前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■養命酒 <2540> 4,050円 (-545円、-11.9%) 東証プライムの下落率トップ。養命酒製造 <2540> [東証P]が3日ぶり急反落。ツムラ <4540> [東証P]は25日未明、養命酒の株式取得に関する契約を締結したと発表した。投資会社のレノ(東京都渋谷区)が養命酒に対して株式公開買い付け(TOB)を実施し、その後養命酒の株主をレノと投資会社の湯沢(同)のみとするスクイーズアウトを行い非公開化する予定。そのうえで、レノは保有する養命酒株の全てを湯沢に譲渡した後、非事業性資産の移転を行ったうえで、湯沢が持つ養命酒株をツムラは取得する。レノによるTOB価格は1株4050円。養命酒の株価はこれにサヤ寄せする動きをみせた。ツムラは事業ポートフォリオの多様化につなげる方針。養命酒はレノによるTOBについて、賛同の意見を表明したうえで、応募に関しては株主の判断に委ねるとした。東京証券取引所は25日付で養命酒を監理銘柄(確認中)に指定した。レノによる買付予定数の下限は190万3900株。上限は設定しない。買付期間は25日から4月8日まで。 ■太陽HD <4626> 5,428円 (-668円、-11.0%) 東証プライムの下落率2位。太陽ホールディングス <4626> [東証P]が急反落。米ブルームバーグ通信が25日、「化学メーカーの太陽ホールディングス(HD)が非公開化に向けて最終調整をしていることが25日、分かった」と報じた。記事によると、単独での生き残りとファンドの傘下入りを比較検討していた同社の特別委員会が、米投資ファンドのKKRによる買収が妥当と判断したという。株式公開買い付け(TOB)価格に関して記事では「現在の株価を下回る可能性があるという」としており、これを嫌気した売りがかさんだ。 ■日本製鉄 <5401> 627.3円 (-36.6円、-5.5%) 東証プライムの下落率6位。日本製鉄 <5401> [東証P]が4日続急落。同社は24日の取引終了後、ユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行を決めたと発表した。発行規模について同日午後4時台の発表では合計で約5500億円の予定としていたが、投資家の需要を踏まえ同日午後7時台に約6000億円に増額したと開示した。将来の株式転換による希薄化リスクが意識され、株価の重荷となった。2029年満期と2031年満期の2つのCBを海外市場向けに発行する。調達資金は、USスチールの買収に関するブリッジローンの返済に全額を充当する予定。 ■高島屋 <8233> 2,107.5円 (-102円、-4.6%) 高島屋 <8233> [東証P]が大幅安で4日続落。24日の取引終了後に、1月30日に発表した28年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債(CB)の買い入れ及び消却の結果が確定したと発表。それに伴い、1月30日に修正した26年2月期の最終損益予想を130億円の黒字から105億円の赤字(前期395億2500万円の黒字)へ再下方修正しており、これを嫌気した売りが出た。なお、売上高4914億円(前期比1.4%減)、営業利益525億円(同8.7%減)は従来見通しを据え置いた。 ■みずほFG <8411> 6,643円 (-287円、-4.1%) みずほフィナンシャルグループ <8411> [東証P]が大幅安で3日続落。三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]や三井住友フィナンシャルグループ <8316> [東証P]が軟調に推移し、東証の業種別指数の銀行業は2%を超す下落となった。毎日新聞電子版が24日午後4時に「高市早苗首相が日銀の植田和男総裁と16日に会談した際、追加利上げに難色を示していたことが分かった」と報じた。政権側の意向を受けて日銀が追加利上げに消極的になった場合、市中金利の上昇に伴う貸出金利の上昇や、調達金利と運用利回りの差となる利ザヤの改善による銀行の業績拡大に対する期待が低下するとの見方から、メガバンクをはじめ銀行株の買い持ち高を圧縮する目的が膨らんだ。記事では関係者の意見として、高市首相が利上げに対して前回の会談の時より厳しい態度を示していたと伝えている。 ■キオクシア <285A> 21,465円 (-805円、-3.6%) キオクシアホールディングス <285A> [東証P]が大幅反落。前日24日の米株式市場でキオクシアの協業相手である米サンディスク が4%を超す下落となった。調査会社のシトロン・リサーチがサンディスクに関して空売りレポートを公表しており、サンディスク株の重荷となったようだ。キオクシアはツレ安を余儀なくされる形となり、半導体株全般に堅調地合いのなかで逆行安となった。 ■イビデン <4062> 9,652円 (-232円、-2.4%) イビデン <4062> [東証P]が反落。24日取引終了後、既存株主である金融機関による687万4700株の売り出しを実施すると発表した。需要状況に応じて上限103万1100株のオーバーアロットメントによる売り出しも行う。売り出し価格は3月4~9日のいずれかの日に決定する。政策保有株の縮減方針に基づき適切な株主構成のあり方について検討を進めるなか、複数の株主から売却意向を確認したため。これを受け、株式需給の悪化を懸念した売りが出た。 ※25日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース