話題株ピックアップ【昼刊】:象印、滋賀銀、カドカワ

投稿:

材料

■象印マホービン <7965>  1,661円   +161 円 (+10.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 象印マホービン<7965>がマドを開け急伸している。同社は30日の取引終了後、26年11月期第1四半期(25年11月21日~26年2月20日)の連結決算を発表。売上高は前年同期比4.7%増の303億8400万円、営業利益は同28.3%増の43億3300万円、最終利益は同20.5%増の27億6000万円となった。大幅増益で、営業利益の通期計画に対する進捗率は約66%に上り、見直し買いが集まった。国内での販売が好調に推移したほか、円安による輸入コストの上昇を背景に価格転嫁を進めたことも、収益を押し上げる要因となった。

■滋賀銀行 <8366>  1,914円   +91 円 (+5.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 滋賀銀行<8366>が切り返し急。銀行株のなかでも上昇が顕著となっている。滋賀県地盤の同行に対しては、地銀を中心に投資するありあけキャピタル(東京都中央区)が5%超を保有する大株主に名を連ねるほか、政策保有株を多く保有する地銀として注目を集めている。前週末27日に名古屋銀行<8522>としずおかフィナンシャルグループ<5831>が経営統合で基本合意したと発表し、地銀の再編機運の高まりが意識されるなかで、日銀が需給ギャップの再推計を発表したことにより、早期利上げ観測も一段と高まるようになった。地銀株に関しては、このところの国内金利の急上昇による保有債券の含み損を巡る懸念があって下押し圧力が高まっていたが、足もとでは金利の急上昇は一服している。更に31日の東京市場では、トランプ米大統領がイランに対する軍事作戦を終了する用意があると側近に伝えたと一部で報じられ日経平均株価が朝安後に切り返す流れとなった。全体相場を横目に滋賀銀に対しては再編機運の地銀の注目株としての物色意欲が顕在化する形となり、ショートカバーを誘発する形で株高に弾みをつけたようだ。

■KADOKAWA <9468>  3,813円   +175 円 (+4.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率9位
 KADOKAWA<9468>が反発している。30日の取引終了後、アクティビスト(物言う株主)として知られている香港のオアシス・マネジメント・カンパニーがカドカワの株式について、買い増しを続けていたことが明らかとなり、思惑視した買いが入ったようだ。同日に提出された変更報告書によると、オアシスの保有割合は11.85%から13.76%に上昇した。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」。報告義務発生日は23日となっている。

■UACJ <5741>  2,315円   +97 円 (+4.4%)  11:30現在
 UACJ<5741>や日本軽金属ホールディングス<5703>が上伸している。イランが中東最大のアルミニウム精錬所を攻撃したと28日に伝わった。これを受けてアルミニウムの供給不安が高まり、ロンドン金属取引所(LME)のアルミ先物相場に強い上昇圧力を掛けることとなった。30日の米株式市場ではアルミ精錬大手であるアルコアが買われ、前の日に比べ8%を超す上昇で取引を終了。31日の東京市場においてもアルミ相場高による収益拡大の思惑が関連株に広がる形となり、UACJと日軽金HDへの物色意欲を高めて株価を押し上げた。

■オムロン <6645>  4,525円   +179 円 (+4.1%)  11:30現在
 オムロン<6645>は高い。30日取引終了後、デバイス&モジュールソリューションズビジネス(電子部品事業)を米投資会社のカーライル・グループに譲渡すると発表した。子会社のオムロンデバイスに電子部品事業を承継させ、この新会社(譲渡事業価値810億円)の全株式をカーライルに売却する形で行う。株式譲渡実行日は10月1日。事業の選択と集中による今後の収益力向上への期待が高まっているようだ。

■テクマトリックス <3762>  1,782円   +66 円 (+3.9%)  11:30現在
 テクマトリックス<3762>は反発している。30日の取引終了後、米パラソフト社が開発したC言語/C++言語対応テストツール「C/C++testCT2025.2」の販売を始めると発表した。オープンソースによるユニットテストフレームワーク「GoogleTest」を機能安全開発で活用するためのユニットテストツールであり、収益貢献を期待した買いが入ったようだ。GoogleTestは自動車業界をはじめ多様な業界で採用が増えている一方、使用するユーザー自身がコストを払ってツール適格性評価を行う必要がある。販売するテストツールはコードカバレッジ計測やテスト管理・テストトレーサビリティー確保などの機能が付いており、機能安全規格への効率的な対応ができるという。

■山善 <8051>  1,432円   +49 円 (+3.5%)  11:30現在
 山善<8051>がリスクオフ相場に流されず強調展開となっている。機械商社で工作機械や物流機器の取り扱いで実績が高い。売上高の6割以上を占める生産財を中心に好調で業績押し上げに寄与している。経営効率化に向けた取り組みにも余念がなく利益率の改善も顕著だ。そうしたなか、30日取引終了後に26年3月期業績予想の修正を発表した。営業利益は従来予想の100億円から115億円(前期比21%増)に増額しており、これを評価する買いを呼び込んだ。PERやPBRなどバリュエーション面も割安で、配当利回りも3.7%前後と高いことで、水準訂正余地に着目した買いも根強い。

