話題株ピックアップ【夕刊】(1):Jディスプレ、武蔵精密、野村マイクロ

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材料

■Jティッシュ <7774>  749円   +100 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値
 ジャパン・ティッシュエンジニアリング<7774>はストップ高。きょう午前11時ごろ、皮膚欠損の治療を目的とする医療機器「Allo-JaCE03」(アロジェイスゼロスリー)について、厚生労働省へ製造販売承認申請を行ったと発表しており、材料視した買いが流入した。J・TECによると、他家細胞を原材料とした乾燥培養表皮の製造販売承認申請は今回が世界初の事例になるという。同製品は生きた細胞を含まず、室温での輸送や長期保存が可能。医療機関に保管しておくことで、熱傷などの緊急を要する皮膚欠損の治療に迅速に対応できるようになる。

■ジャパンディスプレイ <6740>  81円   +10 円 (+14.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 ジャパンディスプレイ<6740>が続急伸。化学工業日報が26日、米マイクロン・テクノロジーによるJディスプレ茂原工場の買収交渉について報じており、材料視されたようだ。

■武蔵精密工業 <7220>  2,893円   +268 円 (+10.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
 武蔵精密工業<7220>が上げ幅を急拡大した。この日、米運用会社のグランサム、マヨ、ヴァン オッテルロー アンド カンパニー(GMO)が武蔵精密の株式について、新たに5%を超えて保有していることが明らかとなり、思惑視した買いを誘った。同日に提出された大量保有報告書によると、保有割合は5.11%。報告義務発生日は18日。保有目的は「純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこともありうる」としている。

■野村マイクロ <6254>  3,185円   +277 円 (+9.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 野村マイクロ・サイエンス<6254>が連日の急騰劇を演じた。半導体向けを主力とする超純水装置の大手で、生成AI市場の急成長に伴うAI半導体需要を背景に収益環境に吹く追い風は強い。26年3月期については半導体関連の大型案件の剥落が売上高と利益の大幅減少を招いたが、これは構造的な需要剥落ではなく端境期に当たったもので、27年3月期はV字回復以上の伸びで売上高、利益ともに切り返す可能性が指摘されている。また、株式需給面でも貸株市場を経由した機関投資家のショートポジションが、ノムラ・インターナショナルやバークレイズ・キャピタルなどの手口で高水準に積み上がっており、この買い戻し圧力が株価の急騰力を増幅させている面もあるようだ。

■酉島製作所 <6363>  2,948円   +174 円 (+6.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率8位
 酉島製作所<6363>が大幅に3日続伸。フシ目の3000円に接近し、2024年10月以来、およそ1年5カ月ぶりの高値圏に浮上した。同社は国内ポンプ大手で海外展開を強化しており、砂漠地帯にあり海水の淡水化需要がある中東で数多くの実績を構築してきた。イランを巡る軍事衝突では同国の水インフラが被害を受けたとの報告があるほか、攻撃によるインフラ面での被害は中東諸国に拡大している。今後の中東地域における復興需要が酉島に対して中期的な収益押し上げ効果をもたらすとの思惑が台頭し、物色人気化につながったようだ。

■INPEX <1605>  4,687円   +243 円 (+5.5%)  本日終値
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が反発。25日の米原油先物相場は、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の5月限の清算値(終値に相当)が前日比2.03ドル安の1バレル=90.32ドルだった。米国がイランに和平案を提示したとの報道で25日朝には一時、86ドル台まで値を下げる場面があった。ただ、イランが米国の提案を拒否し、ホルムズ海峡におけるイランの主権を認めることなどを主張したと伝わると、原油価格は90ドルを回復した。イラン戦争の展開を巡り情報が錯綜するなか、日本時間午前9時時点の時間外取引ではWTIは91ドル近辺とやや値を上げて推移している。これを受け、INPEXなどは買い先行の展開となった。

■サムコ <6387>  8,620円   +370 円 (+4.5%)  本日終値
 サムコ<6387>の上値追い鮮烈、3連騰で一時900円高の9150円まで上昇し、連日での上場来高値大幅更新と異彩の上げ足を披露している。電子デバイス関連の製造装置を幅広く手掛けており、特に化合物半導体(次世代パワー半導体)を中心としたオプトエレクトロニクス分野での技術力は一頭地を抜いている。ナノレベルの薄膜形成や微細加工などでニッチトップの実力を遺憾なく発揮するが、近年ではAIデータセンター向け光通信用デバイスの製造プロセスで同社商品に対する引き合いが活発だ。波状的な買い攻勢が続くなか、今月17日に野村証券が提出した変更報告書によると、共同保有の形で保有割合を8%超の水準まで買い増している。保有目的は「証券業務による保有」としており市場では「隠れた投資主体が存在する可能性を示唆しており、これも株高思惑を助長しているようだ」(中堅証券ストラテジスト)という指摘がある。

■東映アニメーション <4816>  2,654円   +79 円 (+3.1%)  本日終値
 東映アニメーション<4816>が3日続伸。大和証券は25日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は3000円(従来3400円)とした。「徐々に主力IP(知的財産)のポジティブな話が増える」と予想。端境期だった26年3月期に比べ27年3月期は主力IPの成長に期待している。来期は「ワンピース」IPがネットフリックスでのドラマ放送の恩恵もあり、欧米圏での成長が続くとみている。「ドラゴンボール」も26年はリマスターアニメの放送を控えており売り上げ成長を見込んでいる。

■タイミー <215A>  1,211円   +23 円 (+1.9%)  本日終値
 タイミー<215A>が底堅い。同社は25日の取引終了後、取得総数100万7280株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.00%)、取得総額14億6055万6000円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、株価のサポート要因となったようだ。取得期間は3月26日から5月31日まで。東証における市場買い付けを通じ取得する。

■イノテック <9880>  2,597円   +38 円 (+1.5%)  本日終値
 イノテック<9880>が高い。同社は25日の取引終了後、26年3月期の業績・配当予想の修正を発表した。今期の最終利益予想について従来の見通しから19億円増額して40億円(前期比3.3倍)に上方修正した。固定資産の売却益を計上する。これに伴い、これまで普通配当で40円と計画していた期末配当予想について、特別配当50円を加えて90円に見直しており、好感された。年間配当予想は特別配当を含めて125円(前期は70円)となる。今期の売上高と営業・経常利益予想は据え置いた。

株探ニュース

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