話題株ピックアップ【夕刊】(3):不二越、マルマエ、INPEX
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■不二越 <6474> 4,460円 -290 円 (-6.1%) 本日終値 東証プライム 下落率7位 不二越<6474>が後場終盤に急落した。この日、26年11月期第1四半期(25年12月~26年2月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比6.2%増の602億700万円、最終利益は同21.7%減の11億2100万円となった。最終減益で着地したことを嫌気した売りがかさんだようだ。米州とアセアンで工具の需要が増加したほか、欧米・中国の建設機械向け油圧機器やアセアンの市販向けベアリングの需要が回復し増収となった。一方、構造改革費用として1億6400万円を特別損失に計上し、最終減益となった。 ■マルマエ <6264> 1,519円 -90 円 (-5.6%) 本日終値 東証プライム 下落率10位 マルマエ<6264>は大幅反落。前週末3日取引終了後に上期(25年9月~26年2月)連結決算を発表し、売上高は87億1000万円(前年同期単独39億1100万円)、営業利益は15億6800万円(同9億5200万円)だった。半導体業界における投資拡大の動きが追い風となった。増収増益を見込む通期計画に対する進捗は順調なものの、特段のサプライズ感はなく、目先は材料出尽くし感から利益確定売りを誘ったようだ。 ■INPEX <1605> 4,512円 -163 円 (-3.5%) 本日終値 INPEX<1605>は朝高後、値を消した。米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の5月限は、日本時間朝の時間外取引で1バレル=115ドル台まで上昇した。中東情勢は緊迫化しており、トランプ米大統領は、イランが7日夜までにホルムズ海峡の開放に同意しなければ大規模攻撃を始める考えを表明した。同氏はSNSに「火曜日、東部時間午後8時」と投稿。7日午後8時(日本時間8日午前9時)に攻撃する方針を示唆したともみられている。ただ、WTI価格は日本時間午後0時時点では111ドル近辺に軟化しており、これを受けINPEXの株価もマイナス圏に転じた。 ■オークワ <8217> 807円 -16 円 (-1.9%) 本日終値 オークワ<8217>は後場に入り弱含みの展開。この日午後1時ごろ、26年2月期連結決算を発表。売上高は2526億5500万円(前の期比1.0%増)、営業利益は18億7800万円(同41.4%増)で着地した。商品戦略や販売促進施策、マーケティング戦略など各種取り組みが奏功した。続く27年2月期の売上高は2555億円(前期比1.1%増)、営業利益は21億円(同11.8%増)の見通し。配当予想は26円(前期同額)とした。あわせて、27年2月期を最終年度とする中期経営計画を終了すると発表した。同計画で掲げる営業利益目標70億円について、最終年度での達成が困難となり、いったん「未達」として取り下げるため。中東情勢の緊迫化に伴うエネルギーコストや物流費の高騰など、外部環境の不透明感が極めて強く、現時点で合理的な達成時期を再設定することが困難と判断したという。これがネガティブ視されたようだ。 ■KeePer技研 <6036> 3,080円 -55 円 (-1.8%) 本日終値 KeePer技研<6036>は5日ぶり反落。前週末3日取引終了後、3月度の月次速報を発表した。全社合計の売上高は前年同月比4.9%減とマイナスになった。値上げ前の駆け込み需要があった前年の反動が出たほか、4月からの「環境性能割」廃止に伴う納車予定のずれ込みによる影響、イラン情勢によるガソリン価格の乱高下による混乱・買い控えなどが響いた。これが嫌気された。 ■リファバスG <7375> 1,829円 +299 円 (+19.5%) 一時ストップ高 本日終値 リファインバースグループ<7375>が急反発。この日、牛乳パックなどの内外装に使用されているポリエチレンフィルムの精製/高純度化技術に成功したと発表しており、これを好感した買いが入った。牛乳パックを含む紙パック製品の廃棄物は年間約8万8000トンが回収され、再生紙原料としてパルプを回収し利用されてきたが、保水性と保形性、耐久性を維持するために内外装にラミネートされ、約1万7000トンを占めるとされるポリエチレンフィルムは再生利用されず熱利用にとどまっていた。同社は技術的な課題を解決することで有用な価値のある資源になりうると考え、ポリエチレンフィルムからパルプ分のみを分離しポリエチレンを高純度化する精製技術を開発。今年6月に稼働予定の「リファインバース蒲郡工場」のリサイクルプロセスに導入され、量産体制を構築していく予定としている。 ■Olympicグループ <8289> 719円 +100 円 (+16.2%) ストップ高 本日終値 Olympicグループ<8289>がストップ高。パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>が6日、同社を親会社として株式交換を実施し、オリンピックと経営統合すると発表した。オリンピック1株に対し、パンパシHD1.18株を割り当て交付する。オリンピックに対しては、株式交換比率をもとに算出される理論株価を意識した買いが集まった。株式交換の効力発生日は7月1日、オリンピックの上場廃止日は6月29日を予定する。パンパシHDは首都圏での店舗網の拡大につなげるほか、新業態「ロビン・フッド」の出店の加速などを図る。 ■巴川コーポレーション <3878> 901円 +122 円 (+15.7%) 本日終値 巴川コーポレーション<3878>が急騰。半導体実装用テープやパッケージ材料など半導体関連部材で強みを発揮する。26年3月期は営業利益が前の期比9.2%増の14億円を見込んでいるが、上振れの可能性があるほか、27年3月期も増収増益基調が維持される公算が大きく、0.5倍台のPBRは水準訂正余地が大きい。電力使用に伴う発熱対策が懸案となっているAIデータセンター関連で、同社が手掛ける絶縁熱接着フィルムなどへの需要増勢が期待され、AIデータセンター関連の出遅れ株としても存在感を高めている。 ■竹田iP <7875> 683円 +70 円 (+11.4%) 本日終値 竹田iPホールディングス<7875>が急騰。同社は商業印刷を祖業とするが、そこで培った技術を横展開し電子基板のスクリーンマスクやフォトマスクといった半導体関連マスク事業を展開している。設計から製造までワンストップで行うほか、工程ごとの品質管理や検査・機密保持管理などで優位性を発揮し、顧客ニーズの開拓が進んでいる。半導体関連セクターの中小型株が相次いで人気化するなか、半導体マスク事業を新たな成長ドライバーと位置付ける同社に物色の矛先が向いた。目先急動意も依然としてPER11倍台、PBRも0.6倍前後とバリュエーションの割安さが際立つ。 ■ダイトーケミックス <4366> 416円 +35 円 (+9.2%) 本日終値 ダイトーケミックス<4366>が急騰。きょうは半導体関連で売買代金上位を占める主力銘柄が軒並み買い優勢に傾いているが、そうしたなか相対的に出遅れる中小型株への投資資金の攻勢が目立つ。半導体フォトレジストなどに使用される感光性材料を手掛けるダイトーケミもその一角で、PBRなど投資指標面から割安に放置されていることもあって、足もとリバウンド狙いの追随買いを引き寄せている。株主優待制度の導入(図書カード贈呈)で個人投資家の人気を誘発しているほか、筆頭株主となっている著名投資家の買い増し姿勢も株価の先高期待につながっているもようだ。 ●ストップ高銘柄 FIXER <5129> 430円 +80 円 (+22.9%) ストップ高 本日終値 IGS <4265> 465円 +80 円 (+20.8%) ストップ高 本日終値 VALUENEX <4422> 641円 +100 円 (+18.5%) ストップ高 本日終値 さくらインターネット <3778> 3,470円 +503 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値 など、5銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース