話題株ピックアップ【夕刊】(1):古河機金、日産化、マツダ
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■立川ブラインド工業 <7989> 2,514円 +500 円 (+24.8%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ 立川ブラインド工業<7989>が後場ストップ高。同社は10日午後2時、25年12月期の連結決算発表にあわせ、新たな中期経営計画を公表した。このなかで株主還元に関し、配当方針でDOE(株主資本配当率)基準を設定し、DOE4.0%を下限とし、年間120円以上の配当を実施する計画を示した。これを踏まえ、今期の年間配当予想は前期比50円増配の120円としており、配当利回りの高さに着目した買いが入った。中期計画ではこのほか、28年12月期の売上高を458億5000万円(25年12月期実績426億2300万円)、営業利益を48億5000万円(同44億1100万円)に伸ばす目標を掲げた。ROE(自己資本利益率)は28年12月期に7.0%以上の水準を目指す。室内外装飾関連事業では調光ファブリック製品を中心にファブリック関連を強化する方針。高機能製品の開発や成長製品の生産体制の整備にも取り組む。 ■イノテック <9880> 2,779円 +477 円 (+20.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位 イノテック<9880>が大幅高で、昨年来高値を更新した。同社は9日取引終了後、26年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の27億5000万円から30億円(前期比58.9%増)に引き上げた。売上高予想も455億円から465億円(同10.8%増)に上方修正。メモリーテスターの海外向け販売が堅調なことに加え、国内向けの需要回復が見込まれること、子会社で上期に計上した為替差損が縮小傾向にあることが主な要因だとしている。また、期末配当を従来計画比5円増額の40円とすることも発表。これにより、中間配当の35円とあわせた年間配当は75円(前期は70円)となる。 ■ヨコオ <6800> 3,105円 +504 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率5位 ヨコオ<6800>が後場急騰し、ストップ高の水準となる前営業日比504円高の3105円に買われた。2021年2月以来、約5年ぶりの高値水準となる。きょう正午ごろ、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。売上高予想を前回予想の875億円から890億円(前期比7.4%増)、営業利益予想を40億円から45億円(同6.5%増)に引き上げた。営業利益は減益予想から一転増益を見込んでおり、業況を好感した買いが集まっている。期末配当予想は2円増額の27円とする。年間配当予想は52円(前期は48円)になる。売上高については4~12月期の実績と直近の受注見通しを反映した。利益面では電気機器用コネクター部門で金をはじめ原材料価格の上昇によるコストアップが継続するものの、回路検査用コネクター部門における生成AI関連の検査需要の拡大による受注増が利益を押し上げる。為替差益の縮小が見込まれるなか、営業増益などを踏まえ、最終利益予想は据え置いた。4~12月期は売上高が660億5700万円(前年同期比6.8%増)、営業利益が32億6500万円(同5.3%増)、最終利益は23億6100万円(同7.6%減)だった。 ■古河機械金属 <5715> 6,190円 +1,000 円 (+19.3%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率6位 古河機械金属<5715>がストップ高。土木・鉱山用クレーンや削岩機などを手掛けるがその高い技術力を駆使して、早くからレアアース回収機材の開発に力を注ぐなど国策テーマに乗る銘柄としてマーケットでも注目度が高い。足もとの業績も好調で、9日取引終了後に26年3月期業績予想の上方修正を開示、経常利益は従来予想の94億円から109億円(前期比12%増)に増額した。減益予想から一転して2ケタ増益予想に変わった。銅市況の上昇などが追い風となっているほか、売上高の半分近くを占める金属部門の収益が想定を上回る。為替差益の発生も利益押し上げに寄与している。更に好業績を背景に年間配当を従来計画比10円上乗せし80円(前期実績は70円)に増額することを発表。併せて自己株式消却も開示した。発行済み株式数10.7%相当の390万株を今月27日付で消却するとしており、株式価値向上や需給改善に対する思惑も株価上昇を強く支援している。 ■酉島製作所 <6363> 2,734円 +432 円 (+18.8%) 一時ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率7位 酉島製作所<6363>が後場に一時ストップ高に買われ、昨年来高値を更新した。同社は10日、住友重機械工業<6302>から新日本造機の株式を取得し、子会社化すると発表した。新日本造機は蒸気タービンやポンプの製造・販売・アフターサービスを展開する世界屈指の機械メーカーという。買収による企業価値の向上を期待した買いが集まった。取得価額はアドバイザリー費用などを除き149億円の見込み。株式譲渡実行日は7月1日を予定する。酉島の発表を受け、東京証券取引所は10日、同社株の売買を午後2時00分から2時15分まで一時停止した。 ■日産化学 <4021> 6,869円 +1,000 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率8位 日産化学<4021>がストップ高。同社は9日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比11.8%増の1954億3500万円、営業利益は同9.5%増の449億8400万円、最終利益は同10.5%増の350億4300万円だった。10~12月期は売上高が約15%増、営業利益が約21%増となっている。業況を評価した買いが集まった。10~12月期は機能性材料部門において半導体材料が想定に対して上振れしたほか、農業化学品部門では殺菌剤のライメイや殺虫剤のグレーシアが計画を上回って推移した。 ■荏原実業 <6328> 2,601円 +376 円 (+16.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位 荏原実業<6328>が急伸し上場来高値を更新した。同社は9日の取引終了後、25年12月期の連結決算を発表。あわせて26年12月期の業績予想を公表し、今期は売上高が前期比6.8%増の440億円、最終利益が同2.6%増の45億円になる見通しを示した。前期に続き、過去最高益を連続で更新する見込み。年間配当予想は75円とした。前期の年間配当は株式分割後ベースで60円であり、実質的に増配を計画する。更に、取得総数60万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.52%)、取得総額10億円を上限とする自社株買いの実施も開示しており、これらを好感した買いが入った。高水準の受注残高を背景に増収を見込むほか、注力分野である「防災・減災」や「蓄電池」「水産」で受注高の増加も計画。陸上養殖設備関連で大型案件の受注を見込み、水処理プラント分野が伸長する。25年12月期の売上高は前の期比9.9%増の412億1100万円、最終利益は同38.8%増の43億8400万円となり、計画に対して上振れして着地した。自社株の取得期間は2月10日から8月31日まで。 ■ヤギ <7460> 4,045円 +535 円 (+15.2%) 本日終値 ヤギ<7460>がマドを開けて上放れし、4000円台に乗せて上場来高値を更新している。9日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。売上高予想を従来予想の900億円から840億円(前期比0.7%増)に引き下げたものの、営業利益予想を36億円から40億円(同12.0%増)、最終利益予想を26億5000万円から35億円(同33.3%増)に引き上げた。期末配当予想は36円増額の97円に変更しており、年間配当予想は147円(前期は90円)となる。収益性の向上と配当増額を好感した買いが集まっている。グローバル市場への展開を積極的に推進するなか、中国経済の減速や国際的な地政学リスクが高い状態が続いていることなどから、売り上げは従来予想を下回る。一方、高付加価値商材を軸とした積極的な販売活動や生産性の向上などが各利益を押し上げる。4~12月期は売上高が633億6400万円(前年同期比2.8%増)、営業利益が39億4400万円(同45.0%増)、最終利益が35億7900万円(同83.3%増)だった。最終利益には受取配当金の増加や前年同期にあった持分法による投資損失の反動なども貢献した。 ■日比谷総合設備 <1982> 5,970円 +650 円 (+12.2%) 本日終値 日比谷総合設備<1982>が後場に上げ幅を急拡大。連日の上場来高値更新となり、6000円台に乗せた。この日、26年3月期の業績・配当予想の上方修正と1対2の株式分割の実施を発表しており、株価の刺激材料となった。今期の売上高予想は従来の見通しから8億円増額して943億円(前期比5.0%増)、最終利益予想は13億円増額して73億円(同23.6%増)に引き上げた。手持ち工事が順調に進捗し、利益率も改善する。受注高に関しては大型案件の受注が進み、当初の予想を65億円上回る1020億円になる見通し。期末配当予想は30円増額して80円に見直した。年間配当予想は130円(前期は94円)となる。株式分割は4月1日を効力発生日とする。4~12月期の売上高は643億3600万円(前年同期比13.3%増)、最終利益は51億4400万円(同65.6%増)となった。 ■マツダ <7261> 1,357.5円 +145.5 円 (+12.0%) 本日終値 マツダ<7261>が後場に急騰、昨年来高値を更新した。同社は10日午後1時30分、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。売上高は3兆5014億9900万円(前年同期比5.1%減)、営業損益は231億2000万円の赤字(前年同期は1482億5400万円の黒字)、最終利益は147億1000万円の赤字(同905億7900万円の黒字)となった。9カ月間の累計では営業赤字となったものの、10~12月期では営業黒字を確保した。関税コストを打ち返し、短期間で黒字化したことを評価した買いが集まった。通期の業績予想は、売上高において従来の見通しから800億円減額し4兆8200億円(前期比4.0%減)に見直した一方、経常利益予想は100億円増額して780億円(同58.7%減)に引き上げた。営業利益と最終利益の見通しは据え置いた。今期のグローバル販売台数の計画は128万台と、11月公表時点から2万台引き下げた。北米向けの販売台数見通しは61万台で据え置いた。 株探ニュース
