話題株ピックアップ【夕刊】(3):楽天銀、日ヒュム、イオン

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■楽天銀行 <5838>  6,878円   -1,080 円 (-13.6%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ
 楽天銀行<5838>が急落。楽天グループ<4755>は25日の取引終了後、楽天銀を含むグループのフィンテック事業の再編に向け、再度協議を開始することで合意したと発表した。2024年9月にいったん再編協議の取りやめを公表していたものの、事業環境の急速な変化に伴い、楽天エコシステムの更なる拡大と企業価値の長期的・持続的拡大の観点で、フィンテックの全体戦略の検討を加速させる体制の構築が必要と楽天グループは判断。銀行・カード・証券の連携を強化しつつ、金利が上昇する環境のなかでも強固な預金調達力を持つ楽天銀の強みを生かし、楽天エコシステム全体の成長につなげる方針を示している。再編実施後も楽天銀のプライム上場は維持を想定。再編の効力発生は今年10月を目指す。市場の一部には、楽天銀が楽天エコシステム以外の顧客や法人にアプローチし、収益を拡大させる将来への期待があったが、再編に至った場合、楽天グループ内での連携面に経営資源の投下を余儀なくされ、楽天銀の成長が鈍化するリスクが意識されているもよう。財務面での負担を強いられる可能性を指摘する向きもあり、下値模索の動きとなっている。

■中部鋼鈑 <5461>  2,385円   -130 円 (-5.2%)  本日終値
 中部鋼鈑<5461>が大幅安で4日続落。25日の取引終了後、26年3月期の業績予想の下方修正を発表。株式の売り出し決議も開示しており、嫌気された。今期の売上高予想は従来の見通しから12億円減額して516億円(前期比1.1%増)、最終利益予想は10億円減額して11億円(同36.5%減)に見直した。最終利益は増益予想から一転して減益を計画する。主原料の鉄スクラップ価格が想定を上回る見通し。厚板の販売数量は想定通りの推移が見込まれるものの、価格改定の浸透に時間を要しており、影響を業績予想に反映した。あわせて同社は既存株主による合計163万7100株の売り出しと、需要状況に応じ上限24万株のオーバーアロットメントによる売り出しを決議したと公表。売出価格は3月5日から10日までのいずれかの日に決める。

■日本ヒューム <5262>  1,460円   -56 円 (-3.7%)  本日終値
 日本ヒューム<5262>は4日続落。25日の取引終了後に、自社株処分による434万7900株の公募とオーバーアロットメントによる上限65万2100株の売り出しを実施すると発表しており、需給面への影響を警戒した売りが出たようだ。処分価格は3月5日から10日までの期間に決定される予定で、調達資金約74億5700万円は運転資金として活用する方針という。

■イオン <8267>  2,203円   -80.5 円 (-3.5%)  本日終値
 イオン<8267>やツルハホールディングス<3391>、高島屋<8233>、松屋<8237>といった2月期決算銘柄に安いものが目立つ。きょう26日は2月期末の配当と株主優待の権利落ち日にあたることから、処分売りの動きが優勢となっているようだ。バロックジャパンリミテッド<3548>やエコス<7520>、ワキタ<8125>、伊澤タオル<365A>なども下落している。

■MRKホールディングス <9980>  123円   +30 円 (+32.3%) ストップ高   本日終値
 MRKホールディングス<9980>がストップ高。25日の取引終了後に、自社株買いを実施すると発表しており、これを好感した買いが流入した。上限を600万株(自己株式を除く発行済み株数の5.92%)、または6億円としており、取得期間は2月26日から来年2月25日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の実行と株主への利益還元を目的としている。

■JMACS <5817>  1,451円   +290 円 (+25.0%) ストップ高   本日終値
 JMACS<5817>が急動意。2017年7月以来約8年半ぶりの高値圏に浮上している。通信・防災用電線メーカーで光ファイバーケーブルも手掛け、AIデータセンター建設ラッシュの恩恵を受けるポジションにあるほか、屈曲性の高いロボットケーブルで実力を存分に発揮しており、フィジカルAI関連としてもテーマ性を内包する。また、屈曲性が求められるペロブスカイト太陽電池用のソーラーケーブルでも収益機会を捉える可能性が高いとみられている。PERはやや割高ながら、電線セクターの中では出遅れ感が強く目先投資資金の攻勢を誘った。

■窪田製薬HD <4596>  240円   +44 円 (+22.5%)  本日終値
 窪田製薬ホールディングス<4596>が高い。同社は25日の取引終了後、スターガルト病治療候補薬「エミクススタト塩酸塩」に関し、仏Laboratoires KOL社とのライセンス契約の締結に向けた協議の状況について開示した。現在、契約書ドラフトの精査を完了しており、実務的な詳細事項について最終確認を行っているとしたうえで、これらの確認が完了次第、「近日中に契約を締結する見込み」だとした。発表を手掛かりとした買いが入ったようだ。

■デルタフライ <4598>  240円   +22 円 (+10.1%)  本日終値
 Delta-Fly Pharma<4598>が続急騰。25日の取引終了後、急性骨髄性白血病(AML)を対象とする点滴静注剤「DFP-10917」に関し、米食品医薬品局(FDA)と条件付きの新薬承認申請(NDA)の承認について協議する予定と発表しており、見直し買いが流入した。同社は1月8日の取引終了後に米国で実施中だった標準療法の再発又は難治のAML患者を対象としたDFP-10917単剤の臨床第3相比較試験について、安全性独立委員会から試験を中止する旨の報告を受け取ったと開示しており、翌営業日から株価水準を大きく切り下げていた。中間解析の結果、治験実施計画書で設定されていた優越性が検証されなかったという。一方、今月25日の発表のなかでは試験の中間解析データを同社が精査した結果の概略を公表。従来の療法がほとんど効かない予後不良のAMLの一部の患者集団に対してDFP-10917が優れた効果を示したことなどを明らかにした。

●ストップ高銘柄
 テクニスコ <2962>  1,317円   +300 円 (+29.5%) ストップ高   本日終値
 マスカットG <195A>  1,408円   +300 円 (+27.1%) ストップ高   本日終値
 日本伸銅 <5753>  2,999円   +500 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 三ッ星 <5820>  1,040円   +150 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値
 MCPs <4360>  1,110円   +150 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 AIメカテック <6227>  19,500円   -5,000 円 (-20.4%) ストップ安   本日終値
 など、2銘柄

株探ニュース

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