話題株ピックアップ【夕刊】(1):シスメックス、カバー、タイミー

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■テスホールディングス <5074>  643円   +71 円 (+12.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 テスホールディングス<5074>が続急騰、今週3日につけた昨年来高値626円を払拭して新値街道に再突入した。時価は23年7月以来約2年8カ月ぶりの高値圏に浮上している。同社は再生可能エネルギー発電所の開発・設計・施工から売電事業に至るまで、エンジニアリングとエネルギーサプライを一気通貫で行う再生エネのワンストップソリューション企業として活躍。業績も今期はトップライン・営業利益ともに大幅な伸びを見込んでいる。コージェネレーションなど省エネシステムでも実績を重ねており、足もとで世界的な課題となっているAIデータセンター向け電力需要の確保で、同社の商機拡大への期待が大きい。直近6日付で「インドネシアにおけるEFBペレット製造工場の建設状況」を開示しているが、操業開始予定の6月に向けて順調に進捗していることが確認され、安心材料として株高を後押しした。バイオマス燃料であるEFBペレットについては、サーキュラーエコノミーを象徴するビジネスに位置付けられており、同製造工場での生産・販売を進めるとともに量産化に向けた研究開発を継続し、大規模商業化に向けて年産10万トンの製造能力を目指す方針にある。

■シスメックス <6869>  1,541円   +122 円 (+8.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位
 シスメックス<6869>が急反発。5日の取引終了後に自社株買いの実施と消却を発表したことが好感された。上限を3000万株(自己株式を除く発行済み株数の4.81%)、または300億円としており、取得期間は3月6日から9月18日まで。取得した全株式は9月30日付で消却する。

■カバー <5253>  1,689円   +130 円 (+8.3%)  本日終値
 カバー<5253>が大幅高。同社はきょう、サイバーエージェント<4751>子会社のQualiArtsと共同開発を行ったスマートフォン向けゲーム「hololive Dreams(ホロライブドリームス、ホロドリ)」の全世界同時(一部エリアを除く)事前登録を開始したことを明らかにしており、改めて期待感が高まっているようだ。ホロドリは、女性VTuberグループ「ホロライブ」所属の総勢50人以上のタレントが参加するホロライブ初の公式スマートフォン向けゲーム。事前登録の開始に伴い各種キャンペーンを実施するとしている。

■タイミー <215A>  1,246円   +76 円 (+6.5%)  本日終値
 タイミー<215A>が5営業日ぶりに反発。前日までの下落で自律反発狙いの買いが流入したもよう。また、同社は5日に全国農業協同組合連合会愛媛県本部(JA全農えひめ)と業務提携したと発表しており、これが材料視された面もあるようだ。四国エリアにおける全農県本部との連携は今回が初。JA全農えひめが窓口となり、各JAを通じて組合員である県内の農業者に対してタイミーを紹介することで、農業現場におけるスポットワークの活用を推進するとしている。

■ネクセラファーマ <4565>  905円   +54 円 (+6.4%)  本日終値
 ネクセラファーマ<4565>が続伸。5日の取引終了後に、提携先であるセンテッサ・ファーマシューティカルズから300万ドル(約4億7300万円)のマイルストーンを受け取ることになったと発表しており、好材料視された。センテッサが神経精神疾患を対象に開発中のオレキシン受容体2(OX2R)作動薬「ORX489」に関して、2月12日に発表したマイルストーン達成に続き、追加の早期開発段階のマイルストーンを達成したことに伴うもの。26年12月期第1四半期の売り上げとして計上される予定で、通期業績への影響は業績予想に織り込み済みとしている。

■インターメスティック <262A>  1,908円   +112 円 (+6.2%)  本日終値
 インターメスティック<262A>が大幅続伸。5日の取引終了後に発表した2月度の国内月次売上速報で、主力のZoff事業の既存店売上高が前年同月比9.6%増と増収基調を維持したことが好感された。前月から継続してコラボ商品やUV関連商品が好調に推移したことに加えて、創業25周年の節目を記念した「創業25周年フェア」を全国で展開し、「ブルーライトカット無料キャンペーン」などの施策も奏功した。なお、Zoff事業の全店売上高は同15.3%増だった。

■セルシス <3663>  1,390円   +79 円 (+6.0%)  本日終値
 セルシス<3663>は後場上げ幅を拡大。きょう午前11時ごろ、ペイントアプリ「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプション売り上げについて、2月度における3カ月の移動平均ARR(年間経常収益)が56億8200万円だったと発表した。前年同月比25.6%増の水準で前月に引き続き過去最高を更新しており、好感した買いが集まった。なお、きょう午後1時ごろには3月16日付で自社株150万株(自己株式を含む消却前の発行済み株式総数の4.14%)を消却すると開示した。消却後の発行済み株式総数は3477万1180株、消却後の自己株式数は514万164株となる。

■トクヤマ <4043>  4,129円   +224 円 (+5.7%)  本日終値
 トクヤマ<4043>は大幅続伸。同社は5日、トヨタ自動車<7203>子会社のトヨタ自動車北海道などとともに、水素社会の実現に向けて「H2ほっかいどう」に出資し、新会社として設立したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。新会社では、同社が製造する水素化マグネシウムの水素貯蔵・輸送・利用における簡単・手軽・安全の特長を生かし、新たな用途開拓を進めるとしている。

■SREホールディングス <2980>  2,845円   +137 円 (+5.1%)  本日終値
 SREホールディングス<2980>が続伸。同社は5日、自社提供する不動産・金融領域向けクラウドサービスの課金契約社数が累計5000社を突破したことを明らかにしており、これが株価を刺激したようだ。同社は自社事業で蓄積してきた豊富なデータと知見を生かした業界特化型AIを用いたクラウドサービスを2018年から提供。各サービスは不動産売買仲介、買取再販、不動産管理、デベロッパー、アセットマネジメント、金融機関など幅広い業態の事業者で活用されている。

■サンリオ <8136>  5,816円   +264 円 (+4.8%)  本日終値
 サンリオ<8136>が軟調地合いに抗して3日続伸。グローバル展開するキャラクター戦略が奏功し、2月中旬に今期業績予想の大幅上方修正と配当増額、更に株式分割(5分割)を発表し、急反騰局面に移行した経緯がある。同月16日ザラ場の6179円でいったん目先の天井を打ち調整局面に移行していたが、ここにきて再び買い板が厚くなってきている。3月末に向けて配当及び株式分割の権利取り、更に株主優待の確保を目的とした投資資金の流入が観測されている。株式需給面からのアプローチでも同社株の優位性が意識される。年度末に向け高値圏に位置していた銘柄群に対しては、含み利益回収を狙った機関投資家の売りが波及しやすいが、同社株や任天堂<7974>などに代表されるIP(知的財産)関連株は、既に安値圏に売り込まれていた銘柄が多い(損出しが終了している)ことで、売り圧力が乏しい。サンリオに関してはメリルリンチによる貸株市場を経由した空売りが急増していたことから、その買い戻しが浮揚力を与えている面もあるようだ。

株探ニュース

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