終盤にかけてドル円は高値を更新、ドル高続く=NY為替概況

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終盤にかけてドル円は高値を更新、ドル高続く=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、ドル円は朝方ドル売りとなり159.01円と、東京朝の159.02円を小幅ながら下回った。中東情勢への警戒は継続も、目立った新規材料がなく、これまでのドル買いに対する調整が入った。前日まで3日続落となっていたダウ平均株価がプラス圏でスタートし、その後も買いが出るなど、しっかりの動きとなったことも、ポジション調整のドル売りにつながった。

 しかし、159円台を維持して反発を見せると、その後ドル高円安が優勢となった。中東情勢をにらみ、週末越えのドル売りポジションの維持には慎重。東京午後につけたそれまでの高値159.69円に並んだあと、高値圏でのもみ合いを経て、終盤に入ってもう一段買われて高値を更新する形で週の取引を終えた。

 中東情勢は長期化が見込まれており、NY原油も序盤の下げから一転して99ドル台に上昇して引けている。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の据え置きが濃厚。声明や議長会見、参加メンバーによる経済見通しなどで物価高警戒と利下げの当面見送りの姿勢が見られる可能性があり、ドルは買いが出やすい地合いとなっている。

 ドル円に関しては介入警戒感などが上値を抑えている面があるが、ドル全面高では介入の効果は限定的と見られ、当局は難しい対応を迫られている。

 ユーロドルはロンドン市場で1.1430ドル台までユーロ安が進んだ後、いったん反発し、NY朝のドル安局面で1.1480ドル台を付けた。しかし、中東情勢をにらんだ有事のドル買いが強まると、ロンドン市場での安値を割り込んで売りが広がり、1.1411ドルを付けている。昨年8月以来のユーロ安ドル高となる。

 ポンドドルも売りが優勢な展開。ユーロに比べると戻りも限定的で、上値の重さが印象付けられた。東京午前に1.3370を付けていたが、その後じりじりと下げ、NY朝のドル安局面でも1.3240ドル台から1.3290ドル付近までの反発にとどまって、その後1.3219ドルを付けている。こちらも年初来の安値を更新し、昨年12月以来の安値圏。

 ロンドン市場で売りが出たユーロ円はNY朝にかけて対ドルでのユーロの買いもあって182.90円台まで反発。対ドルでのユーロ売りとリスク警戒の円買いもあって182.26円とロンドン市場の安値を割り込む動きとなった。

 ポンド円はユーロ円同様にロンドン市場で売りが強まり、212.88円から211円台前半へ下落。NY市場にかけて211円台前半を中心とした推移。安値は211.07円となっている。

 ドルカナダはドル買いに加え、カナダの雇用統計の弱さもありドル高カナダ安が優勢で、ロンドン朝の1.3580前後から1.3740前後まで大きく買われている。対円でもロンドン市場で117円台をつける動きも見られたが、NY市場で116.10円を付けた。

MINKABUPRESS 山岡

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