株価指数先物【寄り前】 +3σでの過熱感を警戒も、押し目待ち狙いのロング対応
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大阪3月限ナイトセッション 日経225先物 58160 +560 (+0.97%) TOPIX先物 3876.0 +21.0 (+0.54%) シカゴ日経平均先物 58155 +555 (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 11日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が小幅に下落。1月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比13万人増と、市場予想(7万人増程度)を上回り、約1年ぶりの大幅増だった。失業率は4.3%(12月は4.4%)に低下した。この結果を受けてNYダウは300ドルあまり上昇する場面があったが、過熱感による利益確定の売りが出やすく、買い一巡後は下落に転じた。また、雇用統計を受けて米利下げ観測が後退したことも重荷になったようだ。 NYダウ構成銘柄ではキャタピラー、ベライゾン・コミュニケーションズ 、コカ・コーラ 、ユナイテッドヘルス・グループ 、シェブロン が買われた。半面、AI開発ベンチャーのアンソロピックによる最新AIモデルがソフトウエアやコンサルティング企業の脅威になるとの見方は根強く、IBM が6%を超える下落となったほか、セールスフォース の下げが目立った。そのほか、ボーイング 、アメリカン・エキスプレス 、JPモルガン・チェース が軟調。 シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比555円高の5万8155円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは日中比120円高の5万7720円で始まった。直後に5万8480円まで買われた後は軟化し、10日の米国市場の取引開始後には5万7540円まで売られる場面もみられた。ただ、押し目待ち狙いの買い意欲は強く、その後は5万7850円から5万8300円辺りで保ち合いを継続。 11日の米国市場の取引開始後にレンジを上抜くと、5万8520円まで買われる場面もみられた。買い一巡後に5万7750円まで上げ幅を縮めたものの、終盤にかけてロング優勢となり、5万8000円から5万8300円辺りでのレンジ推移を経て、日中比560円高の5万8160円でナイトセッションの取引を終えている。 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになろう。ボリンジャーバンドの+2σ(5万6930円)と+3σ(5万8460円)、週足では+2σ(5万7010円)と+3σ(5万9480円)とのレンジが意識されている。短期的な過熱感が警戒されやすいが、ナイトセッションでは5万7500円辺りで底堅さがみられており、オプション権利行使価格の5万7500円から5万8500円を想定。 5万8000円処での底堅さがみられる局面では、週足の+3σが射程に入ると考えられ、5万8000円から5万9000円辺りが意識されそうである。短期的な過熱感もあって値幅の出やすい状況だが、ショートからのエントリーは控え、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせそうだ。 11日の米VIX指数は、17.65(10日は17.79)に低下した。一時18.96まで上昇しているが、その後は16.75まで低下する場面もみられた。25日移動平均線(17.02)、75日線(17.20)、200日線(17.29)が支持線として機能してくる状況だが、全般小動きでの推移だったこともあり、リスク選好に傾きやすい。 10日のNT倍率は先物中心限月で14.94倍に上昇した。前日は14.61倍に低下する場面もみられていたが、15.01倍に上昇して始まると、その後は75日線(14.94倍)での攻防をみせており、同線が支持線として意識されてくるかを見極めたいところであろう。一方で、75日線に上値を抑えられるようだと、25日線(14.83倍)辺りを意識してのNTショートに振れやすくなりそうだ。 株探ニュース