話題株ピックアップ【夕刊】(2):アルバック、FUJI、藤倉化

投稿:

材料

■アルバック <6728>  10,320円   +1,503 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値
 アルバック<6728>がストップ高。同社は真空技術を強みとし、半導体製造工程で用いられるスパッタリング装置などを展開する。前営業日の10日取引終了後に発表した26年6月期第2四半期累計(25年7~12月)の連結決算は減収減益となったものの、受注高は1371億円と前年同期比で18%増となり、計画の1200億円を上回って着地。半導体・ディスプレー関連での受注の増加が寄与したという。更に同社は決算説明資料のなかで、レアアース磁石関連での事業拡大の機会が到来したと言及。真空誘導溶解炉や真空焼結炉、真空熱処理炉などシェアトップの装置について、ネオジム磁石の製造工程での適用拡大が進むとの投資家の期待が広がり、物色人気化につながったとみられている。なお、同社は希望退職者の募集も発表。東北工場や九州工場などに所属する従業員約170人を対象とする。

■FUJI <6134>  4,863円   +700 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値
 FUJI<6134>がストップ高。10日の取引終了後に26年3月期の連結業績予想について、売上高を1650億円から1830億円(前期比43.7%増)へ、営業利益を220億円から306億円(同2.2倍)へ、純利益を176億円から244億円(同2.2倍)へ上方修正したことを好感した買いが流入した。ロボットソリューション事業でアジア地域におけるサーバー関連を中心とした活発な設備投資需要が継続していることが要因としている。また、モジュール型高速電子部品装着機の主力機種が「NXT3」から「NXTR」へ切り替えが加速していることなども寄与する。なお、同時に発表した第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高1272億9100万円(前年同期比36.0%増)、営業利益188億4700万円(同92.5%増)、純利益160億7200万円(同90.2%増)だった。

■藤倉化成 <4620>  1,060円   +150 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値
 藤倉化成<4620>が後場急伸しストップ高の1060円に買われた。午後2時ごろに26年3月期の連結業績予想の上方修正を発表したことが好感された。売上高を535億円から550億円(前期比1.0%減)へ、営業利益を16億円から20億円(同53.1%増)へ、純利益を12億円から23億円(同4.5倍)へ上方修正したことが好感された。塗料セグメントで集合住宅向けを中心にリフォーム用塗料の販売が堅調に推移していることに加えて、付加価値製品の販売が好調なことが牽引する。また、原料価格の高騰が落ち着きつつあることや売価改定の進捗に伴う利益率の改善も寄与する。なお、同時に発表した第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高414億8900万円(前年同期比2.7%減)、営業利益17億8000万円(同57.2%増)、純利益16億2100万円(同40.0%増)だった。

■ノーリツ <5943>  2,526円   +354 円 (+16.3%)  本日終値
 ノーリツ<5943>が3連騰し昨年来高値を更新。10日の取引終了後に発表した26年12月期の連結業績予想について、売上高2100億円(前期比3.9%増)、営業利益45億円(同4.6%増)、純利益86億円(同2.6倍)を見込み、年間配当予想を前期比20円増の94円としたことが好感された。国内で環境配慮型商品や社会課題解決型商品などの拡販によるトップラインの押し上げを狙うほか、中国で上海以外の地域での温水機器の販売拡大と厨房分野の強化、固定費削減の継続により収益の安定化を図る。また、北米エリアで業務用機器の販売拡大やエネルギーシフトに対応したヒートポンプ商材の取り組みを強化し黒字継続を目指すとしている。なお、最終利益は政策保有株の売却による特別利益計上を予定している。同時に発表した25年12月期決算は、売上高2020億4900万円(前の期比0.1%減)、営業利益43億円(同79.5%増)、純利益33億5800万円(同23.4%減)だった。また、上限を55万株(自己株式を除く発行済み株数の1.20%)、または10億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は2月12日から12月31日までで、資本構成の改善による資本効率の向上と株主還元の強化を図ることが目的としている。

■資生堂 <4911>  3,223円   +440.5 円 (+15.8%)  本日終値
 資生堂<4911>がマドを開けて急反発し、3000円台に乗せて昨年来高値を更新した。同社は前営業日となる10日の取引終了後、25年12月期の連結決算発表にあわせ、26年12月期の業績予想を開示した。今期の売上高は9900億円(前期比2.1%増)、最終損益は420億円の黒字(前期は406億8000万円の赤字)を見込む。年間配当予想は60円(前期比20円増)とした。これらを好感した買いが集まっている。構造改革の効果により利益体質が改善する。日本やアジアパシフィック、米州、欧州の各事業で売上高は1ケタ台の増加を計画。中国・トラベルリテール事業では1ケタ台前半の減収を見込む。25年12月期の売上高は9699億9200万円(前の期比2.1%減)。2期連続の最終赤字となった。売上高は米州事業の苦戦により、為替や事業譲渡・買収の影響を除いた実質ベースで予想を下回った半面、円安によるプラス影響が出た。コストマネジメントが奏功し、構造改革費用などを含む非経常項目が想定を下回ったことなどもあって、売上高は計画に対し上振れし、最終損益の赤字幅は計画よりも縮小して着地した。

