話題株ピックアップ【昼刊】:QDレーザ、京都FG、ニデック

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材料

■QDレーザ <6613>  1,100円   +150 円 (+15.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 QDレーザ<6613>がカイ気配スタートで続急騰。同社は半導体レーザー技術を駆使した応用製品の開発・販売を手掛けているが、中核技術である量子ドットレーザーは、AI・半導体業界においてもキーテクノロジーとなり得ることから注目度が高い。そうしたなか、11日取引終了後、台湾の工業技術研究院及び東京大学の量子ドット荒川研究室と、量子ドット・コムレーザー及び関連する光電子技術の共同研究開発に向けた基本合意書を締結したことを発表。AIデータセンター向け次世代光インターコネクト分野及び光電融合アーキテクチャーへの応用も視野に入れた国際共同研究の枠組みを構築するとしており、これを材料視する買いを呼び込んでいる。株価は既に2月上旬から動兆著しく、複数の外資系証券手口による貸株市場を経由した空売りが高水準だったことから、その買い戻し圧力による浮揚力が加わり上げ足に弾みがついていた。ここにきて仕掛け的な大口の買いも加わり、踏み上げ相場の様相を呈している。

■野村原油 <1699>  584.2円   +54.4 円 (+10.3%)  11:30現在
 NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信<1699>やWTI原油価格連動型上場投信<1671>といった原油ETFがカイ気配スタート。11日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限は前日比3.80ドル高の1バレル=87.25ドルだった。ホルムズ海峡やその付近で、貨物船などが新たに攻撃を受けたことも伝わるなか、原油の供給不安が高まった。その後、時間外取引では日本時間の午前9時時点で一時94ドル台まで上昇している。国際エネルギー機関(IEA)は11日、加盟国が過去最大の石油備蓄放出で合意したことを明らかにし、一時原油価格は下落する場面があったが、影響は限定的となっている。これを受け原油ETFには買いが集まっている。

■京都FG <5844>  4,334円   +283 円 (+7.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 京都フィナンシャルグループ<5844>は大幅高で3日続伸し、上場来高値を更新した。11日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した。経常収益予想を前回予想の2022億円から3653億円(前期比2.2倍)、最終利益予想を450億円から950億円(同2.6倍)に引き上げた。同時に期末配当予想は特別配当100円を加え140円に増額すること、自社株取得枠を6倍に拡大し取得期間を延長することも開示。業況と株主還元姿勢を評価した買いが集まっている。今期は子会社の京都銀行における任天堂<7974>株式を中心とする株式売却益が当初予想を上回ることで、想定以上となった国債等債券売却損を補う形で利益が拡大する。年間配当予想は期末配当予想の増額で180円(前期実績は60円)になる。自社株買いについては取得総数の上限を100万株から600万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.11%)、取得期間の最終日を3月31日から9月30日に変更する。

■ニデック <6594>  2,305円   +77 円 (+3.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 ニデック<6594>が急反発している。香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントがニデック株について、6.74%保有していることが11日の取引終了後に明らかとなり、思惑視した買いを誘った。同日に提出された大量保有報告書によると、保有目的はポートフォリオ投資及び重要提案行為。オアシスはアクティビスト(物言う株主)として知られている。報告義務発生日は4日。

■任天堂 <7974>  10,100円   +168 円 (+1.7%)  11:30現在
 任天堂<7974>が3日続伸している。Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ・ツー)向けに同社が5日に世界同時発売したソフト「ぽこ あ ポケモン」について、発売後4日間で世界累計販売本数が220万本を突破したと12日に発表した。直近で好調な販売状況が伝わり同社株は戻り歩調を示していたが、業績への好影響を期待した買いが継続している。

■日産自動車 <7201>  377.1円   +0.4 円 (+0.1%)  11:30現在
 日産自動車<7201>はしっかり。一時4.8%高の394円70銭まで上昇した。同社はこの日、ライドシェア大手の米ウーバー・テクノロジーズ、自動運転スタートアップの英ウェイブの2社と、ロボタクシー開発における協業と展開に関する取り組みを開始するために覚書を締結したと発表した。今年後半に東京で試験運行を実施するための準備を始める。この試験運行でウェイブのAI Driverを搭載した「日産リーフ」をウーバーのプラットフォームを通じて提供するという。これが材料視されたようだ。

