話題株ピックアップ【昼刊】:明海グループ、カドカワ、Sansan

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■明海グループ <9115>  1,567円   +300 円 (+23.7%) ストップ高   11:30現在
 明海グループ<9115>が全般下げ相場に逆行して急騰、日足は5陽連(5営業日連続陽線)かつ大陽線が続くなど買い攻勢が際立っている。中東情勢が緊迫化するなか、原油高と連動してタンカー市況も高騰しており、これを手掛かり材料に投資マネーの流入が顕著だ。市場では「足もとで共栄タンカー<9130>が増し担保規制に伴い買いが入りにくくなっており、明海グループの方に短期資金がシフトしている」(中堅証券ストラテジスト)という指摘もある。イランは歴史的に日本との関係性が良好で、日本の船舶に関しては「(ホルムズ海峡の)通行を認める用意がある」と表明していることも、今後流動的な状況が予想されるとはいえ、投機性の強い資金の買いの根拠となっている。

■KADOKAWA <9468>  3,346円   +210 円 (+6.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 KADOKAWA<9468>は全体波乱相場のなか逆行高。アクティビストとして知られる香港を拠点とする投資ファンド、オアシス・マネジメントが19日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、カドカワ株を8.86%取得したことが判明した。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」とした上で「株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」という。報告義務発生日は3月12日。これを受けて思惑的な買いが入っている。

■Sansan <4443>  1,140円   +28 円 (+2.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 Sansan<4443>やマネーフォワード<3994>が堅調推移。全体相場がリスクオフ一色となるなか、SaaS関連株の一角に見直し買いが入っている。今年に入り米AIスタートアップ企業のアンソロピックの新技術の発表を受け、SaaS関連企業の業務がAIに代替されるとの悲観が強まり、SaaS関連株は大きく売り込まれていた。一方、足もとではSaaS関連企業の業務ソフトが企業の生産性に大きく寄与している点などを踏まえ、現実的な収益基盤をもとに高い収益力を持つSaaS企業を評価する機運も広がりつつあり、割安感を強めた関連株への物色意欲が顕在化しつつある。ラクス<3923>やフリー<4478>なども一時プラス圏に浮上した。

■フジHD <4676>  3,937円   +78 円 (+2.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率9位
 フジ・メディア・ホールディングス<4676>が逆行高を演じている。連休前の19日取引終了後、村上世彰氏が関与するとされるエスグラントコーポレーション(東京都渋谷区)が関東財務局に大量保有報告書を提出していたことが明らかとなった。フジHD株に関し、村上氏の長女である野村絢氏らを含む共同保有割合は5.76%となっている。フジHD側の自社株買いに応じる形で村上氏側の保有割合は低下していたが、今回再度買い増しに動いたことが判明し、思惑視されたようだ。エスグラントコーポレーションらの保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」となっている。報告義務発生日は12日。

■岩井コスモ <8707>  3,595円   +5 円 (+0.1%)  11:30現在
 岩井コスモホールディングス<8707>が反発している。19日の取引終了後に、未定としていた26年3月期の期末配当予想を165円(前年同期125円)にすると発表。年間配当予想は225円となり、期末配当・年間配当額ともに過去最高となることが好材料視されている。

■日テレHD <9404>  3,118円   +4 円 (+0.1%)  11:30現在
 日本テレビホールディングス<9404>が反発している。19日の取引終了後に、26年3月期の連結業績予想について、売上高を4730億円から4810億円(前期比4.1%増)へ、営業利益を590億円から670億円(同22.0%増)へ、純利益を500億円から540億円(同17.4%増)へ上方修正したことが好材料視されている。日本テレビ放送網の地上波広告収入が従来予想を上回る見込みであることに加えて、コストコントロールの進展が寄与する。同時に、同社が発行済み株数(自己株式を除く)の22.8%を保有し持ち分法適用関連会社としているKANAMELを4月24日付で完全子会社化すると発表した。KANAMELはAOI Pro.やTYOなどの大手広告制作会社を傘下に有しており、日テレHDは25年4月にKANAMELとの間で資本・業務提携を行い、持ち分法適用関連会社としていた。今回の子会社化により、日テレHDは高度な戦略立案能力を獲得することで広告ビジネスの進化を図るとともに、KANAMELが展開する世界7カ国の海外子会社、海外拠点のグローバル広告制作事業を取り込むことで、国内事業の強化と海外事業の拡大を推進する。取得価額は372億5500万円(アドバイザリー費用除く)。なお、業績に与える影響は精査中としている。

■ジャパンディスプレイ <6740>  65円   -30 円 (-31.6%) ストップ安売り気配   11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 ジャパンディスプレイ<6740>がストップ安の水準となる前営業日比30円安の65円でウリ気配となっている。高市早苗首相は日本時間20日、トランプ米大統領との首脳会談に臨んだ。また、日米両政府は戦略的投資に関する共同発表を行い、第2陣のプロジェクトを公表している。Jディスプレを巡っては首脳会談に先立ち、対米投融資のもと米国内に先端ディスプレー工場を建設し、同社がこれを運営するプランが浮上していると報じられていた。同社株は報道を手掛かりに急騰劇を演じることになったが、今回対米投融資の第2陣にJディスプレの案件が盛り込まれなかったことを受け、失望売りが膨らんだ。

■中外製薬 <4519>  8,119円   -531 円 (-6.1%)  11:30現在
 中外製薬<4519>が大幅に3日続落している。同社は23日寄り前に、ロシュ社が開発中の抗潜在型ミオスタチンスイーピング抗体「emugrobart(GYM329)」に関し、脊髄性筋萎縮症及び顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー向けの臨床開発を中止すると発表。これを嫌気した売りがかさんだ。臨床試験において期待された運動機能の改善に結びつかなかったことを踏まえ決定した。安全性への懸念に起因するものではないという。肥満症を対象とした第2相臨床試験については予定通り継続するとしている。

■ソフトバンクグループ <9984>  3,480円   -78 円 (-2.2%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が続落。ここ底値圏でのもみ合いが続いていたが、目先筋の投げが観測されるなか、今月9日につけた昨年末株式分割後の安値である3436円を意識した軟調展開を強いられている。中東情勢の緊迫化による原油市況高騰を背景に世界的に長期金利が上昇、前週末の米国株市場ではハイテク株中心に売りがかさみナスダック総合株価指数は2%の下落となった。ソフトバンクGもこの余波で売り圧力が強い。一方、ソフトバンクGの孫正義会長兼社長は20日、米オハイオ州で大規模なAIデータセンターを整備する構想を明らかにしており、外部資金を含めた初期投資は80兆円という巨額で年内にも建設に着手する方針を示している。ただ、米国を中心にAIインフラへの過剰投資懸念もくすぶるなか、足もとでは株価を直接刺激する材料とはなっていないようだ。

■ステラファーマ <4888>  705円   +100 円 (+16.5%) ストップ高   11:30現在
 ステラファーマ<4888>はストップ高の前営業日比100円高の705円に買われた。昨年来高値を連日更新している。きょう午前10時ごろ、中国・鵬博(海南)BNCTセンターにおいて、3月19日に頭頸部癌を対象として第1例目となるBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)による治療が実施されたと発表しており、材料視した買いが集まっている。同センターがある海南島医療特区は医療ツーリズムの促進を図る規制緩和特別地域であり、中国国内での未承認品である場合も、他国で既に承認を取得しているなどの条件を満たした医療機器及び医薬品については輸入許可が認められる。実臨床データは中国本土での承認申請にも活用でき、ステラファは海南島医療特区への進出を足掛かりに、BNCTの中国展開を進める。

■片倉コープアグリ <4031>  1,224円   +99 円 (+8.8%)  11:30現在
 片倉コープアグリ<4031>が急騰している。トランプ米大統領が21日、自身のSNSへの投稿で「イランが48時間以内にホルムズ海峡を開放しなければ、エネルギー施設に攻撃を始める」と表明。一方、これを受けてイラン側も「発電施設が攻撃を受けた場合、ホルムズ海峡を完全に封鎖する」との声明を発表したと伝わっており、中東情勢混迷の長期化への警戒から、海上輸送の約3分の1がホルムズ海峡経由とされる肥料関連にも市況上昇による販売価格への転嫁への思惑から買いが入っているようだ。同社のほか多木化学<4025>、OATアグリオ<4979>なども買われている。

■ピアズ <7066>  425円   +29 円 (+7.3%)  11:30現在
 ピアズ<7066>は大幅反発している。19日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を25万株(自己株式を除く発行済み株数の2.72%)、または1億円としており、取得期間は3月23日から9月30日まで。現状の市場価格及び財務状況などを総合的に勘案し、経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を目的に実施する。

■フリークHD <6094>  683円   +30 円 (+4.6%)  11:30現在
 フリークアウト・ホールディングス<6094>が全体地合い悪に抗してカイ気配スタートで一気に切り返す展開となっている。ネット広告配信事業を主力展開するが、ビッグデータ分析により広告の取引をリアルタイムで実施し、配信の効果向上を特長としている。ユーチューブ広告配信などが好調で、業績は会社側の想定を大きく上回って推移している。そうしたなか、前週19日取引終了後に26年9月期業績予想の修正を発表、営業利益段階で従来予想の7億円から13億円(前期は9600万円)と大幅に上乗せされ、これが株価の押し上げ材料となっている。

■アシロ <7378>  2,047円   +59 円 (+3.0%)  11:30現在
 アシロ<7378>が反発している。19日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、英ロンドンに拠点を置く投資顧問会社アセット・バリュー・インベスターズによる株式保有割合が33.05%から34.15%に上昇したことが判明。アセット・バリューによる株式買い増しが続いていることで、需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は「純投資及び持続的な企業価値の向上に向けた重要提案行為を行う可能性がある」としており、報告義務発生日は3月12日となっている。

■シェアテク <3989>  1,215円   +34 円 (+2.9%)  11:30現在
 シェアリングテクノロジー<3989>は大幅反発している。19日の取引終了後に、26年9月期の連結業績予想について、営業利益を23億5000万円から36億5000万円(前期比76.0%増)へ、純利益を16億円から25億円(同76.9%増)へ上方修正したことが好感されている。同時に日本最大級のフランチャイズ加盟募集メディアである「フランチャイズの窓口」事業をオズビジョン(東京都渋谷区)に譲渡すると発表しており、これに伴う事業譲渡益をその他収益として計上することが要因。なお、これに伴う減少要因はあるものの、ライフラインのグループ化やその他の既存事業が概ね計画通りに推移していることから、売上高は98億円(同14.2%増)の従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄
 農中リート2 <530A>  2,873円   +497 円 (+20.9%) ストップ高   11:30現在
 光陽社 <7946>  910円   +150 円 (+19.7%) ストップ高   11:30現在
 アスタリスク <6522>  1,004円   +150 円 (+17.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 インフォメティス <281A>  696円   +100 円 (+16.8%) ストップ高   11:30現在
 シンカ <149A>  1,070円   +150 円 (+16.3%) ストップ高   11:30現在
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 ソフトフロン <2321>  237円   -80 円 (-25.2%) ストップ安   11:30現在
 など、2銘柄

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