話題株ピックアップ【夕刊】(1):QDレーザ、オンコリス、フェローテク

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■QDレーザ <6613>  934円   +124 円 (+15.3%) 一時ストップ高   本日終値
 QDレーザ<6613>が急反騰。また、オキサイド<6521>も17%近い上昇でストップ高をつけ、シグマ光機<7713>も7%高に買われるなどレーザー関連株への物色ニーズが強い。AIデータセンター投資の文脈で、演算処理を電気ではなく光を用いた処理に置き換え、画期的な省電力化を実現する光電融合分野が注目されている。その際に必須となるレーザー技術の重要性が意識されている。一方、地政学リスクの急速な高まりを背景に防衛関連への物色ニーズが強まっており、市場では「防衛関連のテクノロジーとして“兵器”という領域以外でもレーザー技術は重要なポジションにあり、同関連企業はニッチ分野で高い市場シェアを持つ企業が多いだけに、思惑買いの対象となっているようだ」(中堅証券ストラテジスト)という声がある。上記3社は防衛関連の取引実績は確認されないものの、将来的な技術転用の可能性を手掛かりとしている。QDレーザは量子ドットレーザー技術で強みを有するが、軍事用ネットワーク関連機器やセンサー関連機器への需要が思惑としてあるほか、半導体用レーザー光源の特定領域で9割を超える世界シェアを誇るオキサイド、研究開発用として他社と一線を画す高度なレーザー技術を有するシグマ光機なども、投資資金の波状的な買いを誘っている。

■オンコリス <4588>  2,937円   +342 円 (+13.2%) 一時ストップ高   本日終値
 オンコリスバイオファーマ<4588>が3日ぶりに急反発。5日、トランスポゾン社にライセンスアウトしたLINE-1逆転写酵素阻害剤の「OBP-601」に関し、米国の医療先端研究計画局のPROSPRプログラムのもと、健康寿命の延伸を目的とする研究開発に対して最大2200万ドルの研究開発支援(アワード)を受けることが公表されたと開示した。新薬の開発加速を期待した買いが集まったようだ。アワードに基づく資金は研究の進捗及び費用発生に応じ、トランスポゾン社や参画する研究機関に支払われる予定という。

■DyDo <2590>  2,785円   +269 円 (+10.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
 ダイドーグループホールディングス<2590>が急反発、4日の取引終了後に、27年1月期の連結業績予想を発表しており、売上高2468億円(前期比2.3%増)、営業利益105億円(同2.5倍)、最終利益50億円(前期303億2200万円の赤字)を見込む。年間配当予想は前期と同じ30円を予定している。トルコ飲料事業・ポーランド飲料事業ともに増収を見込み海外事業の成長が牽引役となる見通し。一方の国内事業では前年度に計上した減損損失計上に伴う減価償却費の減少が見込まれるほか、商品ポートフォリオ最適化による製品ミックス改善や柔軟な価格戦略の実行により自販機1台当たり利益の向上を図る。また、自販機台数の絞り込みによる筋肉質な自販機網形成とともに、各コストの低減を図ることで収益体質を強化する。なお、26年1月期決算は、売上高2412億3600万円(前の期比1.7%増)、営業利益41億6300万円(同13.1%減)、最終損益303億2200万円の赤字(前の期38億400万円の黒字)だった。

■バイセル <7685>  5,820円   +380 円 (+7.0%)  本日終値
 BuySell Technologies<7685>が急反発。4日の取引終了後に、「JUXI」ブランドでライブコマース事業を展開する中国の吉奢礼(杭州市)と中国及び北米市場を対象とした海外販売事業の拡大に向けた基本合意書を締結したと発表しており、好材料視された。吉奢礼は80人規模の自社ライバーを抱え、ブランドバッグ、腕時計、ジュエリーの高品質な商品を中国全土と米国向けにライブ販売を実施している。今回の基本合意で吉奢礼とのパートナーシップにより、中国市場においてリペア技術の活用による「C・Dランク品」のリペア及びライブ販売を行うほか、中国市場において高回転で販売可能な「S・Aランク品」のライブ販売やバイセルの国内倉庫を用いた北米市場向けライブ販売などを行うとしている。なお、同件による26年12月期業績への影響は軽微としている。

