前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■電子材料 <6855> 8,490円 (-1,500円、-15.0%) ストップ安 日本電子材料 <6855> [東証S]がストップ安。25日取引終了後、173万9200株の新株式発行と、上限26万800株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表した。発行価格は3月10~12日のいずれかの日に決定する。調達資金約140億円(手取り概算額)は、AI関連半導体市場の拡大に伴って増加するメモリー向けMタイププローブカード(MEMS技術を用いたプローブカード)への需要に対応した生産キャパシティー拡大のための新工場の建設資金に充てる。株式価値の希薄化を懸念した売りが先行した。 ■楽天銀 <5838> 6,878円 (-1,080円、-13.6%) 東証プライムの下落率トップ。楽天銀行 <5838> [東証P]が4日続急落。楽天グループ <4755> [東証P]は25日の取引終了後、楽天銀を含むグループのフィンテック事業の再編に向け、再度協議を開始することで合意したと発表した。2024年9月にいったん再編協議の取りやめを公表していたものの、事業環境の急速な変化に伴い、楽天エコシステムの更なる拡大と企業価値の長期的・持続的拡大の観点で、フィンテックの全体戦略の検討を加速させる体制の構築が必要と楽天グループは判断。銀行・カード・証券の連携を強化しつつ、金利が上昇する環境のなかでも強固な預金調達力を持つ楽天銀の強みを生かし、楽天エコシステム全体の成長につなげる方針を示している。再編実施後も楽天銀のプライム上場は維持を想定。再編の効力発生は今年10月を目指す。市場の一部には、楽天銀が楽天エコシステム以外の顧客や法人にアプローチし、収益を拡大させる将来への期待があったが、再編に至った場合、楽天グループ内での連携面に経営資源の投下を余儀なくされ、楽天銀の成長が鈍化するリスクが意識されていたもよう。財務面での負担を強いられる可能性を指摘する向きもあり、下値模索の動きとなっていた。 ■中部鋼鈑 <5461> 2,385円 (-130円、-5.2%) 中部鋼鈑 <5461> [東証P]が4日続急落。25日の取引終了後、26年3月期の業績予想の下方修正を発表。株式の売り出し決議も開示しており、嫌気された。今期の売上高予想は従来の見通しから12億円減額して516億円(前期比1.1%増)、最終利益予想は10億円減額して11億円(同36.5%減)に見直した。最終利益は増益予想から一転して減益を計画する。主原料の鉄スクラップ価格が想定を上回る見通し。厚板の販売数量は想定通りの推移が見込まれるものの、価格改定の浸透に時間を要しており、影響を業績予想に反映した。あわせて同社は既存株主による合計163万7100株の売り出しと、需要状況に応じ上限24万株のオーバーアロットメントによる売り出しを決議したと公表。売出価格は3月5日から10日までのいずれかの日に決める。 ■日ヒュム <5262> 1,460円 (-56円、-3.7%) 日本ヒューム <5262> [東証P]が大幅安で4日続落。25日の取引終了後に、自社株処分による434万7900株の公募とオーバーアロットメントによる上限65万2100株の売り出しを実施すると発表しており、需給面への影響を警戒した売りが出たようだ。処分価格は3月5日から10日までの期間に決定される予定で、調達資金約74億5700万円は運転資金として活用する方針という。 ■イオン <8267> 2,203円 (-80.5円、-3.5%) イオン <8267> [東証P]が大幅続落。ツルハホールディングス <3391> [東証P]、高島屋 <8233> [東証P]、松屋 <8237> [東証P]といった2月期決算銘柄に安いものが目立った。26日は2月期末の配当と株主優待の権利落ち日にあたることから、処分売りの動きが優勢となったようだ。バロックジャパンリミテッド <3548> [東証P]やエコス <7520> [東証P]、ワキタ <8125> [東証P]、伊澤タオル <365A> [東証S]なども下落していた。 ※26日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース