株価指数先物【引け後】 中東情勢をめぐる高市首相の取り組みに期待
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大阪6月限 日経225先物 53540 +340 (+0.63%) TOPIX先物 3651.5 -0.5 (-0.01%) 日経225先物(6月限)は前日比340円高の5万3540円で取引を終了。寄り付きは5万3050円と、ナイトセッションの終値(5万3270円)を下回る形で売りが先行した。だが、直後につけた5万3020円を安値に切り返し、現物の寄り付き時にはプラス圏を回復。さらに抵抗線として意識されていた75日移動平均線(5万3460円)、25日線(5万3660円)を上抜けたことでショートカバーが強まり、前場終盤にかけて5万4150円まで上げ幅を広げた。 ランチタイムでは利益確定に伴うロング解消とみられる動きが優勢となり、5万3560円まで上げ幅を縮めた。後場は中盤にかけて5万3970円と再び節目の5万4000円に迫る場面もみられたが、祝日明けの米国市場の動向を見極めたいところでもあり、終盤にかけては伸び悩んでいる。 NY原油先物価格が一時1バレル=115ドル台に急伸したことが重荷になり、ショートを誘う形で始まった。しかし、節目の5万3000円割れを狙ったショートは強まらず、現物の寄り付き時にはプラス圏を回復した。その後、原油価格が110ドル台と落ち着いた動きをみせたほか、高市首相が国会でイランとの首脳会談を調整していることを明らかにした。これがトリガーになる形で前場中盤にかけての強い値動きにつながったようである。 日経225先物は一時25日線を上抜けたものの、その後は同線に上値を抑えられる形となり、75日線での攻防であった。NYダウ先物、ナスダック100先物はプラス圏を回復して推移しており、この流れを引き継ぐ形になるようだと、リバウンド狙いのロングを誘う可能性はあるだろう。ナイトセッションは買い先行で始まり、5万4000円台を回復する場面もみられた。 これにより、75日・25日線を上回っての推移をみせている。週足では13週線(5万4510円)が抵抗線となるものの、下値は-1σ(5万2730円)が支持線として意識されてくる。高市首相はトランプ大統領との電話会談も調整していることを明らかにしている。中東情勢の事態鎮静化に向けた動きは、ショートカバーを誘うだろう。 トランプ大統領がイランに提示していた攻撃猶予の期限については、米東部時間4月7日午後8時(日本時間8日午前9時)と自身のSNSに投稿した。これまで設定していた交渉期限を1日伸ばした格好であり、影響を見極めたいところだ。一方で、ヘッジファンドはロング解消からショートに傾いているとみられ、ある程度はショートポジションをニュートラルに近づけてくる動きも想定しておきたい。 オプション権利行使価格の5万4000円を中心とした上下の権利行使価格となる、5万2000円から5万6000円辺りのレンジを想定。 NT倍率は先物中心限月で14.66倍(3日は14.56倍)に上昇した。朝方は14.51倍に低下する場面もみられたが、その後はアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株を中心に買われて日経平均型を牽引した。足もとで200日線(14.55倍)を割り込んだこともあり、リバランスが入っているようだ。 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万1877枚、ソシエテジェネラル証券が6561枚、バークレイズ証券が5575枚、モルガンMUFG証券が1329枚、ゴールドマン証券が1205枚、JPモルガン証券が1118枚、BNPパリバ証券が798枚、松井証券が749枚、日産証券が690枚、野村証券が684枚だった。 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が1万4971枚、ABNクリアリン証券が1万3334枚、バークレイズ証券が1万1020枚、JPモルガン証券が6168枚、モルガンMUFG証券が3269枚、ビーオブエー証券が2200枚、ゴールドマン証券が2101枚、シティグループ証券が2061枚、野村証券が1141枚、ドイツ証券が1083枚だった。 株探ニュース