明日の為替相場見通し=有事のドル買いと介入警戒感が交錯
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今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、中東混迷が長引くとの見方から有事のドル買いが入りやすいものの介入警戒感が一定の重荷となりそうだ。予想レンジは1ドル=158円20銭~159円50銭。 米国・イスラエルとイランとの軍事衝突が長期化するとの警戒感が強く、質への逃避から基軸通貨であるドルが買われやすくなっている。また、原油価格が再び騰勢を強めていることで、エネルギー輸入依存度の高い日本の貿易収支が悪化するとの懸念が円の売り圧力となっている面もあり、12日の東京市場でドル円相場は一時159円24銭と約2カ月ぶりの水準まで上伸した。 ただ、その後は日米両政府がレートチェックを実施したとされる1月23日につけた高値159円23銭が意識される形で一服商状。エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の閉鎖が解除されない限り、原油相場の上昇基調とドル高・円安の方向性は変わらないとみられるが、市場では日米通貨当局が牽制に動くタイミングを見極めたいとするムードが強まりつつある。 なお、日本時間今晩には前週分の米新規失業保険申請件数、1月の米貿易収支、1月の米住宅着工件数が発表されるほか、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)副議長の講演が予定されている。 出所:MINKABU PRESS