株価指数先物【寄り前】 25日線を捉えてくるとショートカバーが一段と強まる

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先物

大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 53030 +1830 (+3.57%)
TOPIX先物 3609.5 +107.5 (+3.06%)
シカゴ日経平均先物 53075 +1875
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 31日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が大幅に上昇。トランプ米大統領が、ホルムズ海峡が封鎖されたままでも、イランに対する米軍の軍事作戦を終了させる意向を示したことを受けて、米国とイランの軍事衝突が終結に向かうとの期待から幅広い銘柄に買いが広がった。さらに、イランのぺゼシュキアン大統領が「戦争を終わらせる意思がある」と早期終結に前向きな姿勢を示唆したと報じられたことで上げ幅を拡大させた。

 NYダウ構成銘柄では、キャタピラー、エヌビディア、ボーイング、ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェース、アマゾン・ドット・コムの上昇が目立った。半面、シェブロン、コカ・コーラ、ベライゾン・コミュニケーションズ、プロクター・アンド・ギャンブルが軟調。前日に下落率が4%を超えたフィラデルフィア半導体株(SOX)指数も大きく反発し、上昇率は6%を超えている。

 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比1875円高の5万3075円だった。日経225先物(6月限)のナイトセッションは日中比430円高の5万1630円で始まった。5万1280円まで上げ幅を縮めた後はロング優勢となり、米国市場の取引開始後は5万1600円~5万2100円辺りで保ち合いを継続。終盤にかけてこのレンジを大きく上抜くと、5万3220円まで急伸する場面もみられ、日中比1830円高の5万3030円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、ギャップアップで始まりそうだ。ナイトセッションではボリンジャーバンドの-1σ(5万2120円)処での攻防をみせていたが、終盤にかけて同バンドを上抜くと、75日移動平均線(5万3330円)に接近する形になった。ショートカバーが入りやすい状況のなかで、まずは75日線を突破できるかを見極めることになりそうだ。同線を上抜いてくると、25日線(5万4290円)が射程に入る。

 3月前半の下落で25日線を割り込んだ後は、同線に上値を抑えられる形で調整が続いていたこともあり、25日線を捉えてくる局面では、ショートカバーが一段と強まりやすいだろう。また、週足では-2σ(5万0470円)水準までの調整を経て、26週線(5万2000円)と-1σ(5万2400円)を上抜いた。中心値となる13週線(5万4330円)と-1σとのレンジが意識されやすい。

 そのため、オプション権利行使価格の5万2000円から5万4000円のレンジを想定する。75日線を巡る攻防から上値の重さが目立つ局面では、-1σ近辺での押し目待ちのロング対応に向かわせよう。イラン情勢への楽観は禁物であるが、3月に入ってからの下げでロングを解消し、ショートに傾いているとみられ、カバー狙いのスタンスに向かわせそうだ。

 31日の米VIX指数は25.25(30日は30.61)に低下した。3日ぶりに30.00を割り込み、上向きで推移する25日線(24.78)水準まで下げてきた。同線と+2σ(31.36)とのレンジを継続していることで、レンジ下限までの調整を経て反転する可能性はあるものの、まずはリスク選好になろう。

 昨日NT倍率は先物中心限月で14.62倍に低下した。一時14.47倍まで下げており、200日線(14.53倍)を下抜く形になったが、前場中盤以降はリバランスの動きが強まるなかで、同線を上回っての推移となった。米国市場の流れを受けて全面高となろうが、東京エレクトロン<8035>[東証P]やソフトバンクグループ<9984>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均型を押し上げ、NTロングに振れやすいとみられる。

株探ニュース

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