前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―
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■浜ゴム <5101> 6,615円 (+303円、+4.8%) 横浜ゴム <5101> [東証P]が大幅続伸。SMBC日興証券は10日、同社株の投資評価を3段階で真ん中の「2」から最上位の「1」へ引き上げた。目標株価は6100円から7900円に見直した。高い経営力による成長性を評価している。26年12月期は原油価格高騰による原材料費へのマイナス影響が懸念されるが、買収シナジーによる原材料コストダウン効果や欧州やインドでの数量成長を見込み、同証券では業績予想を上方修正している。27年12月期以降は中国、メキシコ新工場の貢献を織り込み、利益予想を大きく引き上げている。 ■双葉電 <6986> 722円 (+29円、+4.2%) 双葉電子工業 <6986> [東証P]が大幅続伸。11日、災害対応 ドローン「FMC-02」を千葉県の夷隅郡市広域市町村圏事務組合消防本部に納入したと発表しており、好材料視された。今回納入した機体は、同社が開発・製造する産業用ドローン「FMC-02」に、光学映像とサーマル映像を切り替え可能なジンバルカメラ並びにスピーカーユニットを搭載したモデル。災害時の孤立地域における状況把握、情報伝達などの人命救助支援を目的としたもので、千葉県内の消防本部への納入は昨年10月の長生郡市広域市町村圏組合消防本部に続き2件目となる。 ■生化学 <4548> 769円 (+25円、+3.4%) 生化学工業 <4548> [東証P]が大幅続伸。株価は2月中旬から月末にかけて9連騰を記録するなど継続的な資金流入が観測されたが、3月に入ってからは全体波乱相場に流されて急速な調整を強いられていた。しかし目先売り一巡感から再び上昇トレンドに回帰していた。ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸など糖質科学分野を強みとする医薬品メーカーで、関節疾患関連の開発などに経営資源を注いでいる。そうしたなか、10日取引終了後、腰椎椎間板ヘルニア治療剤「SI―6603」の米国承認取得に向けた再申請を実施したことを発表、これを材料視する買いを引き寄せた。 ■アドテスト <6857> 24,885円 (+810円、+3.4%) アドバンテスト <6857> [東証P]が大幅続伸。今月9日にザラ場2万2120円まで売り込まれたが下げ渋り75日移動平均線を土俵際で維持、前日10日はそこを起点にマドを開けて切り返した。前日10日の米国株市場では 半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したほか、アドテストの主要顧客であるエヌビディアも続伸と戻り足をみせたことが追い風となった。株式需給面では信用買い残が直近データ(前週末6日現在)ではやや増勢にあるものの、ピーク時からは株価調整と並行して整理が進捗しており、2万5000円台までは累積売買代金も希薄で戻り売り圧力は限定的とみられる。 ■カカクコム <2371> 1,875.5円 (+50.5円、+2.8%) カカクコム <2371> [東証P]が続伸。10日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、香港に拠点を置く投資ファンド、オアシス・マネジメントの株式保有割合が5.23%から7.94%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「ポートフォリオ投資及び株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」としており、報告義務発生日は3月3日となっている。 ■マクセル <6810> 2,100円 (+55円、+2.7%) マクセル <6810> [東証P]が続伸。10日の取引終了後に、対面での本人確認業務を支援する「本人確認ソリューション」の提供を3月下旬に開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。同ソリューションは、マイナンバーカードや運転免許証の個人情報をICカードリーダーで読み取り、真偽判定や本人確認を行う。オンライン資格確認などで実績のある非接触ICカードリーダー・ライタ「M-1850S」「M-1860B」と、ICチップから取得したデータを実際のカード券面イメージで表示するアプリケーションを組み合わせて提供するもので、これにより大規模なシステムを構築することなく、既存PCを活用し初期導入工数を抑えた運用が可能になるとしている。 ■INPEX <1605> 4,171円 (+80円、+2.0%) INPEX <1605> [東証P]が反発。全体相場が上昇するなか、買い優勢の展開となった。10日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限は前日9日比11.32ドル安の1バレル=83.45ドルだった。主要7カ国(G7)が石油備蓄の放出などを議論し、備蓄放出の思惑が浮上した。また、「米海軍はホルムズ海峡を通る石油タンカーの護衛に成功した」とライト・米エネルギー長官は10日、X(旧ツイッター)に投稿し一時76.73ドルに下落する場面があった。ただ、投稿は削除され、イランがホルムズ海峡で機雷敷設の準備に動いている可能性があると報じられると時間外取引で88ドル台まで上昇。日本時間の午前10時30分時点では83ドル近辺での値動きとなった。INPEXにとって原油高は追い風との見方が多いが、ホルムズ海峡の封鎖や中東情勢の不安定化はマイナス要因となることも予想され、足もとでは強弱感も対立している。 ■帝繊維 <3302> 3,150円 (+50円、+1.6%) 帝国繊維 <3302> [東証P]が3日続伸。10日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、英ロンドンに本拠を置く投資会社ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドとその共同保有者による保有割合が9.07%から10.10%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は、「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為などを行うこと」としており、報告義務発生日は3月3日となっている。 ■トライアル <141A> 3,840円 (+60円、+1.6%) トライアルホールディングス <141A> [東証G]が3日ぶり反発。10日の取引終了後に発表した2月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比2.1%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。節分の時期に、海鮮を贅沢に使った恵方巻や手巻き寿司セットなどの豊富な商品ラインアップを揃えたことが顧客の支持を得て、総菜や鮮魚の売り上げに貢献した。なお、全店売上高は同9.3%増だった。 ■サンワテク <8137> 3,290円 (+45円、+1.4%) サンワテクノス <8137> [東証P]が続伸。大株主である加賀電子 <8154> [東証P]が10日の取引終了後、サンワテク株式116万3100株(議決権ベースで7.25%)を11日付で取得すると発表したことが手掛かり材料視された。 ■セルシス <3663> 1,379円 (+14円、+1.0%) セルシス <3663> [東証P]が続伸。11日午後、イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」のメジャーバージョンアップを実施するとともに、買い切り版について平均10%の価格改定を実施すると発表しており、好材料視された。 ※11日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース