。200日線(18.17)が射程に入ってくるなかでリスク選好に向かわせることになりそうだ。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で15.00倍(8日は14.89倍)に上昇した。+1σ(14.91倍)を上抜け、+2σ(15.05倍)に接近している。2月25日につけた15.26倍や1月29日の15.31倍辺りが射程に入ってきたなかで、ファーストリテイリングのインパクトも期待され、NTロングに振れやすいだろう。

株探ニュース

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