■富士フイルム <4901>  3,021円   +93.5 円 (+3.2%)  11:30現在
 富士フイルムホールディングス<4901>は反発。30日取引終了後、自社株買いを実施すると発表した。取得上限は1300万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.1%)、または300億円。期間は4月1日~5月29日。これが好感されている。なお、これにより取得した株式は6月30日付で消却する。

■インソース <6200>  702円   +15 円 (+2.2%)  11:30現在
 インソース<6200>は堅調。30日取引終了後、グループ会社でDX教育事業を担うインソースデジタルアカデミーが東京都デジタルサービス局から「データ利活用の促進に向けたガイドライン研修支援等委託」を受託し、eラーニングコンテンツと普及啓発用ツール一式を制作したと発表した。この教材は行政運営に携わる職員一人ひとりがデータの重要性を再認識し、日常業務でデータに基づく政策立案や業務改善を円滑に推進できるよう支援するというもの。これが材料視されているようだ。

■エイベックス <7860>  1,198円   +16 円 (+1.4%)  11:30現在
 エイベックス<7860>が反発している。同社は30日の取引終了後、米国に特別目的会社(SPC)を設立すると発表し、材料視されたようだ。米国及び海外市場における音楽関連権利(音楽カタログ)の管理・運営事業の強化を目的に、SPCとしてエイベックス・カタログ・ファンド1と、エイベックス・ソング・ファンド1を設立する。出資は4月を予定。関連してエイベックス・ソング・ファンド1において、財務上の特約が付いた金銭消費貸借契約の締結も発表した。米国では音楽出版社やレコード会社、投資ファンドなど機関投資家による音楽カタログの二次流通が活発化しているという。

■Speee <4499>  2,762円   +34 円 (+1.3%)  11:30現在
 Speee<4499>は3日続伸している。きょう午前9時、SOMPOホールディングス<8630>とリフォームDX事業に取り組む合弁会社の設立を目的に、法的拘束力のない基本合意書を締結したと発表しており、材料視した買いが優勢になっている。スピーはSOMPOとの合弁を前提に子会社を新設し、被災者に建物修理業者を紹介するサービス「みんなのリペア」を含むリフォームDX事業を分割承継する。出資比率は未定。現在は最終契約の締結に向けた協議を進めており、26年9月期の連結業績に与える影響は算出が可能となった段階で開示する。

■日東電工 <6988>  3,078円   +33 円 (+1.1%)  11:30現在
 日東電工<6988>がしっかり。同社は30日の取引終了後、取得総数2000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.97%)、取得総額500億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。株主還元姿勢を評価した買いが株価を下支えしたようだ。取得期間は4月8日から8月31日までとする。

■日本化薬 <4272>  1,772.5円   +10 円 (+0.6%)  11:30現在
 日本化薬<4272>はしっかり。30日取引終了後、富士薬品(さいたま市大宮区)の医薬品製造事業の一部を承継する会社の株式を取得すると発表した。医療用医薬品(注射剤)の受託開発・製造を主に行う富山第二工場の事業を譲り受ける。これにより、抗がん薬・バイオシミラーの安定供給体制の強化と生産能力の拡充を図る。

■しまむら <8227>  3,280円   +4 円 (+0.1%)  11:30現在
 しまむら<8227>が底堅い。30日の取引終了後、26年2月期の連結決算発表にあわせ、27年2月期の業績・配当予想を開示した。今期の売上高は前期比4.2%増の7291億9300万円、最終利益は同6.4%増の473億2100万円を見込む。前期に続き過去最高益を更新する予想で、配当予想も実質増配の見通しを示した。寄り付き直後は売りが先行したものの、発表内容を評価した買いが入り切り返した。今期のグループでの出店数は65店舗で、退店は38店舗を計画。東京や京阪神地区といった都市部での出店を強化する。しまむらは2月20日を基準とする前期の期末配当を従来の予想から10円増額して115円(前期の年間配当は215円)とした。同社は2月21日に1対3の株式分割を実施している。今期の年間配当予想は80円で、株式分割前の水準で240円。実質増配を計画する。26年2月期の売上高は前の期比5.2%増の7000億3400万円、最終利益が同6.1%増の444億6000万円だった。

●ストップ高銘柄
 ぷらっとホーム <6836>  1,090円   +150 円 (+16.0%) ストップ高   11:30現在
 岡本硝子 <7746>  1,147円   +150 円 (+15.1%) ストップ高   11:30現在
 W TOKYO <9159>  2,349円   +400 円 (+20.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。