■ANYCOLOR <5032>  3,405円   -660 円 (-16.2%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 ANYCOLOR<5032>は大幅続落している。11日の取引終了後、26年4月期の単独業績予想を修正したと発表した。営業利益予想を210億~220億円から198億2400万~203億5900万円(前期比21.8%~25.1%増)へ、純利益予想を145億7000万~152億6000万円から140億1500万~143億8700万円(同21.8%~25.0%増)へ下方修正しており、嫌気した売りが出ている。コマースを中心にVチューバーユニットの周年施策、季節性施策、ライブ関連グッズなどの大型施策による強い需要があり、売上高予想は520億~540億円から547億3000万~556億3000万円(同27.6%~29.7%増)に引き上げた。一方で、第3四半期に廃棄予定の棚卸資産に関する商品評価損を計上したことに加えて、第4四半期に会計上の商品評価損を計上する予定であることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(25年5月~26年1月)決算は、売上高420億2000万円(前年同期比45.4%増)、営業利益169億900万円(同54.2%増)、純利益117億9300万円(同55.5%増)だった。

■三井ハイテック <6966>  679円   -78 円 (-10.3%)  11:30現在  東証プライム 下落率3位
 三井ハイテック<6966>は大幅反落。11日取引終了後、27年1月期連結業績予想について売上高を2330億円(前期比6.7%増)、営業利益を110億円(同13.1%減)と発表した。4期連続の減益予想となり、これを嫌気した売りが優勢となっている。電動車向け駆動・発電用モーターコアを中心とした供給能力増強などに取り組み、増収につなげる構え。一方、利益面では先行投資コストが重荷となる見込み。前期に減損損失を計上した反動で、純利益段階では大幅増益となる見通しを示している。配当予想は19円(前期18円)とした。なお、同時に発表した26年1月期決算は、売上高が2183億2900万円(前の期比1.6%増)、営業利益が126億5100万円(同21.0%減)だった。あわせて、中期経営計画の財務目標を見直すと発表した。最終年度となる28年1月期の売上高を3100億円から2630億円へ、営業利益を235億円から150億円へ下方修正した。電動車市場の成長鈍化やレガシー半導体の回復遅れによる影響を織り込んだ。これも売り材料視されている。

■デジタルグリッド <350A>  806円   -76 円 (-8.6%)  11:30現在
 デジタルグリッド<350A>は3日ぶりに大幅反落している。同社は昨年4月22日に東証グロース市場に新規上場した。11日の取引終了後、26年7月期第2四半期累計(25年8月~26年1月)の連結決算を発表。売上高が33億2800万円(前年同期比0.6%増)、営業利益が15億3600万円(同10.1%減)、最終利益が12億1600万円(同2.6%増)になった。容量拠出金の還元により最終増益で着地したものの、営業利益が大幅減益となったことを嫌気した売りが優勢になっている。主力の電力PF事業が減収減益になった。同事業は電力取引市場「デジタルグリッドプラットフォーム」(DGP)における再生エネルギーを除く電源の取引を対象とする。新規顧客の獲得と既存顧客の解約防止を図る事業基盤の拡大に向けた各種施策を進めるなか、競争激化を背景にDGP手数料売上高の単価が下落した。また、同時に開示した投資家向けの説明資料によると、中東情勢に伴う燃料価格の上昇による逆ザヤなどの直接的なマイナス影響はないものの、電力PF事業で市場連動型プランを利用する需要家のコスト増加に伴い、解約リスクが高まる可能性があるとしている。

■リクルート <6098>  6,450円   -78 円 (-1.2%)  11:30現在
 リクルートホールディングス<6098>は4日続落している。11日の取引終了後、自社株9140万8000株(消却前発行済み株数の5.84%)を3月23日付で消却すると発表したものの、同社を含む日経平均構成銘柄がほぼ全面安となるなか、買い向かう姿勢は限られた。なお、消却後の発行済み株数は14億7250万4149株となる。

