話題株ピックアップ【夕刊】(1):明海グループ、カドカワ、ヒュマメイド
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■明海グループ <9115> 1,480円 +213 円 (+16.8%) 一時ストップ高 本日終値 明海グループ<9115>が全般下げ相場に逆行して急騰、日足は5陽連(5営業日連続陽線)かつ大陽線が続くなど買い攻勢が際立っている。中東情勢が緊迫化するなか、原油高と連動してタンカー市況も高騰しており、これを手掛かり材料に投資マネーの流入が顕著だ。市場では「足もとで共栄タンカー<9130>が増し担保規制に伴い買いが入りにくくなっており、明海グループの方に短期資金がシフトしている」(中堅証券ストラテジスト)という指摘もある。イランは歴史的に日本との関係性が良好で、日本の船舶に関しては「(ホルムズ海峡の)通行を認める用意がある」と表明していることも、今後流動的な状況が予想されるとはいえ、投機性の強い資金の買いの根拠となっている。 ■KADOKAWA <9468> 3,397円 +261 円 (+8.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位 KADOKAWA<9468>は全体波乱相場のなか逆行高。アクティビストとして知られる香港を拠点とする投資ファンド、オアシス・マネジメントが19日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、カドカワ株を8.86%取得したことが判明した。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」とした上で「株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」という。報告義務発生日は3月12日。これを受けて思惑的な買いが入った。 ■PHCホールディングス <6523> 1,058円 +58 円 (+5.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位 PHCホールディングス<6523>は切り返し急。モルガン・スタンレーMUFG証券が前営業日の19日、医療機器6銘柄の投資判断の変更を行った。このうち、PHCHDの投資判断を従来の「イコールウェート」から「オーバーウェート」に引き上げたほか、同社の目標株価は1150円から1450円に増額修正した。赤字だった持続血糖測定システム(CGM)事業を切り離し、北米で血糖値測定システム(BGM)事業が好調に推移していると指摘。26年度以降の利益水準の大幅な切り上げを想定する一方、株価マルチプルは著しく低い水準にあるとの見方を示す。 ■HUMAN MADE <456A> 4,545円 +195 円 (+4.5%) 本日終値 HUMAN MADE<456A>が頑強。中東情勢を巡る不透明感でリスク回避ムードが続くなか、朝安後に買いを集めてプラス圏に浮上し、5連騰と気を吐いている。同社はストリートファッションなどアパレルブランドを展開し、昨年11月に東証グロース市場に新規上場したニューフェース。今年3月16日に発表した27年1月期の単独業績予想は、売上高が3割近い増加で連続最高益の更新を計画する。高収益性に対して定評があるほか、松沼礼CEO兼COOはファーストリテイリング<9983>のユニクロでジャパンマーケティング統括部長を経験した人物。更に、元サンリオ<8136>常務の鳩山玲人氏がCSO(最高戦略責任者)として活躍する企業とあって、IP(知的財産)関連ビジネスの拡大を巡る市場の期待も根強い。株式分割実施も発表し、流動性の更なる向上が見込まれるなかで、成長性を評価した買い意欲が継続している。なお、同社は23日午前11時、タイ・バンコクに「HUMAN MADE BANGKOK」を28日にオープンすると発表している。 ■日油 <4403> 3,034円 +115 円 (+3.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位 日油<4403>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券が前営業日の19日、日油の投資判断を従来の「イコールウェート」から「オーバーウェート」に引き上げた。目標株価は3100円から3600円に増額修正している。委託者のブランドで製品の設計・開発・製造を行う化粧品のODMと、医薬品のDDS(薬物送達システム)が底入れしつつあるとし、将来の業績を織り込んでバリュエーション拡大局面に入ったと指摘。株主還元については年250億円規模の自社株買いを想定する。更に今後の防衛予算がコンセンサス以上に拡大し、化薬需要が大きく拡大する可能性があるとの見方も示す。同証券は日油の27年3月期営業利益予想をこれまでの525億円から545億円に見直した。 ■高圧ガス工業 <4097> 1,157円 +35 円 (+3.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位 高圧ガス工業<4097>が大幅反発。同社は産業・医療用ガスのサプライヤーで、溶解アセチレンの最大手。LNG(液化天然ガス)やアンモニアなど取り扱うガスは多岐にわたる。このうちヘリウムに関してはホルムズ海峡が事実上の封鎖状態となり、世界有数の供給国であるカタール産ヘリウムが供給難の状態となっている。代替手段としては米国からの輸入という手があるものの、調達難の状態が長期化した場合、産業・医療用ガス各社がヘリウムの値上げに踏み切るとの思惑が株式市場に広がっているもよう。高圧ガスの業績は安定的に拡大しており、26年3月期の営業・経常利益は過去最高益更新を計画。プライム銘柄ながらPBR(株価純資産倍率)は足もと0.8倍近辺にとどまっており、資本効率の向上余地に着目する向きもあって投資マネーが流入する格好となったようだ。 ■メイコー <6787> 25,860円 +650 円 (+2.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位 メイコー<6787>が堅調。東海東京インテリジェンス・ラボが前営業日の19日、メイコーの目標株価を従来の1万1000円から2万9000円に増額修正した。レーティングは「アウトパフォーム」を継続する。衛星通信向けの好調な受注や新工場の稼働により、中期的な成長力が大幅に高まっていると判断。同証券は適用PER(株価収益率)を15倍から30倍に見直したほか、28年3月期の営業利益予想に関しては295億円から420億円に引き上げた。 ■野村原油 <1699> 637.5円 +14.7 円 (+2.4%) 本日終値 NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信<1699>やWTI原油価格連動型上場投信<1671>が高い。米原油先物相場は、日本時間23日の時間外取引でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の5月限が一時、101.5ドルと100ドルを超えて上昇。トランプ米大統領は21日に「イランが48時間以内にホルムズ海峡を開放しなければエネルギー施設を標的に攻撃を始める」とSNSで表明。これにイラン革命防衛隊が反発しており、中東情勢の悪化が警戒されるなか、原油価格は強含む状態となっている。 ■フジHD <4676> 3,908円 +49 円 (+1.3%) 本日終値 フジ・メディア・ホールディングス<4676>が逆行高を演じた。連休前の19日取引終了後、村上世彰氏が関与するとされるエスグラントコーポレーション(東京都渋谷区)が関東財務局に大量保有報告書を提出していたことが明らかとなった。フジHD株に関し、村上氏の長女である野村絢氏らを含む共同保有割合は5.76%となっている。フジHD側の自社株買いに応じる形で村上氏側の保有割合は低下していたが、今回再度買い増しに動いたことが判明し、思惑視されたようだ。エスグラントコーポレーションらの保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」となっている。報告義務発生日は12日。 ■岩井コスモ <8707> 3,625円 +35 円 (+1.0%) 本日終値 岩井コスモホールディングス<8707>が反発。19日の取引終了後に、未定としていた26年3月期の期末配当予想を165円(前年同期125円)にすると発表。年間配当予想は225円となり、期末配当・年間配当額ともに過去最高となることが好材料視された。 株探ニュース