話題株ピックアップ【夕刊】(1):板硝子、テラドローン、東京海上
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■日本板硝子 <5202> 485円 +80 円 (+19.8%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率2位 日本板硝子<5202>はストップ高。この日前引け後、非公開化方針を正式発表した。米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントを割当先として総額1650億円の新株式を発行するとともに、株式併合によるスクイーズアウト(強制買い取り)を経て非公開化する。既存株主には1株当たり500円を交付する。11月をメドに上場廃止となる予定だ。このほか、主要金融機関による総額1400億円の債務の株式化も実施する。財務基盤の改善を図り、戦略投資によって長期的な成長軌道を確保する狙いがある。これら一連の内容は事前の報道で伝わっていたこともあり、同社株はこの日朝方から買い注文を集め、気配値のまま制限値幅の上限に張り付いていた。発表を受け、東京証券取引所は同日付で板硝子株を監理銘柄(確認中)に指定した。 ■Terra Drone <278A> 3,395円 +504 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値 ドローン関連株が一斉高に買われた。材料の出たTerra Drone<278A>がストップ高に買われたほか、Liberaware<218A>、ブルーイノベーション<5597>、ACSL<6232>などが値を飛ばした。政府がきょう行われた閣議で、ドローンの飛行規制を強化するドローン規制法改正案を閣議決定したことが伝わっている。重要施設周辺での規制区域を約300メートルから約1キロに拡大した。しかし、この規制強化については事前に織り込みが進んでいたため悪材料視されていない。市場関係者は「ドローンは防衛関連としての側面で世界的に注目度が高いが、日本も日米首脳会談を経て、安保協力の観点から防衛費拡大が追い風となる。足もとの規制強化はドローンの進化に伴うセキュリティー強化の動きと捉えれば、ポジティブな捉え方も可能だ。また、今後信頼性の高い国産ドローンの活躍余地を高めるという流れも形成されやすい」(中堅証券ストラテジスト)としている。 ■東京海上 <8766> 6,857円 +1,000 円 (+17.1%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率4位 東京海上ホールディングス<8766>がストップ高。23日の取引終了後、米バークシャー・ハサウェイ グループとの戦略的パートナーシップの実施を発表。これをサプライズ視する動きとなった。東京海上はバークシャー子会社で再保険事業の中核会社であるナショナル・インデムニティー・カンパニーを割当予定先として、自社株4820万7200株を処分する。処分価格は1株5962円(処分価額の総額は約2874億円)。ナショナル・インデムニティー・カンパニーは東京海上の株式の2.49%を保有する。第三者割当の払込期間は4月8日から14日までを予定する。バークシャーグループは東京海上に対し戦略的な出資を実施するとともに、再保険分野での協業を推進。M&Aなどでも提携し、共同投資の実行により持続的な事業拡大につなげる。あわせて東京海上は、バークシャー側への処分株数と同数となる取得総数4820万7200株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.6%)、取得総額2874億円を上限とする自社株買いの実施も発表した。取得期間は4月1日から9月18日まで。第三者割当による自己株処分に伴う既存株主に対する希薄化を抑制する。 ■オンコリス <4588> 2,447円 +247 円 (+11.2%) 本日終値 オンコリスバイオファーマ<4588>が大幅高で3日ぶりに反発。23日の取引終了後に、米トランスポゾン・セラピューティクス社にライセンスアウトしたOBP-601(一般名:センサブジン)について、神経変性疾患治療薬としての用途特許が欧州で特許登録されたと発表しており、これを好感した買いが入った。トランスポゾン社は現在、進行性核上性麻痺(PSP)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、アルツハイマー病などを対象とした新たな臨床試験の開始を計画しているという。なお、今回の欧州での特許登録により、日本・米国・欧州・中国で同特許が登録されたことになる。 ■コスモスイニシア <8844> 1,179円 +118 円 (+11.1%) 本日終値 コスモスイニシア<8844>が3日ぶり急反騰。3連休前の前週19日を境に大陰線を連続させて大きく下押す形となっているが、きょうは2営業日分の下げをまとめて返上する上値指向をみせた。都市部を中心にマンションの開発・販売を手掛けるほか、訪日外国人向けも含めたホテルなども積極展開し商機を捉えている。PERが5倍台、PBRが0.7倍台と極めて割安圏に放置されていることで、バリューエーション評価に伴う株高修正余地も大きい。そうしたなか、23日取引終了後に26年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の110億円から、118億円(前期比25%増)に増額した。ソリューション事業を中心とした利益率改善が寄与する。また、利益予想の上乗せとともに株主還元も強化し、今期年間配当を38円から44円(前期実績は30円)に大幅増配することも発表した。配当利回りは3.7%台と高い。低PER、低PBR、高配当利回りという3拍子揃ったバリュー株としての側面が投資マネーを誘引している。 ■Appier <4180> 743円 +62 円 (+9.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位 Appier Group<4180>は大幅高で3日ぶりに反発。23日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、英ロンドンに拠点を置く投資顧問会社ゼナーアセットマネジメントの株式保有割合が5.06%から6.19%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「投資を主な目的とするが、状況に応じて運営及び資本の効率化に向けて、発行者の経営陣との意見交換や重要提案行為などを行う場合がある」としており、報告義務発生日は3月13日となっている。 ■ジーエヌアイグループ <2160> 2,968円 +227 円 (+8.3%) 本日終値 ジーエヌアイグループ<2160>が3日ぶりに急反発。同社は24日、連結子会社のジャイア・セラピューティクス が中国の国家薬品監督管理局(NMPA)傘下の医薬品審査センター(CDE)に対し、新薬承認申請を提出したと発表。これを手掛かりとした買いが入ったようだ。対象は主力開発候補品のB型慢性肝炎由来の肝線維症治療薬F351。すでにCDEとは申請前の事前審査を完了しており、更に優先審査の資格を得たうえで今回の提出に至った。ジャイア・セラピューティクスは今後、CDEと連携し、追加資料の要請があった場合は提出するなどの対応をする方針。本格的な実質審査プロセスに入る前に、CDEより申請受理番号が発行される見込みという。 ■サンケン電気 <6707> 7,010円 +498 円 (+7.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位 サンケン電気<6707>が大幅高で3日ぶりに反発。23日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、香港に拠点を置く投資ファンド、オアシス・マネジメントの株式保有割合が7.81%から9.37%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「ポートフォリオ投資及び株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」としており、報告義務発生日は3月13日となっている。 ■アイザワ証券グループ <8708> 1,534円 +99 円 (+6.9%) 本日終値 アイザワ証券グループ<8708>が大幅高で3日ぶりに反発。23日の取引終了後に、未定としていた26年3月期の期末配当予想を69円(普通配当34円、特別配当35円)にすると発表しており、好材料視された。年間配当予想は117円となり、前期に対しては21円の増配となる。 ■池田泉州HD <8714> 823円 +49 円 (+6.3%) 本日終値 池田泉州ホールディングス<8714>が後場終盤に上げ幅を拡大。午後3時ごろに、26年3月期の連結業績予想について、最終利益を147億円から165億円(前期比24.6%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を10円50銭から13円50銭に引き上げたことが好感された。子会社である池田泉州銀行で貸出金利息や有価証券利息配当金の増加により資金利益が従来予想を上回る見込みとなったことが要因としている。なお、年間配当予想は24円となり、前期実績に対して8円50銭の増配となる。 株探ニュース