■パス <3840>  94円   +16 円 (+20.5%)  11:30現在
 パス<3840>が3日続伸している。9日に「子会社のRMDCが韓国のバイオテクノロジー企業であるメディポスト社と業務提携した」と発表したことが引き続き材料視されているもよう。また、11日には「RMDCが馬専門動物病院の治験協力のもと、幹細胞培養上清液(SCCM)を用いた点眼(洗眼)療法において、競走馬に多くみられる創傷性角膜炎の改善事例を確認した」ことを明らかにしており、新たな買い手掛かりとなっているようだ。競走馬はレースやトレーニングなどの激しい運動を行った際に、蹴り上げられた土や砂塵が目に入るリスクが高く、日常的に目を洗浄するケアが不可欠。同社は、この「必須の洗眼プロセス」に再生医療技術を統合することで、治療に要する負荷を下げ、高い資産価値を持つ競走馬の現役寿命延伸への貢献を目指すとしている。

■インバウンドテック <7031>  932円   +150 円 (+19.2%) ストップ高   11:30現在
 インバウンドテック<7031>が3日連続ストップ高。近年急増する訪日外国人に対応し、10カ国を超える多言語対応のコールセンターを24時間365日体制で運営している。低調な業績を反映して株価は2023年の年央から一貫して長期下落トレンドを強いられていたが、今年1月28日に571円の上場来安値をつけた後、戻り局面に移行した。特に直近は戻り足が顕著だ。同社は11日取引終了後、自動車整備業務を手掛けるナルネットコミュニケーションズ(愛知県春日井市)と自動車整備工場向けAIコミュニケーション基盤の共同開発で協業開始したことを発表。ナルネットの自動車整備工場向け業務におけるAI活用を本格支援しデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる。両社の知見を融合し、自動車整備業界の業務効率化及びサービス高度化を目指す方針を明示している。

■ケミプロ化成 <4960>  776円   +95 円 (+14.0%) 一時ストップ高   11:30現在
 ケミプロ化成<4960>が急騰。高市早苗首相肝いりの成長戦略では、17の重点投資分野に関して日本成長戦略会議が優先的に投資支援対象とする61製品・技術を選出、今後品目ごとに官民投資ロードマップを作成し漸次政策発動の運びとなる。そのなか日本発祥の次世代電池であるペロブスカイト太陽電池がリストアップされており、その関連銘柄への物色人気が再燃している。ケミプロは紫外線吸収剤で国内トップシェアを誇るが、同分野で培った有機合成技術を武器に、ペロブスカイト太陽電池の発電効率を向上させる材料の開発推進を標榜している。既に産業技術総合研究所の「被災地企業等再生可能エネルギー技術シーズ開発・事業化支援事業」に採択されており、産総研は耐久性向上や高効率化を実現する技術開発支援と、ペロブスカイト太陽電池の社会実装を加速させるための後押しを行う。株式市場でもケミプロはペロブスカイト太陽電池関連の有力株として認知されている。

■デリカフHD <3392>  940円   +108 円 (+13.0%)  11:30現在
 デリカフーズホールディングス<3392>が大幅高で3連騰。同社は11日の取引終了後、中期経営計画の定量目標の上方修正と、26年3月期の期末一括配当予想の増額修正を発表しており、材料視されたようだ。中計の最終年度である27年3月期の定量目標について、売上高は従来の600億円から670億円(26年3月期予想は640億円)、経常利益目標は18億円から25億5000万円(同21億円)に見直した。外食産業向けの堅調な需要などを支えに業績は大幅な増益基調で推移しており、中期計画におけるこれまでの27年3月期目標は1年前倒しで達成する蓋然性が極めて高いと判断し、新たな定量目標を設定した。今期の期末一括配当予想は22円から25円に増額(前期は12円)した。

■SDSホールディングス <1711>  307円   +28 円 (+10.0%)  11:30現在
 SDSホールディングス<1711>は高い。11日取引終了後、株主優待制度の変更を発表した。優待内容について従来はグルメ・スイーツといった商品を贈呈してきたが、今期末からは更により多くの人に有用な内容となるよう拡充するという。ニーズによってさまざまな商品を取得することが可能な「デジタルギフト」や、暗号資産を含むデジタル金融資産など、デジタルフィンテック分野での株主優待を新たに始めるとした。これが材料視されている。

●ストップ高銘柄
 坪田ラボ <4890>  425円   +80 円 (+23.2%) ストップ高   11:30現在
 GEI <9212>  460円   +80 円 (+21.1%) ストップ高   11:30現在
 グリーンエナ <1436>  4,360円   +700 円 (+19.1%) ストップ高   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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