話題株ピックアップ【夕刊】(1):大阪チタ、三菱重、ワークマン
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■野村原油 <1699> 603.8円 +31.2 円 (+5.5%) 本日終値 NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信<1699>やWisdomTree WTI 原油上場投資信託<1690>といった原油ETFは朝安後、プラス圏に切り返した。米原油先物相場は、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の5月限が日本時間2日午後0時時点の時間外取引で1バレル=104ドル前後と急上昇している。トランプ米大統領は2日午前10時(米東部時間1日午後9時)に演説を行ったが、イラン戦争の終結に向けた具体的な内容はなかった。WTI価格は日本時間の朝方には98ドル前後に下落していた。しかし、同演説後は戦争の早期終結期待が後退し、原油価格は上昇基調を強めている。 ■大阪チタ <5726> 2,730円 +102 円 (+3.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が続急伸、全般波乱展開の地合いの間隙を駆け上がり、一時258円高の2886円まで上値を伸ばす場面があった。中東情勢を巡るトランプ米大統領の演説内容を受け、株式市場は再びリスク回避ムードが強まり、日経平均は一時5万3000円台を割り込むなど乱高下する展開を余儀なくされている。早期のイラン停戦への思惑が後退するなか、防衛関連への資金シフトが足もとで進んでいる。そのなか、高品質のスポンジチタンで世界屈指の存在である同社には、「航空分野(戦闘機、無人機、ミサイル)などで高度な耐久性と軽量化に強みを持つチタン需要が高まるとの思惑が同社株にホットマネーを誘導している」(中堅証券ストラテジスト)という見方が示されていた。2007年の3月につけた上場来高値が1万5060円(修正後株価)と天井が高いことも大相場への思惑を醸成する背景となっているようだ。 ■三菱重工業 <7011> 4,711円 +121 円 (+2.6%) 本日終値 三菱重工業<7011>が一時286円高の4876円まで買われたほか、IHI<7013>が続伸歩調。また、東京計器<7721>も反騰加速、グロース市場では高機能な防衛アセットを提供し次世代防衛基盤構築に貢献する方針を旗幟鮮明としたTerra Drone<278A>が一時ストップ高の5200円に買われるなど、防衛関連株への再攻勢が際立っている。中東情勢への懸念はひと頃より和らいではいるが、世界的な地政学リスクの高まりを背景に、防衛費拡大の流れは不可逆的なものとなっている。日本も日米同盟の連携強化を念頭に防衛力増強の動きにあり、高市政権下で2026年度の防衛予算案は米軍再編関連費も合わせると初めて9兆円を上回っている。防衛省との取引額で群を抜く三菱重を筆頭に、関連企業の収益機会が高まっているという見方が、改めて仕切り直しの買いを引き寄せている。 ■ワークマン <7564> 6,520円 +160 円 (+2.5%) 本日終値 ワークマン<7564>は大幅高で3日続伸。1日の取引終了後に発表した3月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比22.7%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。テレビCMなどの販促効果により、リカバリーウェアが好調に推移し売り上げを牽引。また、気温の上昇に伴いカジュアルウェアを中心に春夏商品も順調に立ち上がった。なお、全店売上高は同28.4%増だった。 ■コメリ <8218> 3,625円 +80 円 (+2.3%) 本日終値 コメリ<8218>が続伸。1日の取引終了後に発表した3月度の月次売上動向で、既存店売上高が前年同月比5.7%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。気温の上昇に伴い、除草剤や防草シートなどの雑草対策用品、肥料や農薬などの農業資材の販売が堅調に推移した。また、中東情勢の影響から、紙類などの生活必需品や塗料、混合ガソリンなどの石油由来商材を早めに確保しようとする動きもみられた。なお、全店売上高は同6.6%増だった。 ■中外製薬 <4519> 9,198円 +198 円 (+2.2%) 本日終値 中外製薬<4519>が続伸。米イーライ・リリーが1日、経口肥満症治療薬「ファウンダヨ(一般名オルホルグリプロン)」について、米食品医薬品局(FDA)が承認したと発表した。オルホルグリプロンについては中外薬が創製し、イーライ・リリーが開発を進めてきた。1日の米株式市場においてイーライ・リリー株は3%を超す上昇で取引を終了しており、中外薬の株価の支援材料となった。中外薬も日本時間2日、ファウンダヨに関してイーライ・リリーがFDAによる承認を発表していると公表している。 ■QPSホールディングス <464A> 2,281円 +49 円 (+2.2%) 本日終値 QPSホールディングス<464A>、アストロスケールホールディングス<186A>、アクセルスペースホールディングス<402A>など宇宙開発関連が軒並み上昇。米東部時間1日午後(日本時間午前7時40分ごろ)、米航空宇宙局(NASA)が南部フロリダ州のケネディ宇宙センターから月探査ロケットを打ち上げた。人類の月面再訪を目指す「アルテミス計画」の一環で、今回のミッションでは月面着陸は行わないものの、有人月探査はおよそ半世紀ぶりということで注目度も高かった。打ち上げについては成功しており、今後は約10日間にわたる月周回ミッションを遂行し、地球に帰還する。ロケットの打ち上げ成功を受けて東京市場では、宇宙関連ベンチャーを中心に投資資金の攻勢が加速している。 ■三菱HCキャピタル <8593> 1,462.5円 +26.5 円 (+1.9%) 本日終値 三菱HCキャピタル<8593>が続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券が1日付で三菱HCキャについて投資判断「オーバーウェート」、目標株価1690円で調査を開始した。純粋なリース事業に対するエクスポージャーが大きい企業だと評価したうえで、インフレが意識される環境下ではTOPIXに対するアウトパフォームを期待しやすいと指摘。次期中計期間でROE(自己資本利益率)の改善に向けた取り組みが本格化すると予想する。 ■キッセイ薬品工業 <4547> 4,865円 +55 円 (+1.1%) 本日終値 キッセイ薬品工業<4547>が続伸。SMBC日興証券は1日、同社株の投資評価を3段階で最上位の「1」で新規カバレッジを開始した。目標株価は5500円とした。同証券では(1)主力の希少疾患パイプライン群の成長によって32年3月期頃まで安定成長が見込まれること(2)子宮筋腫治療薬「リンザゴリクス」やパーキンソン病治療薬「matsupexole」など自社創製新薬も芽吹いてきており海外展開による業績の向上に期待できること(3)資本効率の向上や高い配当利回りによる株価の下支えに期待できること――を評価要因に挙げている。 ■H2Oリテイ <8242> 2,496円 +28 円 (+1.1%) 本日終値 エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>は続伸。1日取引終了後に3月度の売り上げ速報を発表し、百貨店事業は全店合計で前年同月比6.5%増となった。2カ月ぶりにプラスに転換した。比較的安定した気温が続き、春物ファッションが好調に推移。ホワイトデーなどの各種商戦も奏功した。中国インバウンド客による売上高は厳しい状況が続いたものの、中国を含む海外富裕層が増え、免税売上高は全体として5カ月ぶりに前年を上回った。 株探ニュース