話題株ピックアップ【夕刊】(2):INPEX、サイゼリヤ、イオン
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■ネクセラファーマ <4565> 1,024円 +9 円 (+0.9%) 本日終値 ネクセラファーマ<4565>は続伸し、年初来高値を更新した。きょう寄り前、イーライ・リリーとの糖尿病及び代謝性疾患における複数のターゲットを対象にした研究開発・商業化に関する提携で、2つ目の開発マイルストーンを達成したと発表しており、材料視した買いが集まった。受領する金額は非開示。26年12月期の連結業績予想に対する影響は既に織り込んでいる。 ■INPEX <1605> 4,230円 +29 円 (+0.7%) 本日終値 INPEX<1605>が4日ぶりに反発。ホルムズ海峡での航行再開を条件に米国とイランが8日に2週間の停戦に合意したことを受け、同日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の5月限が前日比18.54ドル安の1バレル=94.41ドルと急落した。しかし、日本時間9日午前10時過ぎ時点の時間外取引では1バレル=98ドル前後へ値を上げて推移している。中東では、イスラエルがレバノンへの攻撃を続けている。また、イランはホルムズ海峡を許可なく通過しようとする船舶を破壊すると警告し、ホルムズ海峡は事実上の封鎖が続いていると伝わった。足もとでは原油価格が反発基調となるなか、INPEXにも買いが入った。 ■サイゼリヤ <7581> 5,820円 -920 円 (-13.7%) 本日終値 東証プライム 下落率トップ サイゼリヤ<7581>が急反落。8日の取引終了後に26年8月期の連結業績予想について、営業利益を190億円から182億円(前期比17.4%増)へ、純利益を124億円から118億円(同5.7%増)へ下方修正したことが嫌気された。メニュー施策やDX活用の効果などにより、既存店の客数・客単価が引き続き増加する見通しで、売上高は2763億円から2970億円(同15.7%増)へ上方修正した。ただ、コメ価格の高騰などの食材価格の上昇で上期の粗利益率が予想を下回り、下期もその傾向が続くと予想していることから、利益は下方修正した。なお、同時に発表した2月中間期決算は、売上高1428億5400万円(前年同期比17.5%増)、営業利益86億5400万円(同39.9%増)、純利益56億3500万円(同20.7%増)だった。同時に、中国・成都市とインドネシアに100%子会社を設立すると発表した。成都及びインドネシアでの店舗展開を進め、更なる事業の拡大を図ることが目的。なお、同件による業績への影響は軽微としている。 ■イオン <8267> 1,800円 -160.5 円 (-8.2%) 本日終値 東証プライム 下落率3位 イオン<8267>が後場に急落。同社は9日午後1時30分、26年2月期の連結決算発表にあわせ、27年2月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比12.0%増の12兆円、経常利益は同19.3%増の2900億円、最終利益は同0.4%増の730億円を見込む。利益予想の水準に対して物足りなさが意識され、売りがかさんだようだ。26年2月期は売上高が前の期比5.7%増の10兆7153億4200万円、経常利益が同8.4%増の2430億3100万円、最終利益が同2.7倍の726億7700万円となった。全セグメントで増収となったが、スーパーマーケット事業やディスカウントストア事業、総合金融事業は営業減益となった。構造改革による一過性のコスト増加をツルハホールディングス<3391>の連結子会社化に伴う段階取得差益で吸収する形となった。27年3月期は好調なディベロッパーやヘルス&ウエルネス、サービス・専門店事業の利益の引き上げを計画。また今期よりグループ通算制度を導入し、税務面の最適化とともに純利益の将来にわたる押し上げ効果を狙う。今期の年間配当予想は15円を計画。昨年9月に実施した1対3株式分割前のベースでは45円(前期は41円)となり、実質増配の見通しとなる。 ■イオンFS <8570> 1,533.5円 -134.5 円 (-8.1%) 本日終値 東証プライム 下落率4位 イオンフィナンシャルサービス<8570>は大幅反落。8日取引終了後、27年2月期連結業績予想について売上高を6000億円(前期比5.4%増)、最終利益を150億円(同28.9%減)と発表した。基幹システムの更改に伴う費用増が利益面で重しとなる見通し。配当予想は53円(前期同額)とした。減益予想を嫌気した売りが出た。同時に発表した26年2月期決算は、売上高が5693億7000万円(前の期比6.8%増)、最終利益が210億9200万円(同34.8%増)だった。投資有価証券売却益の計上があった。あわせて中期経営計画(2026~30年度)を発表し、最終年度に売上高7800億円を目指す目標を掲げた。 ■わらべ日洋 <2918> 2,930円 -245 円 (-7.7%) 本日終値 東証プライム 下落率5位 わらべや日洋ホールディングス<2918>が大幅続落。同社は8日取引終了後、26年夏に予定していた米オハイオ州コロンバス市の新工場の稼働時期を未定にすると発表。これがネガティブ視されたようだ。米経済情勢や市場環境の変化を理由に、取引先であるセブン&アイ・ホールディングス<3382>の米子会社セブン-イレブン・インクが北米エリアにおけるサプライチェーンの見直しを検討するためだとしている。なお、同日に公表した27年2月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比3.1%増の2410億円、営業利益が同3.5%増の77億円。米新工場の稼働未定は織り込み済みだとしている。 ■カカクコム <2371> 2,184.5円 -89.5 円 (-3.9%) 本日終値 カカクコム<2371>が3日ぶりに反落。SMBC日興証券は8日、同社株の目標株価を2900円から2500円に引き下げた。投資評価は3段階で真ん中の「2」を継続した。同証券では26年3月期以降の業績予想を減額修正した。求人情報の一括検索サービス「求人ボックス」の増収率低下などを踏まえた。従来の株価ドライバーである求人ボックスの27年3月期の増収率は、上期は前年の実績が高いため更なる低下が不可避だが下期の水準がどうなるかや、エン<4849>から事業取得する「engage」とのシナジー発現時期などに注目している。 ■レーザーテック <6920> 38,700円 -1,240 円 (-3.1%) 本日終値 レーザーテック<6920>は3万9000円台近辺で目先筋の利益確定売りをこなしている。前日は米株高を背景に同社株が9%超の上昇をみせたほか、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>などが軒並み値を飛ばした。その後に米国株市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が6.3%と急騰して史上最高値を更新しており、これが強い追い風となっている。そうしたなか、中期波動ではレーザーテクの強さが一頭地を抜いている状態だ。アドテストや東エレク、ディスコなどは直近マドを開けて買われたものの、いずれも25日・75日移動平均線はデッドクロスもしくはクロスする目前にあるが、レーザーテクだけは5日・25日・75日線が揃って上向きで上昇指向が強い。前日は4万円大台を回復する場面があり、1月下旬以来約2カ月ぶりに年初来高値奪回を指呼の間に捉えた。EUV光源を使った検査装置で新展開を図っており、海外投資家からの見直し買いが観測されているもようだ。足もとは4万円台手前で瀬踏みしている段階だが、当面は3万9000円近辺で売り物をこなし切れるかどうかが注目される。 ■ライフコーポレーション <8194> 2,583円 -61 円 (-2.3%) 本日終値 ライフコーポレーション<8194>が後場マイナスに転じた。午前11時30分ごろに発表した27年2月期連結業績予想で、売上高9225億円(前期比4.7%増)、営業利益270億円(同3.8%増)、純利益190億円(同0.9%増)と増収増益を見込み、年間配当予想を前期比4円50銭増の70円としたものの、決算発表による目先の材料出尽くし感から売られたようだ。今期は首都圏3店、近畿圏7店の計10店舗(前期5店舗)の出店を予定し売上高の拡大を図るほか、物件費の適正化・削減を進めることで利益目標の達成を図る。なお、26年2月期決算は、売上高8813億2500万円(前の期比3.6%増)、営業利益260億600万円(同2.9%増)、純利益188億2200万円(同4.9%増)だった。 ■住友ファーマ <4506> 2,083円 -47 円 (-2.2%) 本日終値 住友ファーマ<4506>が反落。同社は8日の取引終了後、公募増資を実施すると発表した。1株利益の希薄化を警戒した売りが優勢となった。国内外で新たに5130万4400株を発行するほか、需要状況に応じた上限769万5600株のオーバーアロットメントによる売り出しも予定する。発行価格は20日から23日までの間のいずれかの日に決める。発行済み株式総数は最大で14.8%増加する見通し。同社は手取り概算で最大1164億9027万円を調達し、「エンゾメニブ」や「ヌビセルチブ」のがん2品目の臨床試験を中心とした研究開発資金をはじめ、有利子負債の返済資金などに充てる。 株探ニュース