■フェローテック <6890>  6,280円   +350 円 (+5.9%)  本日終値
 フェローテック<6890>は大幅反発。SMBC日興証券が4日付で投資評価「1(アウトパフォーム)」を据え置いた上で、目標株価を5500円から8700円に引き上げた。同証券によると、中国上場子会社の企業価値とフェローテクの時価総額は逆転していると指摘。また、2社ある子会社のうち1社は赤字であることから、持ち分の売却は選択肢の一つとも指摘している。

■キオクシア <285A>  20,300円   +1,055 円 (+5.5%)  本日終値
 キオクシアホールディングス<285A>やアドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連の主力大型株が軒並み高。前日の米国株市場では景気敏感株やハイテク株など幅広く買い戻され、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに反発に転じたが、半導体セクターへの買いが目立っており、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2%近い上昇となった。半導体メモリーのサンディスクが6%高と値を飛ばしたことで、東京市場ではこれに連動してキオクシアの株価が強く刺激されている。また、マイクロン・テクノロジー、アドバンスト・マイクロ・デバイシズなども大幅高に買われており、東京市場でも投資家心理が強気に傾いている。更に、日本時間早朝に発表された半導体設計大手ブロードコムの11~1月期決算発表は、事前コンセンサスを上回る好調な内容だったことから同社株は時間外で大きく買われており、これもポジティブ・サプライズとなっている。

■Arent <5254>  4,455円   +190 円 (+4.5%)  本日終値
 Arent<5254>は4日ぶりに大きく切り返す展開をみせた。同社は建設業界向けを中心にデジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルティング及びシステム受託開発を主力展開する。業績はトップラインの伸びが際立っており、高成長路線をまい進中。そうしたなか、光通信<9435>のグループ会社である光通信が4日付で提出した大量保有報告書によると、光通信と共同保有者によるArent株式の保有比率は5.04%と、新たに5%を超過したことが分かった。保有目的は「純投資」としており、これが同社株の先高期待を増幅させている。

■シェアテク <3989>  1,244円   +45 円 (+3.8%)  本日終値
 シェアリングテクノロジー<3989>が大幅続伸。4日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、英ロンドンに本拠を置く投資顧問会社アセット・バリュー・インベスターズによる株式保有割合が26.05%から27.09%に上昇したことが判明しており、需給思惑から買われたようだ。保有目的は「純投資及び持続的な企業価値の向上に向けた重要提案行為などを行う可能性がある」としており、報告義務発生日は2月25日となっている。

■ナカニシ <7716>  2,683円   +90 円 (+3.5%)  本日終値
 ナカニシ<7716>が後場上げ幅を拡大。午後1時30分ごろに26年12月期の連結業績予想について、売上高を881億8000万円から901億8500万円(前期比11.1%増)へ、営業利益を156億4200万円から162億1500万円(同15.1%増)へ、最終利益を109億4300万円から111億9300万円(前期23億9800万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。同時に、米国子会社を通じて、現地医療機器メーカーであるアクラカット社(マサチューセッツ州)及びインテック社(マサチューセッツ州)の全株式をそれぞれ取得すると発表しており、両社の業績を連結業績に取り込むことが要因。なお、前提となる為替レートは1ドル=150円、1ユーロ=170円から変更はないとしている。

■カナデビア <7004>  994円   +30 円 (+3.1%)  本日終値
 カナデビア<7004>が大幅高で4日ぶりに反発。4日の取引終了後に、全固体電池事業をスズキ<7269>に譲渡すると発表。それに伴い27年3月期第2四半期に事業譲渡益約74億円を特別利益に計上する見込みと発表したことが好感された。カナデビアでは06年から全固体電池の開発に取り組んでおり、22年3月には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同実証研究で、国際宇宙ステーション(ISS)を構成する「きぼう」日本実験棟の船外に全固体電池軌道上実証装置を設置し、世界で初めて宇宙曝露空間での充放電動作の確認に成功した実績を有している。近年、全固体電池分野の開発競争が激化していることから、電動モビリティやリチウムイオン電池の開発を行うスズキに事業を引き継ぐことが全固体電池技術をより一層発展させると判断し、譲渡を決めたとしている。

株探ニュース

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