利益成長【青天井】銘柄リスト〔第3弾〕 30社選出 <成長株特集>

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コラム

 本特集では、「利益成長“青天井”銘柄リスト」の〔第1弾〕(2月8日配信)、〔第2弾〕(2月15日配信)に続き、2月12日から18日の期間に発表された決算の中から、25年10-12月期に過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益成長が“青天井”状況にある銘柄にスポットライトを当てた。

 下表では、時価総額100億円以上の銘柄を対象に、本決算月にかかわらず、25年10-12月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を15%以上、上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している30社を選び出し、10-12月期実績の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。

 上振れ率トップとなったのは、データセクション <3905> [東証G]。25年10-12月期(第3四半期)はAIインフラ事業で昨年9月に提供を開始した世界最大規模のクラウド事業者向けAIデータセンターサービス案件が本格化し、経常利益は9.6億円と従来の四半期最高益を8.2倍上回って着地した。26年3月期の同損益は29.7億円の黒字(前期は6.1億円の赤字)に浮上し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しだ。

 2位のAiロボティクス <247A> [東証G]は、10-12月期(第3四半期)の経常利益が前年同期比4.0倍の18.4億円と3四半期ぶりに過去最高益を更新した。主力のスキンケアブランド「Yunth」でK-POPグループ「BTS」のV氏をアンバサダーに起用したほか、美容家電ブランド「Brighte」の人気商品に新色を投入したことなどが奏功し、店舗販売が大きく伸びた。新商品やヘアケアの新ブランド「Straine」が順調に成長したことも業績拡大につながった。26年3月期の同利益は前期比97.2%増の47.7億円と4期連続の最高益更新を見込む。

 3位に入った情報サービス大手のTKC <9746> [東証P]は、地方公共団体事業部門で政府の「地方公共団体情報システム標準化基本方針」が定める標準仕様への適合期限(26年3月末)を前に、顧客市町村92団体で標準準拠システムとガバメントクラウドへの移行作業が完了し、10-12月期(第1四半期)の経常利益は前年同期比2.1倍の85.3億円と7四半期ぶりに過去最高益を更新した。26年9月期の同利益は前期比3.1%増の171億円と11期連続の最高益更新を計画している。

 4位の西日本鉄道 <9031> [東証P]は10-12月期(第3四半期)の経常利益が前年同期比58.7%増の146億円と2四半期連続の最高益更新を遂げた。住宅事業におけるマンション販売戸数の増加や国際物流事業での輸出入取扱高の伸長に加え、出資する大名プロジェクト特定目的会社での信託受益権の一部売却や福岡国際空港の利益増加に伴い、持ち分法投資利益が膨らんだことも利益を大きく押し上げた。好調な業績を踏まえ、減益予想だった26年3月期の同利益を一転して2期連続の最高益見通しに上方修正したことを受けて、株価は約4年11ヵ月ぶりの高値圏に急浮上している。

 続く5位には、X線分析装置の世界大手であるリガク・ホールディングス <268A> [東証P]がリスト入りした。10-12月期(第4四半期)は半導体プロセス・コントロール機器事業で旺盛なAI(人工知能)需要を追い風にDRAMや3次元NAND型フラッシュメモリー向けの販売が拡大したほか、次世代技術開発案件を中心とした半導体製造装置向けも大きく増加し、税引き前利益は前年同期比53.5%増の98.7億円と4四半期ぶりに過去最高益を更新した。同時に発表した26年12月期の同利益は前期比15.2%増の184億円と2期ぶりに最高益を更新する見通しを示した。株価は上場来高値を更新中だ。

 6位の松田産業 <7456> [東証P]は主力の貴金属関連事業で宝飾分野を含めた貴金属リサイクル取扱量が増加したうえ、貴金属相場の高騰が追い風となり、10-12月期(第3四半期)の経常利益は73.6億円と過去最高だった前年同期を49.3%上回って着地。畜産品・農産品の販売増加や値上げ効果で食品関連事業が拡大したことも大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、最高益予想だった26年3月期の同利益を従来の162億円→210億円に上方修正したことも好感され、株価は上場来高値圏を快走する展開となっている。

           ┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名     上振れ率 10-12月 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高  PER
<3905> データセク     719   966   118   1701   2972   165 30.3
<247A> Aiロボ      130  1841   801   97.2   4775   2422 23.6
<9746> TKC      60.5  8536   5320    3.1  17100  16590 16.8
<9031> 西鉄       57.1  14604   9297   19.4  34300  28739  7.7
<268A> リガクHD    53.5  9876   6433    2.4  18400  17977 29.7 *
<7456> 松田産業     49.3  7363   4933   51.7  21000  13843 12.9
<7806> MTG      48.2  5651   3812   30.5  14000  10731 22.0
<6574> コンヴァノ    46.8  2572   1752   3508   5990   166 16.9 *
<6227> AIメカ     45.8  2715   1862    139   4499   1884 38.7
<7819> 粧美堂      40.3   655   467    4.9   1550   1478 17.1

<2180> サニーサイド   39.0   998   718   37.6   2250   1635 11.3
<6834> 精工技研     35.8  2260   1664   30.2   7200   5530 40.5
<7409> エアロエッジ   35.6   484   357   20.0   1010   842 91.5
<2998> クリアル     34.1  1074   801   36.6   2500   1830 15.8
<2986> LAホールデ   32.0  4235   3209   86.5  16700   8956  6.5
<7047> ポート      28.5  1327   1033   36.4   4000   2932 12.3 *
<8804> 東建物      27.9  36734  28714    3.0  80500  78187 13.7
<6540> 船場       26.8   985   777    0.0   2350   2349 12.5
<4396> システムサポ   26.3  1036   820   28.3   2880   2244 14.0
<6547> グリーンズ    25.6  2969   2364    9.5   6400   5843  9.0

<7638> NEWART   25.5  1734   1382   28.5   4600   3580 12.0
<9428> クロップス    25.2  1191   951   27.6   3410   2672 12.2
<1847> イチケン     22.9  2838   2310   19.7   8100   6769  8.0
<7389> あいちFG    22.1  10901   8931    107  26000  12584 17.2
<5706> 三井金属     21.5  35373  29122   57.0  120000  76410 22.0
<5922> 那須鉄      19.6  1154   965    8.4   3198   2951  9.9
<7781> 平山       18.8   589   496    3.8   1349   1300 12.9
<3923> ラクス      18.1  4806   4069   56.6  16000  10218 24.2
<5592> くすりの窓口   17.7   759   645   23.7   2400   1940 11.9
<8136> サンリオ     17.5  23741  20205   42.9  76400  53453 26.4

※ 2025年1月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した03年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
※過去最高益は同一会計基準内が対象。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。

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