<動意株・12日>(大引け)=ケミプロ、フジプレアム、RSCなど

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 ケミプロ化成<4960.T>=人気再燃で一時ストップ高。高市早苗首相肝いりの成長戦略では、17の重点投資分野に関して日本成長戦略会議が優先的に投資支援対象とする61製品・技術を選出、今後品目ごとに官民投資ロードマップを作成し漸次政策発動の運びとなる。そのなか日本発祥の次世代電池であるペロブスカイト太陽電池がリストアップされており、その関連銘柄への物色人気が再燃している。ケミプロは紫外線吸収剤で国内トップシェアを誇るが、同分野で培った有機合成技術を武器に、ペロブスカイト太陽電池の発電効率を向上させる材料の開発推進を標榜している。既に産業技術総合研究所の「被災地企業等再生可能エネルギー技術シーズ開発・事業化支援事業」に採択されており、産総研は耐久性向上や高効率化を実現する技術開発支援と、ペロブスカイト太陽電池の社会実装を加速させるための後押しを行う。株式市場でもケミプロはペロブスカイト太陽電池関連の有力株として認知されている。

 フジプレアム<4237.T>=急動意。高市政権が掲げる17の重点投資分野に関して10日に官邸で開かれた日本成長戦略会議において優先的に投資支援対象とする61製品・技術が示された。このうち具体的な「官民投資ロードマップ(工程表)」が提示された27の製品・技術ではペロブスカイト太陽電池もリストアップされている。フジプレアムは強みとする独自の精密貼合技術を駆使して、OEM供給を主軸に太陽光発電システム関連商品の製造販売も手掛けるが、特に、ペロブスカイト太陽電池分野の研究開発に積極的に経営資源を注いでおり、これまでにも同関連有力株として投資資金の波状的な流入が観測されていた。目先はこれに追随する形で短期筋が攻勢をかけているもようで、急速に厚みを増す売買代金にも反映されている。

 アール・エス・シー<4664.T>=物色人気にストップ高。きょう昼ごろ、ソフトバンク傘下のソフトバンクロボティクスの子会社AI Remote Securityの第三者割当増資を引き受けたと発表した。これにより、同企業はソフトバンクロボとRSCの合弁会社として新たな体制へ移行し、AI・ロボットを駆使した遠隔警備サービス事業に参入するという。今年中に「AIロボット遠隔警備サービス」を提供することを目指す。これが買い材料視されている。

 ザインエレクトロニクス<6769.T>=全体リスクオフ相場に逆行し上値追い鮮明。半導体を自社ブランドで独自開発するファブレスメーカーで、アナログとデジタル回路を混載したミックスドシグナルLSI製品開発で実績が高い。高市政権が掲げる17の重点投資分野に関し日本成長戦略会議は優先的に投資支援対象とする61製品・技術を示しており、同社はこの中に挙げられている次世代移動手段の中核テクノロジーである「空飛ぶクルマ」の関連有力株として注目される。航空管制に対応した半導体・高速インターフェース技術で同社は重要な役割を担う。既にTerra Drone<278A>と資本・業務提携を行い開発に本腰を入れている。また、AIデータセンターの消費電力問題や高速化対応で注目される光電融合技術分野でも光インターコネクト用半導体の開発などで活躍が期待されている。

 QDレーザ<6613.T>=ストップ高で踏み上げ相場の様相。同社は半導体レーザー技術を駆使した応用製品の開発・販売を手掛けているが、中核技術である量子ドットレーザーは、AI・半導体業界においてもキーテクノロジーとなり得ることから注目度が高い。そうしたなか、11日取引終了後、台湾の工業技術研究院及び東京大学の量子ドット荒川研究室と、量子ドット・コムレーザー及び関連する光電子技術の共同研究開発に向けた基本合意書を締結したことを発表。AIデータセンター向け次世代光インターコネクト分野及び光電融合アーキテクチャーへの応用も視野に入れた国際共同研究の枠組みを構築するとしており、これを材料視する買いを呼び込んでいる。株価は既に2月上旬から動兆著しく、複数の外資系証券手口による貸株市場を経由した空売りが高水準だったことから、その買い戻し圧力による浮揚力が加わり上げ足に弾みがついていた。ここにきて仕掛け的な大口の買いも加わり、踏み上げ相場の様相を呈している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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