富田隆弥の【CHART CLUB】 6万円接近も、調整しやすい3月相場
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「6万円接近も、調整しやすい3月相場」 ◆来週はもう3月、サクラの季節がやってくる。スピード調整を適宜挟みながら、強い上昇基調を続ける日経平均株価。2月26日には史上最高値を5万9332円に伸ばし、初の「6万円」乗せが時間の問題となってきた。相場も春爛漫と心を浮き立たせたいところだが、3月には「彼岸底」の格言があるように、調整しやすい月でもある。 ◆少し振り返ると、日経平均株価が「4万円」に乗せたのは2年前の2024年3月4日。そして「5万円」の大台に乗せたのが、その1年7カ月半後の25年10月27日だ。そこからわずか4カ月ほどで、早くも「6万円」を射程に捉えようとしている。衆院選での自民党圧勝という好材料があったとはいえ、上昇ピッチを一段と加速させているのは明らかだ。 ◆テクニカル指標には、RCI(順位相関指数)や移動平均線カイ離率など、高値警戒シグナルを灯すものもみられ、そろそろスピード調整が欲しいところだ。また3月は、第2週にメジャーSQ(先物・オプション取引の特別清算指数算出:13日)、中旬に確定申告・所得税の納税期限(16日)を控える。さらに年度末となる月末に向けて、機関投資家や海外投資家からポジション調整の売りが出やすい時期でもある。3月の調整アノマリー(経験則)の背景には、これら需給面での要因が重なっていることがあると思われる。 ◆チャートのポイントとして、右肩上がりで推移する支持線・25日移動平均線(2月26日時点、5万5375円)を注視したい。信用取引と裁定取引の「買い残高」はともに高水準に積み上がっており、日経平均株価がこの25日線を割り込むと「解消売り」を誘って調整を深めるリスクがある。買いに偏った2月相場だっただけに、迎える3月相場では買いポジションを少し整理して様子を見るのも一策だろう。 (2月26日 記、原則毎週土曜日に更新) 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ 株探ニュース