株価指数先物【寄り前】 トランプ米大統領の演説内容に注目
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大阪3月限ナイトセッション 日経225先物 54280 +180 (+0.33%) TOPIX先物 3705.0 +12.5 (+0.33%) シカゴ日経平均先物 54235 +135 (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 1日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。トランプ米大統領が「イランの新指導者が米国に停戦を要請してきた」と自身のSNSに投稿した。米国とイランの軍事衝突が収束に向かいつつあるとの期待で買い優勢の展開になった。ただ、ホルムズ海峡が開放されるまで攻撃を続けると述べたほか、イラン側は停戦を要請していないとの見解を示しており、一時460ドルあまり上昇したNYダウは終盤にかけて上げ幅を縮めている。3月の米ISM製造業景況感指数が52.7と前月から0.3ポイント上昇し、市場予想を上回ったことが支えになった。 NYダウ構成銘柄ではボーイング、キャタピラー 、ゴールドマン・サックス・グループ 、シャーウィン・ウィリアムズ 、ユナイテッド・ヘルス・グループ が買われた。半面、年内は売上高の減少が続くとの見通しを示したナイキ の下落率が15%を超えたほか、シェブロン 、ベライゾン・コミュニケーションズ 、ビザ 、マクドナルド が軟調。 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比135円高の5万4235円だった。日経225先物(6月限)のナイトセッションは日中比210円安の5万3890円で始まった。5万3680円まで売られた後はロング優勢となり、米国市場の取引開始後にプラス圏を回復すると、中盤にかけて5万4710円まで買われる場面もみられた。ただ、終盤にかけてロングの解消により上げ幅を縮め、日中比180円高の5万4280円でナイトセッションの取引を終えた。 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行で始まりそうだが、前日に2900円高と大きく上昇したことで、利食いに伴うロングの解消も入りやすいだろう。ナイトセッションでは5万4710円まで買われ、その後上げ幅を縮めたものの、上値抵抗線として機能していた25日移動平均線(5万4170円)を突破したことも、いったん利食いが意識されやすい。そのため、寄り付き後は同線での底堅さを見極めることになりそうだ。 25日線処で底堅さがみられるようだと、ボリンジャーバンドの+1σ(5万6160円)とのレンジに移行することで、ショートカバーを誘う展開が見込まれる。トランプ大統領は日本時間10時から、イラン情勢に関して米国民向けにテレビ演説を行うようであり、この内容がトリガーになる可能性がある。一方で、軍事衝突が長期化するとの懸念につながるようだと、ショートを誘う展開も意識しておきたいところだ。 週足では26週線(5万2050円)と13週線(5万4430円)とのレンジで推移するなかで、レンジ上限を捉えてきた。週足の+1σ(5万6330円)が射程に入ってくるとみられ、オプション権利行使価格の5万3500円から5万5500円辺りのゾーンを想定する。 1日の米VIX指数は24.54(3月31日は25.25)に低下した。25.00を割り込むのは3月19日以来となり、上向きで推移する25日線(25.04)を割り込んできている。トレンドは上向きで推移しているものの、支持線を下回ってきたことでリスク選好に向かわせやすいだろう。 昨日のNT倍率は先物中心限月で14.65倍(31日は14.62倍)に上昇した。ただ、14.69倍で始まった後は14.59倍に軟化する場面もみられており、アドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]が日経平均株価を押し上げたものの、東証プライムの97%が買われる全面高のため、スプレッドは狙いにくい状況だった。 株探ニュース