■オープンハウスグループ <3288>  11,045円   +1,500 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値
 オープンハウスグループ<3288>がストップ高で上場来高値を更新。10日の取引終了後、26年9月期の連結業績予想について、営業利益を1700億円から1745億円(前期比19.6%増)へ、純利益を1120億円から1155億円(同14.7%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各94円の年188円から中間・期末各100円の年200円に引き上げたことが好感された。売上高は1兆4850億円(同11.1%増)の従来見通しを据え置いたものの、首都圏を中心とした都市部における高い需要に加え、マンション価格の高騰並びに供給減少を受けて、戸建関連事業が順調に推移することが見込まれるという。同時に発表した第1四半期(25年10~12月)決算は、売上高3298億5000万円(前年同期比4.3%増)、営業利益402億9200万円(同17.3%増)、純利益274億700万円(同19.6%増)だった。収益不動産事業が、顧客とする事業法人、富裕層が投資対象とする賃貸マンション、オフィスビルなどに対する高い需要を背景に好調に推移したことが牽引した。一方、主力の戸建関連事業は、引き渡しこそ前年同期並みとなったが、展開エリアにおける戸建住宅に対する需要が回復傾向にあり、販売契約が好調に推移した。

■MTG <7806>  5,030円   +630 円 (+14.3%)  本日終値
 MTG<7806>が3連騰。この日の寄り前に、26年9月期の連結業績予想について、売上高を1200億円から1280億円(前期比29.5%増)へ、営業利益を130億円から140億円(同31.3%増)へ、純利益を90億円から95億円(同19.7%増)へ上方修正したことが好感された。ヘアコスメカテゴリーをはじめ全ての分野で「ReFa」ブランドが好調に推移したほか、メディカル新商品が好調だった「SIXPAD」ブランドやテレビCM効果もあった「ReD」ブランドなどの売り上げが想定を大きく上回っていることが要因。また、ブランド力向上や新商品売上比率の向上による粗利益の増加も寄与する。なお、同時に発表した第1四半期(10~12月)決算は、売上高344億1000万円(前年同期比45.4%増)、営業利益56億6200万円(同53.9%増)、純利益39億4500万円(同66.1%増)だった。

■ツカダGHD <2418>  689円   +84 円 (+13.9%)  本日終値
 ツカダ・グローバルホールディング<2418>が3連騰。10日の取引終了後に発表した26年12月期連結業績予想で、売上高777億9700万円(前期比6.4%増)、営業利益100億9500万円(同5.8%増)、純利益60億1400万円(同26.1%増)と増収増益を見込み、年間配当予想を前期比2円増の14円としたことが好感された。婚礼受託事業の拡大やフォトウエディングの出店強化を通じて受注強化を図るほか、価値創造型の運営を推進することで施行単価及び収益性の向上を目指すとしている。同時に発表した25年12月期決算は、売上高730億9500万円(前の期比15.0%増)、営業利益95億4000万円(同28.8%増)、純利益47億6800万円(同7.4%減)だった。婚礼施行単価が緩やかに回復していることに加えて、インバウンド需要で国内ラグジュアリーホテルが堅調に推移したことなどが寄与し売上高、営業利益は増加したが、減損処理による投資有価証券評価損を計上したことで最終利益は減少した。また、上限を35万株(自己株式を除く発行済み株数の0.74%)、または2億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は2月24日から5月31日までで、株主還元の更なる充実と資本効率の向上を図るのが狙い。

■オキサイド <6521>  2,955円   +356 円 (+13.7%)  本日終値
 オキサイド<6521>が急騰を演じ、昨年6月17日につけた昨年来高値2786円を一気に突き抜け3000円大台近辺まで駆け上がる場面があった。光学分野における酸化物単結晶やレーザー光源、光デバイス開発のニッチトップで、傾注する半導体検査装置向け紫外レーザーが成長エンジンとして期待されている。また、同社が製造する酸化物単結晶などの製造技術は、超高速・低遅延通信が必須となるAIデータセンター向けで重要な役割を担う。「高市政権下での国策関連銘柄の一角としての位置付け」(中堅証券ストラテジスト)で投資資金の攻勢が強まったもようだ。

■福山通運 <9075>  5,350円   +595 円 (+12.5%)  本日終値
 福山通運<9075>が急反騰。2020年9月以来、およそ5年5カ月ぶりの高値圏で推移している。前営業日の10日取引終了後に発表した26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算は、売上高が前年同期比4.7%増の2395億1800万円、最終利益が同47.4%増の142億2200万円となった。人件費などの費用負担が重くのしかかる運送業にあって、貸切件数の増加や単価改定による効果が発現する形となった。営業・経常・最終利益はいずれも通期計画を上回り、自社株買いと消却の発表も相まって、業況と株主還元姿勢が評価されたようだ。

株探ニュース

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。