<動意株・31日>(大引け)=WTOKYO、デンソー、レッティなど
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W TOKYO<9159.T>=連日のストップ高カイ気配。前週末取引終了後にSBIホールディングス<8473.T>との資本・業務提携を発表し、これを材料に急速人気化したが、時価総額60億円前後の超小型株で浮動株比率も低く、圧倒的な品薄感からきょうも取引時間中に寄り付く気配がない。今回の提携の背景には、東京ガールズコレクション(TGC)の発信力と、SBIのメディア関連事業における強みを掛け合わせることで、IP(知的財産)の価値創出に向けたシナジーを発揮する狙いがあり、SBIは一部既存株主から、発行済み株式数の2.18%に相当する6万株を取得する予定だ。一方、WTOKYOの26年6月期は大幅増益見通しながら、PERは18倍前後とバリュエーションで割安感があるとはいえない。ただ、市場では「今後の業容拡大効果を考慮すると、足もとのPERを俎上に載せて論じてもあまり意味がなく、それよりは100億円未満の時価総額の修正余地に目が行く。仮に株価が倍化しても時価総額が200億円未満ということであれば全く驚きはない」(中堅証券ストラテジスト)という見方が示されていた。 デンソー<6902.T>=反発。同社はきょう午前11時30分ごろ、26~30年度を対象とした中期経営計画「CORE2030」を策定したと発表。連結売上収益目標を8兆円以上(26年3月期は7兆4200億円の見込み)としていることが買い手掛かりとなっているようだ。30年までの5年間で研究開発に3兆7000億円、設備投資に2兆2000億円、IT・知財・人財などの価値創造基盤に7000億円を投入する計画。また、成長への投入と株主還元をあわせて8兆円以上を目指すとしている。 Retty<7356.T>=動意含み。クチコミを特長とするグルメプラットフォームの運営を行っており、業績面は低調で株価も200円未満の低位に放置されているが、足もとで個人投資家の短期マネーなどの買いを引き寄せている。30日取引終了後、26年9月期業績予想の修正を発表、最終利益を従来予想の3200万円から1億2400万円(前期実績は1100万円の黒字)に大幅増額した。保有する有価証券の一部売却に伴う特別利益の計上によるもの。これを手掛かり材料に上値を見込んだ投資資金の攻勢を誘う格好となっている。 象印マホービン<7965.T>=マド開け急伸。同社は30日の取引終了後、26年11月期第1四半期(25年11月21日~26年2月20日)の連結決算を発表。売上高は前年同期比4.7%増の303億8400万円、営業利益は同28.3%増の43億3300万円、最終利益は同20.5%増の27億6000万円となった。大幅増益で、営業利益の通期計画に対する進捗率は約66%に上り、見直し買いが集まった。国内での販売が好調に推移したほか、円安による輸入コストの上昇を背景に価格転嫁を進めたことも、収益を押し上げる要因となった。 山善<8051.T>=リスクオフ相場に流されず強調展開。機械商社で工作機械や物流機器の取り扱いで実績が高い。売上高の6割以上を占める生産財を中心に好調で業績押し上げに寄与している。経営効率化に向けた取り組みにも余念がなく利益率の改善も顕著だ。そうしたなか、30日取引終了後に26年3月期業績予想の修正を発表した。営業利益は従来予想の100億円から115億円(前期比21%増)に増額しており、これを評価する買いを呼び込んだ。PERやPBRなどバリュエーション面も割安で、配当利回りも3.7%前後と高いことで、水準訂正余地に着目した買いも根強い。 千趣会<8165.T>=大幅反発。30日の取引終了後、26年12月期の連結業績予想を修正したと発表した。最終利益予想を従来予想の1億円から13億5000万円(前期比65.7%減)に引き上げており、好感した買いが入っている。通販事業における構造改革の一環として閉鎖した千葉コールセンターの土地及び建物を売却し、固定資産売却益12億5000万円を計上する。物件引き渡し日は4月17日を予定する。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS