話題株ピックアップ【夕刊】(1):トライアル、アレンザHD、サンリオ
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■トライアル <141A> 3,890円 +700 円 (+21.9%) ストップ高 本日終値 トライアルホールディングス<141A>がストップ高の水準となる前営業日比700円高の3890円に買われ、2024年9月につけた上場来高値を更新した。同社は12日の取引終了後、26年6月期第2四半期累計(7~12月)の連結決算発表にあわせ、中期経営計画を公表した。最終年度となる29年6月期に売上高1兆6300億円(26年6月期予想は1兆3225億円)、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)1000億円(同663億円)、営業利益640億円(同254億円)に拡大させる方針。今期は一時的に低下を見込むROE(自己資本利益率)に関しては16.5%(25年6月期実績9.7%)に高める目標を掲げた。事業の更なる成長を期待した投資資金の流入につながった。西友を子会社化したトライアルはPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)を推進しシナジーの最大化に努めるほか、既存事業の収益性とキャッシュ創出力を高めつつ、デジタル戦略の実行により競争力の強化につなげる。「TRIAL GO」については3カ年で100店の新規出店を計画する。同時に発表した12月中間期の売上高は前年同期比67.0%増の6741億1700万円、営業利益は同71.9%増の166億7700万円となった。経常利益と最終利益は会社計画を上回って着地している。 ■アレンザHD <3546> 1,462円 +250 円 (+20.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率トップ アレンザホールディングス<3546>は急騰。同社は13日未明、コーナン商事<7516>から非公開化を目的としたTOBを受けたことを明らかにした。TOB価格は1株1465円。これにサヤ寄せする格好となっている。買い付け予定数は1494万3133株(下限474万4300株、上限設定なし)、買い付け期間は2月13日~3月30日。TOB成立後にアレンザHD株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は13日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。なお、アレンザHDの親会社であるバローホールディングス<9956>はこのTOBに応募しない。最終的にアレンザHDの株主はバローHD、コーナンの2社のみとなる見通し。 ■コロンビア・ワークス <146A> 4,335円 +700 円 (+19.3%) ストップ高 本日終値 コロンビア・ワークス<146A>はストップ高の水準となる4335円に買われ、上場来高値を更新した。12日の取引終了後に25年12月期の連結決算を発表。あわせて今期の業績予想を公表した。今期の売上高は前期比49.4%増の554億円、営業利益は同26.1%増の76億円、最終利益は同21.2%増の42億円を計画する。また、前期の配当をこれまでの予想から8円増額したうえで、年間配当予想は同16円増配の94円とした。業況と増配計画を評価した買いが集まったようだ。今期の営業利益は、中期経営計画の目標を1年前倒して達成する予想となる。不動産開発事業、不動産運営事業ともに高成長を見込み、賃貸管理事業とアセットマネジメント事業は昨年8月開示の中期計画を上回るペースで進捗すると想定。今期中に政策金利が0.5%程度引き上げられるとの前提で、金利上昇を受けた販売価格の下落の影響について業績予想に織り込んだ。25年12月期の売上高は前の期比76.7%増の370億8400万円、最終利益は同54.8%増の34億6400万円となった。 ■バッファロー <6676> 5,420円 +700 円 (+14.8%) ストップ高 本日終値 12日に決算を発表。「今期経常を一転3%増益に上方修正」が好感された。 バッファロー <6676> [東証S] が2月12日大引け後(15:40)に決算を発表。26年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比25.9%増の84.9億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の83億円→93億円(前期は90.3億円)に12.0%上方修正し、一転して3.0%増益見通しとなった。 同時に発表した「1→2の株式分割を実施」も買い材料。 3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。 同時に発表した「1.23%の自社株消却を実施」も買い材料。 発行済み株式数の1.23%にあたる15万株の自社株を消却する。消却予定日は2月27日。 ■サンリオ <8136> 5,464円 +700 円 (+14.7%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率3位 サンリオ<8136>がストップ高の5464円に買われた。12日の取引終了後に26年3月期の連結業績予想について、売上高を1843億円から1906億円(前期比31.5%増)へ、営業利益を702億円から751億円(同45.0%増)へ、純利益を494億円から520億円(同24.6%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を31円から35円へ引き上げ年間配当予想を66円(前期53円)としたことが好感された。グローバルで推し進めている複数キャラクター戦略やさまざまな施策が奏功し、「クロミ」や「マイメロディ」などのキャラクターの人気が更に高まり第3四半期時点の業績が計画を上回っていることに加えて、第4四半期においても引き続き堅調な売り上げが見込まれることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高1431億9400万円(前年同期比36.7%増)、営業利益623億9800万円(同51.8%増)、純利益436億7900万円(同29.3%増)だった。あわせて、3月31日を基準日とする1株から5株への株式分割と株主優待の優待内容の変更を発表しており、これも好材料視された。優待内容に関しては従来、紙のチケットで配布していたテーマパーク共通優待券と株主優待券を廃止し、サンリオグループ共通の会員サービス「Sanrio+」で取得できる「電子チケット(テーマパーク共通優待券)」と「電子クーポン(株主優待券)」を提供する。なお、「電子チケット(テーマパーク共通優待券)」は内容に変更はない。 ■シチズン時計 <7762> 1,702円 +212 円 (+14.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位 シチズン時計<7762>はマドを開けて上放れし4連騰。12日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の3270億円から3375億円(前期比6.5%増)、最終利益予想を220億円から240億円(同0.5%増)に引き上げた。最終利益は減益予想から一転増益を見込んでおり、業況を好感した買いが集まった。各事業で前回予想を上回る業績を見込むなか、主力の時計事業は北米を中心に「シチズン」「ブローバ」ブランドの好調が続く。加えて、自社ECの伸長や販売単価の上昇、ムーブメント販売が堅調に推移していることも業績に寄与する。更に、CNC自動施盤を展開する工作機械事業は増収増益に転じる。医療関連が堅調であることや半導体関連の需要が増えていることが追い風になった。4~12月期は売上高が2571億500万円(前年同期比6.4%増)、最終利益が222億2300万円(同0.1%増)で着地した。営業利益及び経常利益は大幅増益であるものの、特別損失として過年度関税等及び過年度関税等引当金繰入額を計上したことが響き、最終増益幅は縮小した。 ■ベルテクス <5290> 1,529円 +165 円 (+12.1%) 本日終値 12日に決算を発表。「今期最終を一転2.2倍増益に上方修正・7期ぶり最高益更新へ」が好感された。 ベルテクスコーポレーション <5290> [東証S] が2月12日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比3.0倍の90億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の42.9億円→105億円(前期は48.2億円)に2.4倍上方修正し、一転して2.2倍増益を見込み、一気に7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。 ■日機装 <6376> 2,285円 +234 円 (+11.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位 日機装<6376>が後場終盤に急騰し、上場来高値を更新した。同社は13日午後3時、26年12月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比8.3%増の2335億円、営業利益は同7.6%増の165億円を計画する。また、前期の配当を従来の予想から4円増額したうえで、今期の年間配当予想は同10円増配の50円とした。同時に発表した中期経営計画では28年12月期に売上高2700億円、営業利益220億円に伸ばす目標を掲げている。26年12月期は最終減益の見通しながら、本業の部分の成長シナリオと今期増配計画を評価した買いが集まったようだ。 ■名村造船所 <7014> 5,430円 +555 円 (+11.4%) 本日終値 名村造船所<7014>が急反発。同社は12日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を引き上げており、好感された。今期の売上高予想は従来の見通しから20億円増額して1600億円(前期比0.5%増)、最終利益予想は30億円増額して180億円(同31.4%増)に見直した。新造船事業での原価低減効果に加え、ドル円相場が想定よりも円安で推移したことなどを踏まえた。4~12月期の売上高は1153億300万円(前年同期比4.5%減)、最終利益は153億5900万円(同31.8%減)となった。 ■ソディック <6143> 1,312円 +109 円 (+9.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位 ソディック<6143>が後場終盤になってプラス圏に急浮上し連日の昨年来高値更新。午後3時ごろに上限を100万株(自己株式を除く発行済み株数の1.97%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表。また、26年12月期の配当予想を中間20円・期末15円の年35円(前期29円)にすると発表しており、これらを好感した買いが入った。中間配当で設立50周年を記念して記念配当6円を実施する。一方、自社株の取得期間は2月16日から4月15日までで、株主還元の強化及び経営環境の変化に対応した機動的資本政策により、株式価値の向上を図るのが狙い。同時に発表した26年12月期連結業績予想は、売上高885億円(前期比9.8%増)、営業利益55億円(同30.2%増)、純利益51億円(同13.0%増)を見込む。工作機械事業で、生成AIの普及に伴い設備投資が増加しているデータセンター向けの光通信デバイス、超精密度光コネクタ関連などへの需要拡大が見込まれるほか、産業機械事業でもデータセンターの増加による電子部品向けの需要拡大を見込む。なお、25年12月期決算は、売上高805億7200万円(前の期比9.4%増)、営業利益42億2400万円(同89.4%増)、純利益45億1400万円(同9.7%増)だった。 株探ニュース