富田隆弥の【CHART CLUB】 調整一巡の兆しも、イラン戦争の終結が焦点

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コラム

「調整一巡の兆しも、イラン戦争の終結が焦点」

◆イラン戦争が始まって3週間、マーケットの関心はその終結時期に集まっている。戦争の勃発とともに急調整を強いられた株式市場だが、今週は17~18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、18~19日には日銀金融政策決定会合と欧州中央銀行(ECB)理事会、そして19日に日米首脳会談が行われた。これらビッグイベントに加えて、日本では春の彼岸を迎え桜の開花も始まる。通常であれば、株式市場は底打ち反転を模索するタイミングとなる。

◆日経平均株価は3月9日安値の5万1407円まで下落し、26週移動平均線(18日時点5万1713円)に差し掛かった。一方、NYダウとナスダック総合指数は200日線の水準まで調整が進んでいる。日米主要指数のRCI(順位相関指数:日足)が底値圏に集まり、テクニカル的には調整一巡の兆しが見え始めている。あとは戦争の終結を待つ局面といえる。

◆だが、肝心のトランプ米大統領はホルムズ海峡の情勢を含めて発言が二転三転し、マーケットを翻弄し続けている。原油価格は高値圏で膠着し、為替は1ドル=159円台で推移する。株式市場の関係者は底打ち反転できるのか、不安を拭い切れずにいる。

◆日経平均株価は3月18日に1539円高と大きく反発したが、依然として割り込んだ25日線(18日時点5万6119円)の下方に位置している。アヤ戻しの域を脱しておらず、まだ楽観はできない。25日線を奪回するのならば、4月の新年度相場に向けて上昇基調の復活が見えてくるので期待したいところだ。

◆一方で、25日線を突破できずに軟調な展開が続く場合には、サポートラインである26週線を注視しておく必要がある。同様に、NYダウやナスダックが200日線を明確に下放れるシナリオにも警戒を怠るべきではないだろう。

(3月18日 記、原則毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース

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