話題株ピックアップ【夕刊】(2):ヤクルト、OLC、INPEX
投稿:
■松竹 <9601> 11,290円 +170 円 (+1.5%) 本日終値 松竹<9601>がほぼ全面安のなか続伸。7日の日本経済新聞朝刊で、「2035年をメドに東京・東銀座に新たな劇場を開業する」と報じられており、これを好材料視した買いが入ったようだ。記事によると、約1000億円を投じ、賃料が見込めるオフィスなどのテナントも誘致して不動産としての収益性も高めるとしており、業績への貢献が期待されている。 ■ヤクルト本社 <2267> 2,614.5円 +35.5 円 (+1.4%) 本日終値 ヤクルト本社<2267>が全体波乱相場のなか反発に転じているほか、ダイドーグループホールディングス<2590>は3日続伸と気を吐いている。市場では「全面安のなかで半導体関連など日経平均に連動しやすい主力どころへの売りが特に際立っているが、一部の資金は緊急避難的に食品などのディフェンシブセクターにシフトしているようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。DyDoについては前週4日に発表した27年1月期の営業利益が前期比2.5倍の105億円予想と急回復見通しにあり、これが投資マネー流入の拠りどころとなっている。 ■オリエンタルランド <4661> 2,838円 +35 円 (+1.3%) 本日終値 オリエンタルランド<4661>が逆行高。中東情勢や原油高の影響を受けにくい内需関連株として、ほぼ全面安商状のなかにあって関心を集めているようだ。また、円相場が1ドル=158円台後半に進むなか、インバウンド需要の増加につながるとの思惑も働いているようだ。 ■INPEX <1605> 4,101円 +10 円 (+0.2%) 本日終値 INPEX<1605>は小幅高。株価は一時4320円まで値を上げ、上場来高値を更新したが、上値では売りに押されている。米原油先物相場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月物は、日本時間の9日早朝7時過ぎに1バレル=111ドル台に急騰。22年7月以来、3年8カ月ぶりの水準に値を上げた。イラン最高指導者に、殺害されたハメネイ師の次男で反米保守強硬派のモジタバ・ハメネイ師が選出されたと伝わり、中東情勢への警戒感が強まった。ただ、株価は原油高を背景に上昇してきただけに利益確定売りも出ている様子だ。 ■アドバンテスト <6857> 22,875円 -2,835 円 (-11.0%) 本日終値 アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置大手が軒並みウリ気配で始まったほか、フラッシュメモリー大手のキオクシアホールディングス<285A>も大口の売り注文に寄り付き商いが成立せず、気配値でのスタートを余儀なくされた。前週末の米国株市場ではハイテク株を中心に広範囲に売りが広がり、特にフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4%近い暴落をみせるなど半導体セクターへの売りが顕著で全体相場を押し下げた。これを受け東京市場でも海外投資家のリスク許容度の急低下を映し、半導体主力株を中心に強い逆風となっている。需給面では信用取引で買い向かった向きの個人投資家の投げ売りなども誘発する可能性があり、警戒ムードが強い。 ■ソフトバンクグループ <9984> 3,541円 -385 円 (-9.8%) 本日終値 ソフトバンクグループ<9984>がウリ気配スタートで大きく下値を探る展開となった。前週末の米国株市場ではNYダウが一時900ドルを上回る下落となったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は終値で1.6%安とダウを上回る下落率を示すなど軟調が目立っており、ナスダック指数との株価連動性の高い同社株にマイナスに作用している。米オープンAIへの巨額投資に関しては、新興AI企業であるアンソロピックの台頭に伴い市場でも評価が分かれている状況で、株価の重荷となっているという見方もあるようだ。一方、ソフトバンクGの信用買い残はここ再び増勢基調にあり、直近信用倍率が11倍弱まで上昇していたことから、株式需給面からも潜在的な売り圧力として意識されやすくなっている。 ■JX金属 <5016> 3,683円 -367 円 (-9.1%) 本日終値 JX金属<5016>は急反落。この日、銅の国内相対取引の目安となる建値を1万円引き下げ1トン=212万円としたことが嫌気された。 ■ソフトウェア・サービス <3733> 11,700円 -1,100 円 (-8.6%) 本日終値 ソフトウェア・サービス<3733>は大幅続落。前週末6日の取引終了後、26年10月期第1四半期(11~1月)の連結決算を発表した。売上高が94億400万円(前年同期比3.9%増)、営業利益が15億1900万円(同16.1%減)となっており、嫌気した売りが出た。同社は医療情報システムの開発・販売・保守を手掛けるほか、同システムの導入に伴い必要となるサーバーなどハードウェアも販売している。11~1月期は比較的規模の大きい医療機関の稼働が重なったハードウェアが牽引し増収となったものの、稼働時期が期ずれとなる案件もあり、ソフトウェアの販売が減少。直近の半導体部材の需給逼迫など外部環境の影響も受け、大幅減益で着地した。なお、26年10月期通期業績予想は、売上高443億3800万円(前期比4.8%増)、営業利益87億9500万円(同4.8%増)の従来見通しを据え置いている。 ■村田製作所 <6981> 3,473円 -310 円 (-8.2%) 本日終値 村田製作所<6981>の下げがきつい。前週末6日の取引終了後に、自社のIT環境において、第三者による不正アクセスを確認したと発表しており、これが嫌気された。同社では、2月28日に不正アクセスの可能性を認識し初動調査を開始、3月1日に本格的な調査を開始した結果、第三者による不正なアクセスが行われ、社外関係者に関する情報及び自社に関する情報が不正に読み出された可能性があることを確認したという。同社では、危機対策本部を設置するとともに、外部のサイバーセキュリティー専門機関との連携を開始し、影響範囲の調査及び被害拡大防止のための対応を進めているとしているが、業績への影響は精査中としている。 ■清水建設 <1803> 3,063円 -215 円 (-6.6%) 本日終値 清水建設<1803>が続急落。前週末6日の取引終了後に、既存株主を売り出し人とする1413万7200株の売り出しを発表しており、需給面への影響を警戒した売りが出たようだ。資本政策で掲げる「27年3月末までに政策保有株式の残高を連結純資産の10%以下とする」取り組みのなかで、個人投資家層の拡大を目指すという。売出価格は3月16~18日のいずれかの日に決定する。 株探ニュース