25年10-12月期【利益倍増】企業はこれだ!〔第3弾〕 29社選出 <成長株特集>
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3月期決算企業の4-12月期決算がほぼ出そろった。本特集では、直近3ヵ月実績である10-12月期(第3四半期)に経常利益が前年同期と比べて2倍超の大幅増益を達成した企業にスポットライトを当てた。 「25年10-12月期【利益倍増】企業はこれだ!」シリーズの〔第1弾〕(時価総額2000億円以上)、〔第2弾〕(時価総額600億円以上)に続き、今回は第1弾を配信した23日時点の時価総額が250億円以上600億円未満の銘柄の中から利益倍増企業として29社をリストアップし、増益率の大きい順に並べた。なお、下表では四半期ベースの「増益連続期数」、4-12月期経常利益の通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」も併せて記した。 増益率トップとなったのは、業務支援型クラウドツールを主力とするSREホールディングス <2980> [東証P]。25年10-12月期(第3四半期)の経常利益は前年同期の1億円から20.2億円に急拡大し、3四半期ぶりに四半期ベースの過去最高益を更新した。ヘルスケア領域を中心とする課金契約社数の増加や高単価プロダクトの導入によってAIクラウド&コンサルティング事業の収益が拡大したほか、ライフ&プロパティソリューション事業で開発不動産の売却が計画を上回ったことも利益を押し上げた。 2位のヘリオス テクノ ホールディング <6927> [東証S]は主力の配向膜印刷装置で一部案件の売上計上が前倒しで進み、10-12月期の経常利益は前年同期比16.9倍の20.7億円と33四半期ぶりに最高益更新を果たした。併せて、通期の同利益を従来予想の15億円→19億円(前期比2.0倍)に上方修正し、期末一括配当も従来の61円→72円に引き上げた。期末配当利回りは5%台と高水準で、株価は26日に1402円と約20年3ヵ月ぶりの高値をつけている。 6位にリスト入りした日神グループホールディングス <8881> [東証P]の10-12月期は、主力の不動産事業で新築マンションの引き渡しが増加したほか、建設コスト高騰の影響を請負金額に反映したことで建設事業の利益率が大幅に改善し、経常利益は前年同期比3.6倍の7.6億円に膨らんだ。業績好調に伴い、通期の同利益を上方修正するとともに、期末一括配当を従来計画の23円→35円に大幅増額修正した。株価は約7年9ヵ月ぶりの高値圏で推移している。 7位のいちよし証券 <8624> [東証P]は世界的な株式市場の上昇を追い風に、株券の委託手数料や信託報酬、ファンドラップに係るフィーなどが大きく伸び、10-12月期の経常利益は前年同期比3.4倍の18.5億円と2四半期連続の大幅増益を達成した。株価は27日に約12年ぶりの高値となる1522円まで上値を伸ばしている。 25位にリストアップされた半導体商社のイノテック <9880> [東証P]は、海外向けに自社製メモリーテスターの新製品が大きく伸びたうえ、台湾子会社STAr Technologiesではプローブカードや信頼性評価装置の販売が堅調に推移し、10-12月期の経常利益は前年同期比2.2倍の11.7億円と7年ぶりに四半期最高益を更新した。好調な業績を踏まえ、通期の業績見通しと配当予想を上方修正したことも評価され、株価は約25年4ヵ月ぶりの高値圏に急浮上している。 28位のニッポン高度紙工業 <3891> [東証S]は主力のアルミ電解コンデンサ用セパレーターが生成AIの普及に伴うAIサーバー関連などの旺盛な需要を捉え、10-12月期の経常利益は前年同期比2.1倍の10.1億円に急拡大して着地。4-12月期の同利益は27.8億円と通期計画の31億円に対する進捗率は89.9%に達しており、業績上振れが期待される。株価は上場来高値圏を走る展開となっている。 このほか、配当利回りが年間ベースで3%を超えるフェイスネットワーク <3489> [東証S]、中部飼料 <2053> [東証P]、ハリマ化成グループ <4410> [東証P]、プロネクサス <7893> [東証P]、フィード・ワン <2060> [東証P]、大末建設 <1814> [東証P]、オプティマスグループ <9268> [東証S]は足もとの業績が好調な高配当株として注目したい。 ┌ 経常利益 ┐ 増益 対通期 予想 コード 銘柄名 増益率 10-12月期 連続期数 進捗率 PER <2980> SREHD 1830 2026 1 60.6 21.2 <6927> ヘリオスTH 1587 2075 1 127 19.5 <8139> ナガホリ 421 657 2 86.8 51.1 <4112> 保土谷 357 1230 1 87.5 19.0 <4839> WOWOW 324 2525 1 311 48.1 <8881> 日神GHD 256 761 2 73.0 11.6 <8624> いちよし 245 1855 2 - - <3010> ポラリスHD 228 882 5 89.4 17.7 <8338> 筑波銀 227 2486 3 110 11.2 <3489> フェイスNW 226 1529 2 41.4 8.4 <6145> NITTOK 224 1861 2 93.3 17.4 <2053> 中部飼 213 2183 3 87.6 13.9 <4410> ハリマ化成G 205 1144 1 87.1 13.8 <7294> ヨロズ 195 619 1 81.2 28.5 <4337> ぴあ 193 945 3 95.7 17.2 <7893> プロネクサス 177 332 1 121 16.4 * <1866> 北野建 168 1102 3 91.1 15.1 <6027> 弁護士COM 167 559 4 82.2 46.5 <2060> フィードワン 164 2435 1 75.9 8.5 <7937> ツツミ 162 2107 2 79.3 19.4 <8614> 東洋証券 157 1191 2 - - <7717> Vテク 148 1161 1 18.0 16.3 <1814> 大末建 144 2068 5 88.9 12.7 <7047> ポート 131 1327 2 79.3 11.8 * <9880> イノテック 122 1179 2 69.0 16.9 <9268> オプティマス 114 656 1 19.8 8.9 <1964> 中外炉 113 555 1 25.9 10.1 <3891> 高度紙 109 1017 2 89.9 21.5 <2780> コメ兵HD 101 3835 1 76.8 12.8 ※経常利益の単位は百万円。増益率は前年同期に比べた増加率、単位は%。「*」は国際会計基準、米国会計基準を採用する銘柄。 ※増益連続期数は四半期ベースの連続回数、同一会計基準内が対象。対通期進捗率は経常利益の通期計画に対する4-12月期の進捗割合、単位は%。黒字転換、赤字縮小は増益に含めない。24年10-12月期の経常利益が1億円未満の銘柄、直近で通期の利益予想を下方修正した銘柄は除いた。 株探ニュース